文学賞

絲山秋子『薄情』が第52回谷崎潤一郎賞を受賞!

絲山秋子『薄情』

8月22日、第52回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)の発表があり、絲山秋子『薄情』(小社刊)が受賞作に決まりました。長嶋有『三の隣は五号室』(中央公論新社刊)との同時受賞です。
『薄情』は昨年12月刊行。絲山さん自身が住む群馬を舞台にした長編小説です。実家で日々をやり過ごす独身男性の内面を見事に描き、各紙誌の書評でも絶賛を受けました。
贈呈式は10月11日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われます。

著者紹介

絲山秋子イトヤマ・アキコ

1966年東京都生れ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川賞を受賞。『逃亡くそたわけ』『ばかもの』『妻の超然』『末裔』『不愉快な本の続編』『忘れられたワルツ』『離陸』など著書多数。

書籍紹介