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『おくりびと』と『納棺夫日記』 世界が日本の死を理解した日 教養編9 NEW!
青木新門


生者が死者を「おくる」とは? いま明される、世界が評価した映画『おくりびと』の誕生秘話。

「蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた。」この一文こそ、『納棺夫日記』の核心であり、著者と当時27歳の俳優、本木雅弘の「出会い」だった。アカデミー外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の原作は、いかにして生まれたのか? 筆者が納棺夫という職業を選び、3000体にも及ぶ「死の現場」に立ち会うことで、何を感じたのか? 映画では語られなかった、宗教や永遠について、著者が改めて世界に問いかける。
 
貧困を往く 続・私の「蟹工船」日記 教養編8 NEW!
末永直海


大企業社員になりすましての「勧誘電話」業務。そこは40歳を超えた派遣労働者の荒野だった。

骨折して労災も降りない過酷な工事現場の派遣から、コールセンターでのテレホンアポインターへ。「40代も応援します」と謳い、空調のきいたオフィスで、座ってできる営業……だが、晴れやかな気分は一転した。一流企業『X』の社員になりすまし、全国の小売り店に片っ端から電話をかけ、インターネットのショッピングモールへの出店を勧める。40代派遣労働者たちが期待していた仕事に、なぜかくも「騙された感」がつきまとうのか?
 
私の「蟹工船」日記 教養編7 NEW!
末永直海


書く仕事から遠ざかり、気付けば多重債務者に。たどり着いた「日雇い派遣」で見たものは。

たかが貧乏、されど貧乏。筆者の左脇腹には、今も後遺症が残る打撲の跡がある。肋骨2本の骨折は、日雇い派遣で生コンのデリバリー作業に従事していた筆者が、7トンのミキサー車を誘導中、起こった事故だった。書きたいという作家生活への思いが恋情のように募っても、過酷で低賃金の労働環境が、肉体を限界ギリギリに追い込み、百円ショップの原稿用紙のマスは埋まらず……作家が直面した日雇い派遣の現実とは!!
 
雑誌ジャーナリズムは死なない 教養編6 
坪内祐三


歴史を体感し振り返ることができるのが雑誌――だから、今こそ雑誌が必要なのだ。

雑誌ジャーナリズムに関して暗い話題が多い。『月刊現代』『日本版プレイボーイ』『論座』『諸君!』の廃刊。だが、著者は雑誌のこれからに楽観的である。そもそも、ここ数年で廃刊になった雑誌は、もはやその役割を終えていたのだ。昭和初期の「円本」ブームを紐解くと、火付け役だった改造社の総合誌『改造』も、なんと20万部雑誌であるにもかかわらず赤字だった。雑誌は「歴史を体感する媒体」たれ!
 
あなたの知らないロレンスとチャタレー 教養編5 
武藤浩史


邦訳版『チャタレー夫人の恋人』が有罪判決を受けたのは50年前。作者のロレンスはどんな人物だったのか。

芸術か? 猥褻か? 「エロ文学の古典」とされる邦訳版『チャタレー夫人の恋人』の出版からはや60年。数ヶ月で15万冊が売られた空前のベストセラーは猥褻文書とみなされ、版元社長と翻訳者・伊藤整は起訴された。罪が確定して半世紀を経たいまでも、作品の魅力は色褪せない。「問題作」を生み出したイギリスの小説家D・H・ロレンスは一体どんな人物だったのか? 天才作家の外見、女性関係、作品に込めたメッセージを明らかにする。
 
歴史上の人物は迫り来る臨終をいかに迎えたか 教養編4
篠田達明


あの有名精神分析家は安楽死していた! 死期を悟った「偉人」たちが迎えるさまざまな終末。

歴史上の「偉人」だって、死の宣告を受ければ反応はさまざま。藤原道長はあの世往きが恐くて、阿弥陀如来像と自分の手指を五彩の糸で結び、岩倉具視はその責任感と精神力から医師に癌告知を迫り、天才洋画家藤田嗣治は電話口でわんわん泣き、精神分析学の創始者はモルヒネによる安楽死を選んだ。誰にも訪れる死を理想的に迎えるために、「偉人」たち9人の最期をいまから覗いておこう。
 
よりぬき インターネット13の怪事件簿
恩田揚子


秘密写真と個人情報が全国に晒された“ケツ毛バーガー騒動”ほか、インターネットにまつわる事件簿を3本収録。

この十年余で世界中にあまねく広がった「新しいツール」インターネット。それは便利さと同時に、想像を絶する厄災をもたらす〈パンドラの函〉でもあった……。2人だけの「秘密写真」と一緒に個人情報まで全国に晒されてしまったあるカップルの悲劇「ファイル共有ソフトとmixiで流出した“ケツ毛バーガー”騒動」ほか、「長野“くまぇり”連続放火で懲役10年」「有名“ブログ炎上”史」の3本を収録。
 
担当編集者が見た「素顔の城山三郎」 手記編2
梅澤英樹 


半世紀にわたって氏の書籍担当を務め、数々の代表作を世に送り出してきた伴走者が綴る、人間・城山三郎への惜別。

「城山さんをぶっきらぼうでとっつきにくいと言う人もいるが、それはTV画面によく登場する、多幸症的な大げさな笑いと身振り、照れや含蓄の全くない饒舌などに慣れてしまったからだろう。」昔からシャイで無口、自分の作品の主人公たちと同様に「生涯一書生」の姿勢で一貫していた城山三郎。半世紀にわたり編集担当として氏の伴走をし続けてきた著者の綴る、人間・城山三郎への惜別。
 
日本史の偉人が「もし、あの病気をしていなかったら」 教養編3
篠田達明 


室町、戦国、江戸、幕末。歴史上のキーパーソンがもし「あの病」を患っていなければ、日本はどう変化しただろう。

歴史学者にとって歴史にイフはありえない。しかし学問の埒外にいる私たちにとって「もし歴史上の出来事が、このように変化していたら」と想像の羽をひろげるほどわくわくする楽しみはない。もし足利義満がインフルエンザで急逝しなければ、もし薩摩藩主島津斉彬が細菌性赤痢で急死しなければ、もし大村益次郎の下肢手術が手遅れにならなければなどなど、室町・戦国・江戸・幕末の各時代に病気で急逝した有名人のカルテを開き、もしかれらがその病気で斃れなかったとしたら、歴史はどうなっていたかを楽しく考察してみよう。
 
香川3人惨殺事件「パパは自殺寸前だった!」 手記編1
山下佐智子/新井省吾 


悲劇に見舞われた山下家の中で一体何が起っていたのか。ブラウン管には映し出されなかった、地獄の果ての辛苦――。

2007年11月、香川県坂出市で祖母と孫娘二人が惨殺された。ワイドショーは当初から家族に疑惑の目を向け、被害者の父を半ば“犯人”扱いして追いかけ回した。「パパはその晩、本当に死のうと思ったらしい。三人の行方はわからず、安否も知れない。そんなときに犯人扱いされ、おまけに心ない人たちに弄ばれて、もう逃げ出したい気持ちだったといいます。みんなが寝た後に一人でどこかに行って死ぬつもりだったようです」――遺族が語った家族の辛苦と、犯人の本当の動機。
 
「武田信玄」病死ミステリー 教養編2
篠田達明 


決め手は「歯くさ」!? 医師でもある筆者が、謎につつまれた武田信玄の死因を徹底解剖!

武田信玄の合戦記録はかなり克明に残されていても、死因についてはいまだ謎のまま。労咳(肺結核)説、肝臓病、鉄砲外傷、日本住血吸虫病、末期がんなど昔から唱えられているさまざまな説を、作家であり医師でもある筆者が文献をもとに徹底解剖。さらには、NHK大河ドラマ『風林火山』の主人公山本勘助、乱世の英雄上杉謙信も医学の目から一刀両断。歴史好き、健康好き、雑学好きの心をわしづかみにする1本です。2007年4月号掲載
 
よりぬき 芸能史「女と男」13の修羅場
菊地正憲/村山望/上條昌史


あの破局会見の裏にあった真相とは? 「宮沢りえ・貴花田“愛がなくなった”理由」ほか豪華芸能人の修羅場を3本収録。

平成5年12月7日、りえは捨て身の行動に出た。貴花田のことで母親と口論になって家を飛び出し、暴風雨の中、ずぶ濡れになって藤島部屋に駆け込んだのだった。そして行われた破局会見。二人を引き裂いた本当の理由は何だったのか。「宮沢りえ・貴花田“愛がなくなった”理由」ほか、「中森明菜・近藤真彦“ごめんねマッチ”手首切り事件」、「葉月里緒菜・真田広之“魔性の女”の暴走劇」の3本を収録。豪華有名人の悲恋の真相とは? 見逃せない1編。
 
40歳を過ぎてからの大人の脳の鍛え方 教養編1
川島隆太


とにかく5分の音読を。こんなに簡単な方法で脳はみるみる元気になるのです。

自分たちは仕事で頭を使っているから脳の働きは保てているだろう、と思うのは大いなる勘違い。ふだんの生活で脳や身体を使っている分には、私たちは自分の健康を保つのよりも少し足りないレベルしか使っていないのです。意識してトレーニングをしなければ、脳も身体も健康を維持できません。脳トレゲーム監修者が教える、目からウロコの“脳にいい生活習慣”とは? 最近もの覚えが悪くなったとお嘆きのアナタ、必読です。
 
よりぬき 昭和史 政界13の「怪」事件簿
菊地正憲/村山望


なつかしい昭和のあの頃、永田町には良くも悪くも個性的な「大物政治家」たちが跳梁跋扈していた……。

昭和三十年代、高度経済成長に沸く日本を牽引したのが池田首相。彼は蔵相時代から、失言の多い政治家として有名だった。戦後日本暴言史のひとつの嚆矢となったあの発言に潜む本当の意味とは……。「池田勇人蔵相『貧乏人は麦を食え』発言」のほか、「『バスに乗り遅れるな』近衛文麿と大政翼賛会」、「婦人代議士第一号・松谷天光光の『白亜の恋』騒動」の3本を収録。
 
よりぬき 昭和芸能史13の「怪」事件簿 
福田ますみ/村山望


「おやじ 涅槃(ねはん)で まってる」――クールな二枚目、沖雅也はそう書き残し、ホテルの最上階から飛び降りた。

『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)で活躍した沖雅也。彼が投身自殺をしたニュースは、日本全国を駆けめぐった。沖との愛人関係を取り沙汰された、養父にして所属プロダクション社長であった“おやじ”日景忠男氏の語る31年間の生と性「沖雅也投身自殺『涅槃で待つ』」、住み込みの男に鉈で襲われた「歌舞伎役者『片岡仁左衛門』一家惨殺」など、思い出すあのスキャンダル、あの惨劇、あの騒動……。華やかなスポットライトを浴びるスターに訪れた「魔の刻」に、一体何が起きたのか──。新潮45特集より3本を収録。
 
よりぬき 芸能界13の「黒い履歴書」 
菊地正憲/福田ますみ/村山望


超人気歌手の母が再婚相手に選んだ男には反目する弟が。白昼、兄弟決闘の惨劇。

黒いスカイラインが、母をボンネットに跳ね上げ、アスファルトに叩き付けた。車はUターンして、ぐったりと横たわる母を再び轢く。犯人が憎んでいたのは、母ではない。母の再婚相手だった。義父兄弟の根深いトラブルに巻き込まれ、愛する母を無惨にも失った超人気歌手の慟哭「叔父が犯人だった……安室奈美恵の母親惨殺」ほか、「もうパンツははかない――勝新太郎麻薬事件とファミリー災難史」、「社長と寝ないと殺されると思った…安西マリア失踪事件」の3本を新潮45特集より選りぬいて収録。
 
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