創刊から5年――文芸誌のあり方に次々と革命を起こしてきた「yom yom」が、さらに大きな一歩を踏み出します。
リニューアル号発売は5月1日。『センネン画報』『みかこさん』などで熱い支持を集める今日マチ子さんのイラストが表紙を飾り、装いも新たな新発進です。
目指すところは、「もっとドキドキ、さらにワクワク」。「読むことの楽しさ」を徹底的に追いかけて、神永学さん、高殿円さん、柚木麻子さんほか、豪華執筆陣による連載が6作スタート。もちろん石田衣良さん、乃南アサさんらの人気シリーズも継続中です。
旬の作家の最先端をお届けすべく、今後も続々と新連載が始まります。
「え、この人が文芸誌に!?」なんてサプライズも狙いつつ、年4回(2月、5月、8月、11月各1日発売)の季刊発行。
ドキ☆ワクを、ヨムヨム――どうぞご期待ください。
・yom yom‐読みたい作家を発見できる新世代の季刊小説誌
・「yom yom」は、あなたと一緒に歩いていきたい。|What is 「yom yom」?
・最新号目次
過日、新聞やテレビの報道で話題を呼んだ、夭折の天才アーティスト尾崎豊さんの創作ノートを完全収録した『NOTES―僕を知らない僕 1981-1992―』が本日発売です。
3月22日発売の「小説新潮」4月号では、膨大なノートの中から各時期を代表するページを選り抜きそのまま肉筆の形で掲載したのに対して、本書ではノート50数冊の内容を活字に起こし、あますところなく収録しました。
これらのノートは10年以上にわたり綴られたもので、デビュー直前の1981年から、1992年のラスト・アルバム「放熱への証」に至るまでの創作の軌跡を時系列に辿ることができます。「15の夜」「I LOVE YOU」といった名曲の原詩や、これまで謎に包まれていたニューヨーク滞在中の日記も収められており、どのページにも尾崎豊さんの生の声が詰まっています。また本書では、アーティスト・尾崎豊をもっとも近くで見ていた音楽プロデューサーの須藤晃氏が監修・解説・脚注を担当。当時の状況がより詳しくわかります。
この4月25日は、尾崎さんの没後20年にあたり、テレビの特別番組や追悼イベントなどがいくつも企画されているようです。本書は、いまなお社会に大きな影響を与え続ける尾崎豊さんの内面と創作の裏側に迫ることのできる貴重な一冊です。

◇関連記事
「小説新潮」4月号 尾崎豊の肉筆ノート初公開(2012年3月22日)
封印を解かれた尾崎豊「肉筆ノート」(2012年2月20日)
・立ち読み|NOTES―僕を知らない僕 1981-1992―‐書籍データ(単行本 定価1,890円)
・尾崎豊‐著者データ
・最新号目次|小説新潮‐月刊小説誌(4月号 3月22日発売、特別定価1,000円)
◇尾崎豊―1965.11.29-1992.4.25―|YUTAKA OZAKI SPECIAL WEBSITE‐特設サイト
3月24日に発売された「芸術新潮」4月号が3月27日、月刊誌としては異例の増刷となりました。
4月号の特集はマンガ家であり、映画監督でもある大友克洋氏(57)。73年のデビュー作「銃声」以来、超絶画力で日本マンガ界を飛躍させ、マンガ史は大友以前と大友以後に分けられるとまで称されています。79年に「Fire-ball」、83年に「童夢」、そして84年から大友氏の代表作「AKIRA」が刊行され始め、大ブレイク。自ら手がけた「AKIRA」のアニメーション映画は日本のみならず海外でもヒットし、欧米の日本アニメに対する評価を大きく変えました。
その後、マンガから映像の世界を主戦場にしていた大友氏ですが、約20年の時を経てマンガ界に本格的に戻ってきます。かねてからやってみたいと考えていた時代もの(明治時代が舞台)を連載するべく制作を進めているのです。
その大友克洋を81ページにわたって特集。今まであまりメディアの取材に応じなかった大友氏が3時間のロング・インタヴューに応えたほか、新作の制作現場を公開。また満載の原画に加え、この特集のために描きおろされたオールカラーのSFマンガ8ページも収録しています。
同号は通常より部数を増やして刊行したにも拘わらず、発売と同時に品切れ書店が続出。そこで増刷に踏み切ったのですが、これは2008年のフェルメールの特集以来のことです。
圧倒的画力に裏打ちされた描線、斬新な構図とストーリー、革新的表現でマンガ界のみならずアニメーション界、そして社会全体に衝撃を与えた大友克洋のこれまでの軌跡と新たな局面に興奮すること間違いなしの大特集です。
・立ち読み|芸術新潮‐1950年創刊の総合アート月刊誌
尾崎豊さんの遺した肉筆ノートを初公開する「小説新潮」4月号が本日発売になりました。
若者を中心に、絶大な人気を博した尾崎さんが亡くなったのは、1992年4月25日。自室には、死の直前まで綴られたノートが50冊以上も遺されていました。
真情を吐露した日記や意外な落書き、「I LOVE YOU」や「15の夜」など名曲の原型、筋トレのメニューや小説の執筆枚数などを詳細に記した日課表――。没後20年を前に、「小説新潮」4月号は膨大なノートから各時期を代表するページを選り抜き、そのまま掲載しています。
感情の揺れなど、微妙なニュアンスまで感じられるのは肉筆だからこそ。夭折のアーティストの知られざる内省と苦悩、創作者としての葛藤に初めて触れることができ、そして何より、一人の青年としての、ありのままの尾崎豊が刻み込まれた貴重な記録です。
なお、4月6日には、膨大なノートの内容を活字化し、あますところなく収録した単行本『NOTES 僕を知らない僕 1981-1992』が刊行されます。
・最新号目次|小説新潮‐月刊小説誌(4月号 3月22日発売、特別定価1,000円)
◇尾崎豊―1965.11.29-1992.4.25―|YUTAKA OZAKI SPECIAL WEBSITE‐特設サイト
「僕が僕であるために」から「僕を知らない僕」まで/須藤晃
I. デビュー前夜(1981年―83年3月)
「なにかつかむものがほしい なぜここにいるのかしりたい」十代半ばの少年は、青春の焦りや不安の中であがき、それを言葉で表現しようともがいていた。作為も、推敲も、ない。世に出る直前の天才が吐き出した、溶岩のような言葉の奔流。
II. 十七歳の地図(83年4月―12月)
「おいらがおいらであることを だれにも笑われないようにつづりたい」1983年12月にアルバム「十七歳の地図」をひっさげてデビューを果たすと、ノートは他人の目を意識したものに変わっていく。十代で発表されることになる数々の名曲の原石が、ここにある。
III. 回帰線(84年1月―85年8月)
「もっとリアルに もっと幻想的に歌いたい」二枚目のアルバムがチャートで初登場一位となり、怪物がついに姿を現した。人々は楽曲を口ずさみ、ライブに酔いしれる。ファンの存在を意識し始めた青年が、ステージでのパフォーマンスについて率直に綴った貴重な記録。
IV. 壊れた扉から(85年9月―12月)
「天才になるために努力した」おそろしいほどの注目と喝采の中で、彼はひそかに煩悶していた。自分の内面を見つめ、それを歌うだけで彼らを満足させられるのか。これまでの無邪気な問いかけから、懐疑的な自問へと変わっていく記述は、精神の磨耗をも予感させる。
V. ニューヨーク滞在日記(86年―87年)
「戦うべきは自分の心の弱さ」十代のうちに三枚のアルバムを発表した彼は単身ニューヨークに渡り、初めての長期滞在を経験する。本人もあまり語らなかったこの最も謎めいた期間に、一体何を考えていたのか。ひたすら研ぎ澄まされていく孤独な魂の独白。
VI. 東京拘置所にて(87年12月)
「鉄格子の影が落ちる 君の笑顔が思い出せない」拘置所の房内でも、ノートは綴られた。落ち込む気持ちを鼓舞するように曲作りにむかうアーティストは、ノートの最初に「太陽の破片」と題された詩を記す。これはその後、生涯でただ一度のテレビ出演で熱唱した曲となる。
VII. 街路樹(88年)
「僕は何故失いそうなのだろう」乱れた文字、消された記述。この時期の彼は、猜疑心に苛まれながらも、自分と世界をつなぐものを必死に探ろうとしていた。後期のスタートラインといわれる「街路樹」はニューヨーク時代に萌芽し、そうした状況で完成されていく。
VIII. 誕生(89年―90年)
「明日を夢見る人々よ ほこり高く生きるんだ」家庭を持ち、長男が生まれた時期に書かれたノート。復活作といわれる二枚組大作「誕生」へ繋がる想いが綴られている。この頃から、ノートに書き留めたメモをもとにワープロで清書するというスタイルに変わっていく。
IX. 放熱への証(91年―92年)
「その声は僕を許さない程 僕を苦しめる そして僕から僕をぬすんでゆく」記述の分量は大幅に減り、前向きな気分は影を潜める。ノートに記された最後の日付の二週間後に最愛の母が病没。その四ヶ月後にニューアルバムを完成させた彼は、発売を待たずに不慮の死を遂げてしまう。
「旅」は来年1月20日発売の3月号で休刊することになりました。1924年の創刊以来、最終号は通巻で1002号を迎えることになります。長い間ご愛読いただき、どうもありがとうございました。現在、最終号に向けて誠意編集中です。これまでのご厚情にふかく感謝いたしますとともに、最後までご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
定期購読者の皆様へ
5月号以降の返金に関しましては、3月号とともにお送りする書面にて、詳細をお知らせいたします。
なにとぞご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ窓口 新潮社 雑誌定期購読係
フリーコール:0120-323-900(9:00~18:00 平日のみ)
FAX :0120-988-959(24時間)
・旅‐隔月刊誌






