フィフティーシックス・オートマティック

SIHHで発表した新コレクションは、1956年製モデルを規範とする。ジュネーブシール取得を敢えてやめて価格を抑える一方で、4本のラグでマルタ十字を象るようサイドを面取りするなど、外装の造形には凝った。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40㎜、3気圧防水。税別予価128万円。9月発売予定。

1956年発表の名作からインスパイア

サファイアクリスタルを贅沢に使ったボックス型の風防、アラビア数字とバトン型インデックスが交互に並ぶセクタータイプのダイアルなどに1950年代のデザインから影響を受けたレトロモダンな雰囲気が横溢。上品で洗練されたモノトーンのダイアルは、よく見るとオパーリン(中央)とサンバースト(外周)の二つの異なる仕上げが施されている。

新しい自社製自動巻きムーブメントを搭載

フィフティーシックス・オートマティックは、新しい自社製自動巻きムーブメント「キャリバー1326」を搭載。コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ、スネイルなどの各種装飾が施された、約48時間のパワーリザーブを誇るムーブメントは、シースルーバックから鑑賞できる。ケースサイドを極限まで薄くデザインし、ローター部のサファイアクリスタルを盛り上げて手首への座りをよくしたケースバックのデザインも秀逸だ。

オーヴァーシーズ・クロノグラフ

ベゼルでマルタ十字を模した力強い外観に、自社製クロノグラフが潜む。ブレスレットは工具なしで脱着が可能。ラバーとアリゲーターのストラップがセットとなり、ファッションや用途に合わせ、着け換えられる。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径42.5㎜、15気圧防水。税別321万円。

自社製自動巻き「キャリバー5200」を搭載

搭載されるムーブメントは、2個の香箱を備え、約52時間のパワーリザーブを誇る自社製自動巻き「キャリバー5200」。旅人の時計にふさわしい方位図のモチーフを配した22Kゴールドのローターやクロノグラフのコラムホイール、垂直クラッチの動作する様は、ケースバックから見ることができる。

自分の手で、ストラップを簡単に交換できる

1960年代のモータースポーツ向けクロノグラフに想を得た、黒×白インダイアル(通称:パンダ・ダイアル)をより楽しむことができるのが、ヴァシュロン・コンスタンタンが他に先駆けて開発したインターチェンジャブル・ストラップ。その日の気分やファッションに合わせて、付属のラバーやレザーのストラップと交換して楽しむことができる。

トラディショナル・トゥールビヨン

ムーブメントの外周で回転するペリフェラルローターを採用し、自動巻きの複雑時計でケース厚10.4mmの薄型をかなえた。同時にダイアルの開口部を広く採り、トゥールビヨンならではの奥行感がより際立つ設えに。自動巻き。ピンクゴールド、ケース直径41㎜、3気圧防水。時価(参考価格1480万円)。

1つの部品を仕上げるのに12時間!

初の自社製自動巻きトゥールビヨン・ムーブメント「キャリバー2160」は、ブランドのシンボルマーク、マルタ十字を思わせるオープンワークが施されているのが特徴。ペリフェラルローターを採用することで、約80時間のロング・パワーリザーブを誇るにもかかわらず、厚さ僅か5.65㎜に仕上がっている。キャリッジを支えるブリッジの面取りはすべて職人の手で行われ、1つの部品を仕上げるのに12時間にも及ぶという芸術品だ。

問い合わせ

ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

ヴァシュロン・コンスタンタン 公式サイト