3月30日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『つばさ』も、まる3ヶ月が過ぎ、折り返し地点を過ぎました。
ヒロインは、川越の老舗和菓子屋「甘玉堂」の長女つばさ。元気で、明るく、健気で、ちょっとそそっかしいヒロインに、多部未華子(20)が扮しています。
朝ドラのヒロインといえば、かつては新進女優の登竜門といわれたものでした。しかし多部未華子は、演技力にはすでに定評があり、キャリア・実績も申し分なし。
主演映画を、ざっと挙げてみても、
『ルート225』(2006年)
『夜のピクニック』(2006年)
『フィッシュストーリー』(2009年)
いずれも大いに話題を集めた作品ばかりです。この3作の共通点にお気づきでしょうか。
『ルート225』は、藤野千夜さん。
『夜のピクニック』は、恩田陸さん。
『フィッシュストーリー』は、伊坂幸太郎さん。
いずれも日本の現代文学が原作。当代の人気作家の小説なのです。
新人時代には
『理由』(2004年)にも出演しています。こちらも、大ベストセラーになった宮部みゆきさんの直木賞受賞作です。
つくづく、現代文学に縁がある女優といえるでしょう。
『つばさ』で多部ファンになった方は、まず原作をお読みいただいて、「あのつばさが、小説中のこの役に扮するのか」と想像をめぐらせてはいかがでしょうか。
(2009年7月9日)