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暑さを吹っ飛ばす一冊は……コレダ。

作成者:小説新潮

小説新潮8月号
「小説新潮」2017年8月号

 2017年8月号の「小説新潮」は、真夏の怪談特集[怖い話]です。
 古来語り継がれる「怪談」も、時代に連れて進化します。
趣向を凝らした最前線の怪異譚6編と、「恐怖の現場」に身を置く方々の肉声を集めました。
 酷暑を凌ぐ一助となればお慰み。

怪談小説

真っ暗な和室で、いるはずのない誰かが力なく箒を動かしている――そんなイメージが浮かんで、ようやく気味が悪くなった。

[本書より →立ち読みへ]

山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。

正統迫真の演出注を加えて刊行、哀しいお岩が、夜ごと軒先に立ちつくす。

「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか

心霊スポットといわれる場所もたくさんある。血腥い歴史の痕跡がそこここに残っている。人々は幻惑され、あるいは呼ばれたような気がして洛中を訪れる。

[本書より →立ち読みへ]

日本民俗学のメッカ遠野郷は現在の岩手県遠野市周辺にあたる。その遠野地方に、今なお語り伝えられている民間信仰や異聞怪談の数々。山の神、山女、雪女、天狗、川童(かっぱ)、オシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ……。

日常の生活、風俗習慣から、民話、伝説にいたるまで、近代国家への途上にある日本の忘れられた側面を掘り起して、古い、美しい、霊的なものを求めつづけた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。

親の言うことを聞かぬ時などすぐに「はかぼんさんがあんた連れに来るえ」と言われたという。

[本書より →立ち読みへ]

時代小説という設定で怪談を通してならば、女の情念や恋愛の裏腹にある憎しみや嫉妬を徹底的に書き込めると思い、すぐに書き始めました。

[唯川恵/エロティックな奇譚集 「波」2014年12月号より →全文へ]

ホラーファンタジー

三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。

この屋敷には一体、どんな悪しき因縁がからみついているのだろうか?

亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。

殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男。その正体とは……

あなたの奥さまは、私の妻なんです――。お見合い9回の末やっと結婚にこぎつけた仁志が、突然現れた男にそう告げられる

姉の死の真相を探ろうと、幸代は降霊を頼むが……。

ふとした瞬間迷い込み、その土地に染みこんだ深い因果に触れた者だけが知る、生きる不思議、死ぬ不思議。

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