ホーム > ニュース > 佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』、朝井リョウ『何様』刊行記念対談  佐藤多佳子×朝井リョウ 新作大放談!!

イベント終了しました

佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』、朝井リョウ『何様』刊行記念対談 佐藤多佳子×朝井リョウ 新作大放談!!

佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』と朝井リョウさんの『何様』の刊行を記念してトークイベントを開催します。

佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』、朝井リョウ『何様』刊行記念対談  佐藤多佳子×朝井リョウ 新作大放談!!

 佐藤多佳子さんと朝井リョウさん、二人の人気作家による初めてのトークイベントが、la kaguで開催されます! 佐藤多佳子さんの新刊『明るい夜に出かけて』(9/21発売)と、朝井リョウさんの新刊『何様』(8/31発売)の刊行記念イベントです。

 お二人のつながりは、ともに青春小説の旗手である、ということだけにとどまりません。

 朝井さんにとって佐藤さんは、作家の大先輩であり、尊敬する存在。朝井さんは、佐藤さんの本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』を高校生の時に読み、大きな衝撃を受けたと言います。以来、佐藤さんの作品は全て読み、いつか『一瞬の風になれ』のような作品を書きたいという熱い思いをいまも抱き続けています。

 朝井さんのデビュー後、雑誌の対談をきっかけに出会ったお二人は、以後もそれぞれの作品に注目してきました。朝井さんの『何者』を読んだ佐藤さんは、「これはすごい小説だ。大きな話題を呼ぶに違いない」と思ったそうです。その予感通り、この作品で朝井さんは直木賞を受賞しました。

 佐藤さんの新作『明るい夜に出かけて』は、ラジオの“ハガキ職人”である主人公と、彼を取り巻く若者の群像劇です。小説のなかには朝井さんが「実名」でちょびっと登場します。今年3月まで朝井さんがパーソナリティをつとめたニッポン放送のオールナイトニッポンは、主人公の大のお気に入りでもあり、ラジオリスナーであることが、主人公の「唯一のアイデンティティ」となっています。

 いっぽう朝井さんの新作『何様』は、『何者』のアナザーストーリー6編を収録した最新作品集です。直木賞受賞から3年、「就活」の枠を超えた人生の現実を、さまざまな人物のその後を描くことで浮き彫りにしています。

 同じく連作短篇集で佐藤さんの人気作『黄色い目の魚』は、最初の作品から10年後に「その後」を書き始め、時間をかけてまとまった一冊で、『明るい夜に出かけて』も、もとはデビュー前の習作につけたタイトルだったそうで、長年温めてきて、熟成発展させた長篇です。

 la kaguでのお二人のトークは、最新作や一冊の本ができあがるまでのこと、深夜ラジオ、『何者』の映画情報など多岐にわたり、まさに「大放談」となります。お二人の、一夜かぎりの貴重な対談をお見逃しないよう、是非お集まりください。

開催日時 2016年10月5日(水) 19:00〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko 東京都新宿区矢来町67
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 チケット:2,000円(自由席)

*お二人に質問がある方は、チケット購入時にお書き込みください。(時間の都合上、すべての質問にお応えできないことをご了承ください)

*トーク終了後に佐藤多佳子さん、朝井リョウさんの新刊サイン会を行います。書籍は会場でも販売いたします。時間の都合上、サインは、1人一著者につき1冊とさせていただきますので、ご了承ください。

著者紹介

佐藤多佳子サトウ・タカコ

1962(昭和37)年、東京生れ。青山学院大学文学部卒業。1989(平成元)年「サマータイム」で月刊MOE童話大賞受賞。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で1998年度日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で2007年に本屋大賞、吉川英治文学新人賞、『明るい夜に出かけて』で2017年に山本周五郎賞を受賞した。著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『ハンサム・ガール』『夏から夏へ』『第二音楽室』『聖夜』など。

朝井リョウアサイ・リョウ

岐阜県生まれ。小説家。『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。『何者』で第148回直木賞、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。ほかの著書に『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』などがある。

書籍紹介