【芥川賞受賞第一作】
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象牛(ぞううし)[一八〇枚]/
石井遊佳
荒唐無稽な生物はびこるインドの聖地(ティールタ)で、この恋にもう一度血を流させるのだ――。性愛と記憶が紡ぐ宇宙的交情。デビュー第二作!
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ローマ帝国の三島由紀夫[大型戯曲二一〇枚]/
古川日出男
マンマ・ミーア! ユキコは添乗(コンダクト)した。現代イタリアの地底を、古代ユダヤの牢獄を。サロメとミシマが奔流する、凶暴な幕、上がる!
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ヒロヒト[第四回]/
高橋源一郎
■■ 連載小説 ■■
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ビッグ・スヌーズ(九)/
矢作俊彦
■■ 新潮 ■■
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結婚式/
小袋成彬
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哀しみのSOS――『生之静物』から『ここにいる』へ/
王 聡威
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演劇、ある種の儀式のような/
谷 賢一
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貧しさと眩しさ――『きみの鳥はうたえる』について/
三宅 唱
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魚譜画家的人間考/
長嶋祐成
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日々の公演/
生西康典
◆第17回《小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞》発表
◆第50回《新潮新人賞》予選通過作品発表
◆第51回《新潮新人賞》応募規定
【選考委員】●大澤信亮 ●川上未映子 ●鴻巣友季子 ●田中慎弥 ●中村文則
【対談】
ハレルヤ談義/
保坂和志 + 湯浅 学
抑圧してくる社会のなかで、芸術は抵抗の砦となる。世界と小説と猫達をめぐる大雑談!
【対談】
人間の外側へ/
村田沙耶香 + 西 加奈子
世界の歪さは「宇宙人の目」にどう映るのか? 『地球星人』刊行を機に、小説の極限を問う。
つぎの時代の夢を見る――村田沙耶香論/
江南亜美子
選ぶことの苛酷さについて――濱口竜介監督『寝ても覚めても』論/
蓮實重彥
「類似」の「反復」に囚われたひとりの女性 ――日本映画の“第三の黄金期”が幕を開ける!
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保田與重郎の文学(二)/
前田英樹
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これは小説ではない(六)/
佐々木 敦
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方角の旅人〉たち――新しい宮沢賢治(7)
/今福龍太
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地上に星座をつくる/
石川直樹
第六十七回・とんがり屋根の島
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見えない音、聴こえない絵/
大竹伸朗
第一六七回・はいしゃの壁
■■ 本 ■■
◆長谷川郁夫『編集者 漱石』/阿刀田 高
◆ホンマタカシ『ホンマタカシの換骨奪胎』/倉石信乃
◆高橋弘希『送り火』/滝口悠生
◆水原 涼『蹴爪(ボラン)』/藤井 光
◆梯 久美子『原民喜――死と愛と孤独の肖像』/若松英輔