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[連続特集第1回]
ピカチュウの肩から飛び降りる!!
『ポケモン』から20年と未来の日本ゲーム

yom yom vol.50 2018年6月号

(隔月1、3、5、7、9、11月第三金曜日発行)

756円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/05/18

発売日 2018/05/18
JANコード F803141
価格 756円(税込)
◆SPECIAL ARTICLES
[連続特集第1回]
ピカチュウの肩から飛び降りる!!
『ポケモン』から20年と未来の日本ゲーム
 *企画協力:さやわか
一兆三八〇一億円のガラパゴス/2010年代を知るためのベストゲーム20/特別対談・米光一成×柳井政和「レトロゲームがなぜいま僕たちを熱くするのか」 

◆NEW SERIES
吉野万理子「トリカブトの残り香 忘霊トランクルーム2 画:中村至宏
西条さんにも忘霊が見えるようになった。心配する星哉は――。大好評シリーズ続編スタート!

◆SPECIAL STORY
恒川光太郎「老婆と少年」 画:末原 翠
震災の仮設住宅を抜け出た少年と、死児の記憶と生きてきた老婆。死者がついに生の痕跡を消す時、人は――。

伊藤朱里「誘惑の家」 画:山田 緑
姉の武器が容姿なら私の武器は勉強。太宰賞デビューで最注目の新鋭が描く、姉妹たちの戦いの記録。

◆CLOSE UP
そして、僕たちは舞台に立っている。[連続企画第2回]写真:佐藤慎吾
俳優・藤原祐規インタビュー

◆SERIES
千早 茜×尾崎世界観「犬も食わない」[最終回]写真:尾崎世界観
雨の球場で、ビジネスホテルで。大輔と福は、言えない気持ちと向かい合う。

三上 延「月の沙漠を 同潤会代官山アパートクロニクル」[最終回]画:agoera
「ただいま!」――大切な人が待つ部屋の鍵は、いつも、いつまでもこの胸の中にある。

中江有里「残りものには過去がある」[最終回]画:椋本サトコ
震えが止まらない。けど、大丈夫。これは神聖な結婚式じゃない。私と彼の、不謹慎なたくらみ……。

柳井政和「レトロゲームファクトリー」[最終回]
伝説のクリエイターが「封印ゲーム」に隠した秘密とは――? 因縁の対決、ついに決着!!

柏井 壽「祇園白川 レシピ買います 小堀商店」[最終回]画:中川 学
ふく梅がパーティーで再会したのは、寿司職人になっていた初恋の人だった――。

最果タヒ「暗闇くん/暗闇くん 別邸」[第7回]
草むらにうつ伏せになって読む詩/小学五年生の詩/平穏の街/肌ごしの朝食/巨人のあの子

宮木あや子「手のひらの楽園」[第2回]画:大宮いお
まさか自分の身に、こんなドラマみたいな出来事が起きるとは……。年下男子の告白から、友麻の夏が始まった。

武田綾乃「君と漕ぐ」[第4回]画:おとないちあき
恵梨香は希衣とのペア練習をスタートさせた。そして彼女の実力の秘密が明らかに――。

町田そのこ「あおい落葉 連作〈ぎょらん〉画:またよし
十五歳、私の横にはいつも、美しいあの子がいた。それから十六年、思い出のタイムカプセルを開けた私が見た真実とは――。

瀧羽麻子「真夏のすきやき シリーズ〈ファミーユ・ド・トロワ〉」画:進藤恵子
「お母さんには関係ない」。中学二年生の娘の言葉は、かつて私が母に言い放ったものだった。

門井慶喜「地中の星」[第3回]画:山田ケンジ
なんとか渋沢栄一に辿りついた早川徳次。飛鳥山の邸宅での一世一代のプレゼンは、実業界の重鎮に届くのか?

中山七里「死にゆく者の祈り」[第7回]画:にしざかひろみ
「黒島リュウ」とは一体何者なのか。顕真と文屋刑事は、兎丸雅司の遺族を訪ねるが――。

東川篤哉「三人組にうってつけの迷宮 かがやき荘アラサー探偵局2[第5回]画:ヤスダスズヒト
法子夫人御用達の高級料亭オーナー宅で起こった密室殺人。でも、どうしても警察を呼べない事情がありまして……。

堀内公太郎「スクールカースト殺人同窓会」[第4回]画:宮崎夏次系
むき出しになるそれぞれの欲望。新たに巻き起こる殺人劇。

垣谷美雨「良縁お祈り申し上げます」[第2回]画:かんのひろみ
年齢、学歴、年収、親との同居可否。娘の希望を引っ提げて、いざ参らん親婚活!

◆COMIC
ふみふみこ「愛と呪い」[第6回]
高校1年――。醜い私を買う人がいる。

◆CULTURE&COLUMN
鴻巣友季子「『風と共に去りぬ』の謎を解く」[第2回]
人種と階層のるつぼへ――多文化的『風と共に去りぬ』誕生の背景と時代の“下心”

新納 翔「東京デストロイ・マッピング」[第3回]
圧倒的な力が東京を概念化された秩序で塗り潰す。2020年に向けた再開発で消えてゆく、様々な街の「核」を捉える写真都市論。

砂田麻美「世界のαに関するカルチャー時評」[第5回]
私が愛した、90年代のドラマたち
*このコーナーはトミヤマユキコ氏、砂田麻美氏、円城塔氏が交代で執筆します。

カレー沢 薫「モテる技術(仮)」[第7回]
モテの神髄とはバーフバリである! 王を称えよ! 暴走コラム第7弾。

こだま「午前一時のノスタルジア」
夜には無限の可能性があると教えてくれた人

新井久幸「読みたい人、書きたい人のための、ミステリ超入門」[第7回]
オビにするか、タスキにするか――複雑な話は長編が向いているのか?

執筆者紹介/編集後記

編集長から

“ポスト『ポケモン』”のブロックバスターは見つかるか?

 ファミコンが初めて我が家にやってきた時のことを、とても鮮明に覚えています。私自身はゲームセンターにいくと所持金が瞬間蒸発してしまうゲーム下手で、弟妹があのザリガニとカスタードクリームの色のコントローラを奪い合う傍らでテレビ画面を眺めることの方が多かったのですが(でも三十年を先取りした「ゲーム実況」の楽しみですね)、粗いドット絵で表現された抽象世界の先に勝手にリアルな物語を空想して楽しみました。知る人ぞ知るウラ技があるとか、すごく世の中っぽい気がしました。

 ゲームに親しんできた人も、あるいはそうでない人も、現代の私たちの想像力は、社会の様々な場所で圧倒的な存在感を占めるゲームに大きく負っていると言えるでしょう。今号から始まる連続特集「ピカチュウの肩から飛び降りる!! 『ポケモン』から20年と未来の日本ゲーム」では、私たちがゲームを通じて何を思考してきたのかを追いかけたいと思っています。

 今号に収録した記事は、“ソシャゲ”人気に支えられた日本の現状をこの20年(つまりポケットモンスター以後の20年)の世界的なゲームカルチャーの中で捉え直すレポート「一兆三八〇一億円のガラパゴス」(執筆者/さやわか氏)ほか、「2010年代を知るためのベストゲーム20」、米光一成氏×柳井政和氏の対談「レトロゲームがなぜいま僕たちを熱くするのか」三つです。米光一成氏が「ゲームとは、概念の仕組みそのものだと思う」と仰っていたのが印象的でした。

 新連載は吉野万理子さんの人気シリーズ第二弾、「トリカブトの残り香 忘霊トランクルーム2」。恒川光太郎さん、伊藤朱里さんの特別短編も掲載です。
 連続インタビュー企画「そして、僕たちは舞台に立っている。」は、ミュージカル「しゃばけ」で“屏風のぞき”を演じていらっしゃる藤原祐規さんが登場です。

 毎号筆者が変わるエッセイコーナー「午前一時のノスタルジア」は、大反響を呼んだ私小説『夫のちんぽが入らない』のこだまさんが執筆。
「世界のαに関するカルチャー時評」では、映画監督の砂田麻美さんが私的90年代ドラマ論を展開しています。ネットと出会う前のあの時代、「人々はドラマの中で他者と出会い自己と向き合っていたに違いない」という砂田さんの回想は、オリジナル脚本が珍しくなった現在のテレビドラマの姿を通して、私たちの「いま」が失っている何かに視線を向けているはずです。

 今号も物語と物語のまわりすべてのこと、どうぞお楽しみください。

「yom yom」編集長 西村博一

次号予告

バックナンバー

雑誌から生まれた本

yom yomとは?

世界はこんなにも様々な可能性に満ちているから。

「yom yom」はそんな物語の囁きを、あなたがこっそり聞きに来る雑誌です。あなたと一緒に歩いてくれる、あなたのための物語が、見つかる場所になりたいのです。それでお気に入りを読み終えたら、「しょうがない。明日も生きていってやるさ」とでも思っていただければ幸せです。注目作家の小説も詩もコミックも……文芸の「イマココ」に必ず出会えるボリュームたっぷりの文芸誌です。

yom yom

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