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編集室だより



波 2010年9月号(2010/08/27発売)

◇今月の表紙の筆蹟は、『ストーリー・セラー』が刊行された有川浩さん。今回の対談は、親交のある湊かなえさんとのコラボレーション企画(湊さんの新刊『往復書簡』は、九月下旬に幻冬舎から刊行)で、幻冬舎の女性誌「ジンジャー」十月号には、有川さんと湊さんの往復書簡が掲載される予定です。
◇「喪神」で芥川賞を受賞し、『柳生武芸帳』をはじめとする作品で、戦後の新たな時代小説の世界をひらいた作家・五味康祐。その没後三十年にあたる今年、「没後30年 五味康祐の世界―作家の遺品が語るもの」展が、九月五日(日)から十月十一日(月・祝)まで、練馬区立石神井公園ふるさと文化館で開催されます(観覧料は一般三百円)。展示されるのは、尾張柳生家ゆかりの刀剣をはじめ、鐔、書画、無名時代の原稿、少女雑誌に連載した童話の原稿、書簡、創作メモや日用品、電蓄テレフンケンなどの音楽とオーディオを巡る資料など、初公開資料を多数含む約四百点。展覧会の詳細は、(財)練馬区文化振興協会(電話03-3993-3311)まで、お問合せください。
第二十二回日本ファンタジーノベル大賞(主催/読売新聞東京本社・清水建設 後援/新潮社 選考委員/荒俣宏、井上ひさし、小谷真理、椎名誠、鈴木光司。井上ひさし氏は、四月九日に急逝されたため、選考は四人の選考委員によっておこなわれました)の受賞作が決定しました。
 昨年を上回る、史上最多の応募総数六七〇編のなかから選ばれたのは、大賞の紫野貴李「前夜の航跡」(「わだつみの鎮魂歌」を改題)と優秀賞の石野晶「月のさなぎ」(「しずかの海」を改題)の二作。受賞者の略歴、選評などは、ただいま発売中の「小説新潮」九月号に掲載されています。詳しくはそちらをご覧ください。
 なお、大賞、優秀賞の二作は、十一月に単行本として刊行されます。刊行までしばらくお待ちください。



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