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#23 新潮社 総合メールマガジン 「Mikazuki」 2017/11/30
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Yukky's COLUMN
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日本人の西洋との「初めての出会い」を考える労作
 営業担当役員の伊藤幸人です。
 来年は「明治150年」という節目の年にあたります。言うまでもなく、明治の近代化につながる開国のきっかけは、1853年の黒船来航でした。日本は江戸期に200年以上にわたって「鎖国」を続けてきましたが、ここで西洋との衝撃的な出会いを経験します。
 しかしこれが、西洋との初めての出会いだったわけではありません。すでに約300年前の安土桃山時代に、日本は西洋との出会いを果たしています。1549年、カトリック教会の組織「イエズス会」の宣教師、フランシスコ・ザビエルをはじめとする西洋人が日本を訪れているからです。日本と西洋の出会いと言えば、これこそ「ファースト・コンタクト」でした。
 実際、この「ファースト・コンタクト」とはいかなるものだったのか。ザビエルの目に当時の日本人はどう映ったか。日本でのキリスト教布教はどう進んだか。そして、徳川幕府が「キリスト教禁圧」「鎖国」を断行するに至るまでに、どのような事件が起こったか。その詳細な経緯を、膨大な資料を渉猟しつつ、克明に描き出したのが渡辺京二氏の最新作『バテレンの世紀』です。
 渡辺京二氏は、幕末・明治初期に日本を訪れた異邦人の目に日本の庶民たちがどう映ったのかを、リアルかつ抒情豊かに記録した傑作『逝きし世の面影』の著者として著名な歴史家です。『バテレンの世紀』は、『逝きし世の面影』に並ぶ労作といえましょう。
 ザビエルは日本人について「今まで発見された国民のなかで最高であり、日本人より優れている人びとは、異教徒のあいだでは見つけられない」と記しているそうです。同時に日本人の自惚れの強さについても言及しているといいます。
「明治150年」を迎えるにあたり、日本と西洋との関係や「日本人とか何か」を改めて見直す意味でも、お奨めしたい一冊です。
『バテレンの世紀』渡辺京二/著
TVドラマ化
ドラマ「精霊の守り人」最終章がスタート!
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『精霊の守り人』 『闇の守り人』 『天と地の守り人―第一部 ロタ王国編―』 上橋菜穂子/著
 国際エミー賞の最終候補にもノミネートされているNHK大河ファンタジー「精霊の守り人」最終章の放送がスタートしました。
 第1回は、バルサが故郷へ向かうシーンから始まります。バルサの「原点」に迫るヒューマンドラマです。
(NHK総合 毎週土曜21:00~21:58/第1回の再放送は12月2日土曜25:30~26:28[金曜深夜])
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―上橋菜穂子「守り人」シリーズ 特設サイト―
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著作についての貴重な談話、著者自身による朗読やイベントの模様など、作家たちの生の声と映像を随時配信しています。ぜひチャンネルのご登録を!
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NEWS
日本ファンタジーノベル大賞2017【決定発表】
柿村将彦「隣のずこずこ」
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「小説新潮」12月号に受賞作冒頭部分収録
曖昧模糊としていた「ファンタジー小説」のイメージを、初めて具現化してみせた「日本ファンタジーノベル大賞」。4年前に惜しまれつつ休止に至った伝説的文学賞が、「日本ファンタジーノベル大賞2017」として装いも新たに再スタートしました。 恩田陸萩尾望都森見登美彦という豪華な顔触れの選考委員三氏が、揃って熱烈に支持をした受賞作が、柿村将彦氏「隣のずこずこ」です。氏は京都在住の23歳。現代の若者らしい端正なルックスですが、作品はこれまで誰も書かなかった、まさしく「ファンタジー」としか形容できない傑作です。「小説新潮」12月号 編集長から より)
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あなたは覚えていますか? あの日贈ってくれた言葉が、私の世界を全て変えた。
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出会うはずのない二人の人生が交差する時、明かされる意外な真実とは――。静かな感動が胸を打つ長篇。
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「あなたのお悩みに答えます!」作家スペシャル

人気作家の赤裸々な悩みに「ろく兄」がズバリ切り込みます!
(相談者/柚木麻子住野よる朝井リョウ古市憲寿有栖川有栖
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「伝えておきたいことを書いたから、遺言みたいなもんです」というご本人の一言がそのままタイトルになりました。とはいえ「当面死ぬ予定はない」とのこと。日々、愛猫「まる」を観察し、動物と人は何が違うのか、を考え始めます。動物の方が楽しそうに生きているのはなぜだろう。脳化社会、デジタル社会の息苦しさをしのぐ道が、やさしく書かれています。担当編集者のひとこと より)
『遺言。』養老孟司/著
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【動画】『遺言。』養老孟司さんメッセージ
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【動画】猫の養老まるのひとりごと
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切断魔による猟奇殺人。悪とは何か。
〈言葉〉と〈物語〉を巡る傑作長編!
『悲嘆の門〔上・中・下〕』宮部みゆき/著
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デビュー60年・没後20年 星新一フェア
二〇一七年は星新一さんデビュー六十年、没後二十年の節目の年。星作品に初めて触れる方に、そして、久しぶりに手にとる方にも、とっておきの十分をお約束します。
[→]星新一 著作リスト
[→]【フェア開催記念対談】私の好きな星新一/新井素子×村田沙耶香
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REVIEW
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『アナログ』ビートたけし/著
『アナログ』を読んで――文学界への真摯な態度/太田光
 たけしさんの“照れ”に惑わされ、言葉通りに受け取ると、この本の本質を見間違う。出版社は見事に騙されたようだ。
『アナログ』は恋愛小説ではない。
“母と息子の物語”だ。
 ただひたすらに、真っ直ぐに綴られた恐ろしい程の母への愛と感謝の言葉だ。[→]全文を読む
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まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
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退位と即位がやってくる。
「平成時代」は終わり、次にどのような時代が訪れるのか。それはわれわれ一人一人が築くものであるはずだ。
皇室がなくなる日―「生前退位」が突きつける皇位継承の危機― ほか
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