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岡田利規×山崎ナオコーラ×福永信 「小説の家」から聞こえる声

『小説の家』の刊行を記念して岡田利規さん×山崎ナオコーラさん×福永信さんのトークイベント開催します。

岡田利規×山崎ナオコーラ×福永信 「小説の家」から聞こえる声

何かと話題の“一生モノ”のアンソロジー『小説の家』の刊行を記念して、
著者の岡田利規さん、山崎ナオコーラさん、編者の僕、福永が、RethinkBooksに遊びに行きます!

岡田利規さんはチェルフィッチュの作・演出家として世界中で公演の旅をしています。
その旅の途中で、これまでたくさんのセリフを書いてきました。
この本に収録された「女優の魂」は、最初は短編小説だったんですけど、
いつのまにか、一字一句変えないまま、一人芝居になリました(本には舞台写真を掲載しています)。
小説全体が、セリフになってしまったんです。演劇作家ならではのマジック!

山崎ナオコーラさんの作品はいつもタイトルがすごいです。
「あたしはビー玉」とか「ニキの屈辱」とか。「ここに消えない会話がある」とか。
この本に収録された短編もやっぱり印象的。つい、声に出して読んでしまいます。
もちろん、小説にも魅力的なセリフがあって、それも口から出ちゃいます、黙読してたはずなのに(読書とは静かに読むもの、黙読するものと思ってたのに)。

この日、3人は気に入っている本の中から「セリフ」をたくさん、持ってきます。
そして、それをきっかけにおしゃべりをしようと思います。
小さな朗読会とも言えそうですね。
さて、どんなセリフが集まるだろう?

『小説の家』の奥付の「著者検印」欄にハンコをおす、「ハンコおし会」もやります。おたのしみに。

開催日時 2016年12月16日(金)19:00〜21:00(受付開始18:30)
会場 Rethink Books
住所:福岡市中央区天神1-10-24
問い合わせ先 電話:092-406-7787(11:00〜22:00)
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 料金:1500+500yen 1dri

著者紹介

岡田利規オカダ・トシキ

1973年横浜生まれ。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2008年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、2016年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。2020年、タイの小説家ウティット・ヘーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、2021年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、2022年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。同年、「ブロッコリー・レボリューション」で第35回三島由紀夫賞を受賞。

山崎ナオコーラヤマザキ・ナオコーラ

1978(昭和53)年、福岡県生れ。埼玉県育ち。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は「『源氏物語』浮舟論」。2004(平成16)年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、作家デビュー。著書に『人のセックスを笑うな』『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『論理と感性は相反しない』『長い終わりが始まる』『男と点と線』『モサ』(荒井良二氏との共著)『「『ジューシー』ってなんですか?」』『あたしはビー玉』『ニキの屈辱』『この世は二人組ではできあがらない』『昼田とハッコウ』『美しい距離』、エッセイ集に『指先からソーダ』『男友だちを作ろう』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で誰にも書けない文章を書きたい」。

福永信フクナガ・シン

1972年、東京生まれ。1998年、「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞を受賞してデビュー。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。著書に『アクロバット前夜』(2001/新装版『アクロバット前夜90°』2009)、『コップとコッペパンとペン』(2007)、村瀬恭子との共著に『あっぷあっぷ』(2004)『星座から見た地球』(2010)、『三姉妹とその友達』(2013)などがある。

書籍紹介