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#22 新潮社 総合メールマガジン 「Mikazuki」 2017/10/31
PRESENT
芸術新潮 チケットプレゼント
【1】神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展
【2】没後40年 熊谷守一 生きるよろこび
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Yukky's COLUMN
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お笑い芸人、矢部太郎のほんわか実話漫画の傑作
 営業担当役員の伊藤幸人です。
 矢部太郎さんと言えば、「カラテカ」のボケ役で知られるお笑い芸人です。かつて日本テレビの人気バラエティ番組「電波少年」で、さまざまな国の外国語を覚えて、その国の人たちを笑わせるという企画で悪戦苦闘したガリガリの青年と言えば、覚えている方も多いかも知れません。ボケ役というより、突っ込まれ役というべき、弱々しくも心優しく、どこか憎めないキャラクターの芸人さんです。ただし、あまり売れっ子とは言えません。
 そんな39歳の独身男の矢部太郎さんが、木造一軒家の二階に間借りし、その一階に住む一人暮らしの大家さんのおばあさん(87歳)との心温まる交流を漫画で描いた作品が『大家さんと僕』です。元々は「小説新潮」の連載をまとめたものです。
『大家さんと僕』の最大の魅力は、昔はかなりのお金持ちだったにちがいない上品な大家のおばあさんの、風変りで天然そのものの人柄です。なんでもある有名作家のご親族とか。明太子一つを買うだけのために伊勢丹にタクシーで行ったり、頼まれもしないのに、雨の日に矢部さんの洗濯物を取り込んで部屋に入れていてくれたりと、なにかと世話を焼いてくれます。そして、売れない芸人である矢部太郎さんとの、どこか噛み合わない、だけどお互いを親身に思いやるやりとり、会話が絶妙なユーモアで描かれています。しかも、そのすべてが実話だというのですから、驚きです。
 特に大きな事件が起こるわけではありません。しかし、おばあさんと若者というと「振り込め詐欺」ばかりが話題になる世知辛い現代だからこそ、この作品を読むと、思わずにやりと笑わされ、心が癒されること間違いなしです。
『大家さんと僕』矢部太郎/著
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[→]大家さんのつぶやき、更新中♪( @ooyasantoboku|Twitter)
TVドラマ関連本
創業期から大躍進まで、よしもと好き必読の2冊!
10月スタートのNHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインは、吉本興業創業者・吉本せいがモデルです。ドラマと一緒に楽しめる関連書籍をご紹介します。
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もっともっとわろてんか!
大阪を「笑いの王国」にした女の傑作細腕繁盛一代記!
『花のれん』山崎豊子/著
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漫才ブーム、心斎橋筋2丁目劇場、新喜劇復活等、吉本興業躍進を担った男の怒濤の半生。
『よしもと血風録―吉本興業社長・大崎洋物語―』常松裕明/著
EVENT
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[開催日時]11月22日(水)~26日(日)
[会場]東京・la kagu
夏目漱石太宰治谷崎潤一郎石川啄木……名だたる文豪たちの貴重な資料が、新潮社の関係者宅から発見されました。たいへん迫力があり、また価値のあるそれらの資料を、神楽坂la kaguにて公開します。 なお、資料の一部は「文豪とアルケミスト」文学全集』内に収録しています。
太宰治「斜陽」生原稿 / 夏目漱石 絵葉書六通とアンケート葉書 / 二葉亭四迷の「其面影」草稿 / 菊池寛から久米正雄・芥川龍之介への葉書 / 石川啄木の書簡 他
[→]出展資料のここに注目!(EVENT「文豪たちと新潮社」展 協力:DMM GAMES「文豪とアルケミスト」/la kagu)
※混雑が予想されるため、完全予約入れ替え制です。お申し込みが定員を超えた場合、抽選をいたします。
[→ チケットの購入はこちらから]
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NEWS
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蓮如賞受賞!
『宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―』
第15回蓮如賞(主催:本願寺文化興隆財団、選考委員:梅原猛柳田邦男山折哲雄)に、今野勉宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―』が選ばれました。同賞は「日本の精神文化の深淵を探るノンフィクション作品に贈与」されるものです。
PICK UP
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生まれ、育ち、生きて、病み、死んでゆく――。その瞬間、たしかにそこにあった生のきらめき。
『光の犬』松家仁之/著
“何という豊潤な文章だろうか。松家さんと同じ深度で文章を紡ぐことのできる作家はいない、そう断言できる重層な物語だった。”
(紀伊國屋書店 西武渋谷店 竹田 勇生さん)
[→]書店員さんから、熱いご感想をお寄せいただきました。
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相変わらずバカがのさばる世の中だけど、これ以上、黙って見ているのはゴメンだね。
『バカ論』ビートたけし/著
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ドラマ「トットちゃん!」エピソードも満載――笑いと涙の回想録。永六輔への弔辞を収録。
『トットひとり』黒柳徹子/著
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REVIEW
身近な世界こそ、発見と思索の喜びに満ちている。
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『田舎暮らしと哲学』木原武一/著
無事な生き方とは何か
“どことなく人間味を感じさせる自然と、どことなく自然らしさを感じさせる人間たち。それが著者が暮らすことになる農村という時空だった。”
本書はひとつの哲学書でもある。実際本のなかでは、しばしば哲学者たちの言葉が引用されている。だがそれが哲学書だという理由ではない。 ”
[内山節/無事な生き方とは何か より →全文へ]
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まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
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宇宙の謎に迫る本
話題の重力波からビッグバンまで、果てしない知的好奇心を満たしてくれる本がここにあります。
高橋真理子『重力波 発見!―新しい天文学の扉を開く黄金のカギ―』、サイモン・シン『宇宙創成』 ほか
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MAGAZINES & APPS
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