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【創刊800号記念特大号】
神の空間を旅する 神社100選

芸術新潮 2016年8月号

(毎月25日発売)

特別定価1,834円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2016/07/25

発売日 2016/07/25
JANコード 4910033050865
定価 特別定価1,834円(税込)
●目 次

【創刊800号記念特大号】
神の空間を旅する 神社100選

神社100選マップ

スペシャル聖地紀行
ぶらり、熊野
又吉直樹×堀本裕樹×鈴木理策

神社めぐりを楽しむための7つのポイント

第1章 神社の誕生 Origin
神宮(伊勢神宮)
出雲大社
大神神社
宗像大社
鹿島神宮
香取神宮
春日大社
住吉大社
宇佐神宮
石清水八幡宮
賀茂別雷神社(上賀茂神社)
賀茂御祖神社(下鴨神社)

第2章 神話の神さまとその現場 Mythology
多賀大社
花窟神社
西宮神社
東京大神宮
須我神社
美保神社
諏訪大社
高千穂神社
鵜戸神宮
霧島神宮
和多都美神社
磐船神社
橿原神宮
大鳥大社
熱田神宮

第3章 神社名建築紀行 Architectural Masterpieces
嚴島神社
吉備津神社
石上神宮
仁科神明宮
神魂神社
水若酢神社
宇太水分神社
宇治上神社
住吉神社
都久夫須麻神社
御上神社
油日神社
青井阿蘇神社
新宮熊野神社
大瀧神社

第4章 神と仏の千年史 Syncretism
日吉大社
鶴岡八幡宮
大崎八幡宮
香椎宮
八坂神社
伏見稲荷大社
松尾大社
大将軍八神社
出羽三山神社
熊野本宮大社
熊野速玉大社
熊野那智大社
英彦山神宮
金刀比羅宮
談山神社
金鑽神社
名草神社

第5章 人、神となる Apotheosis
北野天満宮
太宰府天満宮
御靈神社(上御霊神社)
神田神社
吉田神社
日光東照宮
豊国神社
久能山東照宮
平安神宮
明治神宮

第6章 山は神さま Sacred Mountains
岩木山神社
富士山本宮浅間大社
箱根神社
妙義神社
榛名神社
赤城神社
雄山神社
白山比咩神社
大神山神社 奥宮
阿蘇神社

第7章 国宝あります National Treasures
水神社
譽田八幡宮
道明寺天満宮
小村神社
劔神社
笠石神社
櫛引八幡宮
大山祇神社

第8章 諸国一の宮めぐり Ichinomiya
鹽竈神社
日光二荒山神社
一之宮貫前神社
氷川神社
寒川神社
彌彦神社
氣多大社
氣比神宮
三嶋大社
南宮大社
建部大社
土佐神社
高良大社

Q&A 1
神社のはじまり
岡田莊司 解説

Q&A 2
人を神として祭るということ
伊藤聡 解説

Lecture
知りたい! 神社の見方
1 神明造・大社造・住吉造・春日造・流造
2 八幡造・吉備津造・権現造
米澤貴紀 案内する人

うんちくマンガ
カミとは何か
1 本居宣長先生の教え
2 常陸国風土記より

イラスト解説
神話の神さま名鑑

密着ルポ
教えて! 神社の1日

Essay
お茶と神さま
千 宗屋 文
魔の山と聖なる山
石川直樹 文

漫画ルポ
ざざっと北関東
神社巡りだよ!
芝崎みゆき

◆ regular features ◆

◇巻頭◇

FLOWER
日々の花〈16〉
今村直樹
文 市村美佳子

PHOTO
作家が覗いたレンズ〈28〉
丸山眞男
選・文 森岡督行

GOODS & SHOP

◇短期集中連載◇

デトロイト美術館の奇跡
DIA:A Portrait of Life
最終回 〈4〉デトロイト美術館
《奇跡》二〇一三~二〇一五年
原田マハ

◇PICK UP◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
成相肇の やっかい もっかい てんらんかい〈4〉
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

創刊800号記念
読者プレゼント

◇芸術新潮特別企画◇

至高の技が結集した蒔絵万年筆
Dunhill-Namikiのタートル

東京大神宮
飯田橋にある「東京のお伊勢さま」は
女性に大人気の「縁結び」の神社

講義も画材もハイクオリティなアートスクール
「ファーバーカステルアカデミー at Itoya」

ART CAFÉ

最新号PICK UP

神社巡りのススメ

Image

 全国100の神社を厳選紹介する今回の特大号の取材、編集者はもちろん旅三昧でしたが、グラフで紀行が紹介されているのは又吉直樹さん(芸人・作家)、堀本裕樹さん(俳人)、鈴木理策さん(写真家)による熊野の聖地巡りのみです。意外なトリオと思われるかもしれませんが、堀本さんはご両親が、鈴木さんはご本人が熊野のご出身。そして堀本さんは又吉さんの俳句の師匠でもあります。テレビ番組の収録で一度だけ熊野を訪れたことのあった又吉さんがまた行ってみたいと師匠に話していたことを聞きつけ、さっそく取材をオファー。お三方のスケジュールが奇跡的に合って(きっと神さまのおかげです)、強行取材となりました。
 朝5時起きで新幹線に乗り、熊野市駅から始まった取材は川湯温泉の宿に着くまでぶっつづけで8時間(ランチタイムもはしょって、移動中にお弁当)とハードでしたが、熊野通のお二人による神社セレクションはさすがでした。瀧、岩、木、川――自然崇拝に根ざした信仰が色濃く残る土地柄、神社巡りというよりアウトドアの旅のよう。雨に降られ、汗だくになり、筋肉痛にもなり――けれど深い緑の奥で圧倒的な自然を前にすると、思わず「ありがたい」という言葉がこぼれます。熊野ほど山深くなくても、神社はたいてい自然環境のいいところにあって、たどり着くまでの行程が「巡礼」。本特大号で紹介した100社を目的地に、みなさんもぜひ心をリフレッシュする旅に出かけてみてください。

この号の誌面

編集長から

日本全国10万社から
100神社を厳選

 創刊800号記念となる今月号は、特大号として、8万とも10万とも言われる神社から究極の100社を紹介する。たとえば神仏習合に注目。かつてはお坊さんが神社を管理し、神前でお経をあげるのは普通のことだった。その面影を残す神社をとおして、1000年以上も続きながら失われてしまった信仰の姿を考える。あるいは菅原道真にはじまり、平将門、豊臣秀吉など、人を神として祭る神社。人を祭るに至った背景には、いったい何があったのか? ほかに神社誕生の原風景を伝える大社のなかの大社、神話の神さまを祭る、名建築、御神体が山、小さい神社ながら国宝所蔵、そして一の宮、と、8つのテーマで深遠なる神社の世界を伝える。
 さらに又吉直樹、堀本裕樹、鈴木理策が熊野三山に詣で、信仰のあり方を語り合う。神社建築の特徴や主な祭神、押さえておきたい用語など、神社めぐりを楽しむための基礎知識も分かりやすく解説。神々と神社を知るガイドとなる永久保存版だ。

芸術新潮編集長 吉田晃子

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。