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「小説新潮」から生まれたミステリー小説 ―第3回新潮ミステリー大賞決定発表!―

作成者:小説新潮

小説新潮10月号
「小説新潮」2016年10月号

 7月29日、第3回新潮ミステリー大賞の選考が行なわれ、生馬直樹いくまなおきさん(応募名・新下なおきから変更)の「グッバイ・ボーイ」が大賞に決定しました。
 小説新潮10月号では選考委員の伊坂幸太郎氏、貴志祐介氏、道尾秀介氏の選評および受賞作の抄録を発表しております。
 大賞の発表を記念して、2014年~2016年に刊行された「小説新潮」から生まれたミステリー小説をご紹介します。

和田誠が川端康成『雪国』の冒頭をいろんな作家の文体で書き分けた名作『倫敦巴里』とか、2ちゃんねるなんかで今も人気が高い文体模写スレとか、そういうのの本格ミステリ版だと思えばいい。

[大森 望/抱腹絶倒、驚天動地の九十九変奏 「波」2016年9月号より →全文へ]

読者を巧みにリードしつつ、躾けと暴力のあわいというテーマを強く訴えながらも、ミステリとしての仕掛けで驚かせる。

[池上冬樹/驚きに満ちて感動もある傑作サスペンス 「波」2016年7月号より →全文へ]

 メッセージは削除キーを押しても消えなかった。やはり偶然ではないらしい。何者かが、明らかな意図を持って強制的にメッセージを送ったことになる。

[本書より →立ち読みへ]

題名の“暗幕のゲルニカ”とは、ニューヨークの国連本部、国連安全保障理事会の入口に飾られている〈ゲルニカ〉のタペストリーのこと。しかし、二〇〇三年二月、コリン・パウエル米国務長官がイラク空爆を示唆する演説をそこで行った際、くだんの〈ゲルニカ〉は、なぜか青いカーテンと国旗で隠されていた。

[大森 望/ピカソをめぐる壮大な美術ドラマ 「波」2016年4月号より →全文へ]

本作は「日常の謎」系のミステリーでもあるが、文中にちりばめられている「推理」の多くは、タージが放つ言葉の真意を読み解こうとする「推理」だ。

[吉田大助/「あの女は何を考えている?」の推理の先に 「波」2016年3月号より →全文へ]

小説新潮にて【連載中】「琴電殺人事件」

 横浜のホテルから女優の及川ひとみが姿を消した。六日後、神戸の異人館のプールで、彼女は水死体となって発見される。しかもそこには、会社社長の水死体も浮かんでいた。だが、ふたりの関係はまったく分からない。

[山前 譲/尽きることのない好奇心が生み出した異色作 「波」2016年2月号より →全文へ]

あなたはどうやって、この短編を読むことができたのでしょうか。もしや、あなたは……。

[長江俊和/発表されない五つの短編・『掲載禁止』の理由 「波」2015年8月号より →全文へ]

小説新潮2016年9月号より【新連載スタート】「鬼門の将軍」

謎解きもさることながら、歴史と言葉に隠された、より大きなミステリを解く楽しみを、ぜひ皆さんにも味わっていただきたいな、と思います。

[中野信子/予言の自己成就 「波」2015年7月号より →全文へ]

霧とくれば、ミステリ・ファンが連想するものは決まってロンドンとホームズだろうが、この『あぶない叔父さん』は、そのどちらとも無関係だ。

[三橋 曉/黒々とした疑念が浮かび、やがて覆される 「波」2015年5月号より →全文へ]

「父から何か、頼み事をされませんでしたか」突然現れた美しい女性は、二十年前に刑務所で知り合った米兵、フィルの娘だった。

小説新潮にて【連載中】「杉山検校」

この小説、言ってしまえば時代小説を装ったSFなんですが、ミステリー的な、あるいはサスペンス小説的な要素も強い。

[乾緑郎/色香の漂う歯車たち 「波」2014年9月号より →全文へ]

礼と行動を共にするようになってから、薫の周囲で不可解な出来事が次々と起こり始めていたからだ。

[三浦天紗子/信を置くことができるか 「波」2014年10月号より →全文へ]

自分の価値観を問われ、度量の限界を思い知らされている。途方もない心細さとやるせなさが波のように押し寄せてくる。この衝撃、この動揺。小説を読んでこれほど心が乱されたことは、久しくなかった。

[藤田香織/後ひき度MAX! 動揺必至の衝撃作 「波」2014年9月号より →全文へ]

彼女がかつて結婚していたこと、家族と離れ、遠く北埼玉市にやってきた理由、そして赤ちゃんポストに預けようとした子供のこと。小さな事実を組み合わせていくと、そこには最先端医療の現在と人の心の齟齬が浮かび上がってきた。

[東えりか/「ヒト」はいつから「ヒト」になるのか? 「波」2014年7月号より →全文へ]

施設の主といわれるおしゃべり婆さんの横山トミ子が階段から転げ落ち、搬送先の病院で死去。それは一見事故と思われたが、用務員の糸井がトミ子が落ちた階段の上に人影を見たと証言したのだ。

[香山二三郎/昭和調で奏でる近未来ミステリー 「波」2014年7月号より →全文へ]

人は、目の前にある小さなひび、ほころびに気を取られることがある。見逃してしまえば些細なものであるが、それがいかに発生したかという謎に心を絡め取られると、解明するまで気が済まなくなってしまう。

[杉江松恋/些細なほころびが世界を不安にさせる 「波」2014年4月号より →全文へ]

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