川端康成文学賞



第二十回川端康成文学賞




受賞作品


「犬(影について・その一)」 司修

「新潮」 1992年2月号



候補作品


阿川弘之
増田みず子
軽鴨 小沼丹
犬(影について・その一) 司修
喪服の子 山本道子
ジンベイザメになりたかった 大岡玲

選考委員


吉行淳之介 ヨシユキ・ジュンノスケ

(1924-1994)1924(大正13)年、岡山市生れ。東京大学英文科中退。1954(昭和29)年「驟雨」で芥川賞を受賞。性を主題に精神と肉体の関係を探り、人間性の深淵にせまる多くの作品がある。また、都会的に洗練されたエッセイの名手としても知られる。1994(平成6)年、病没。主要作品は『原色の街』『娼婦の部屋』『砂の上の植物群』『星と月は天の穴』(芸術選奨文部大臣賞)『暗室』(谷崎賞)『夕暮まで』(野間賞)『目玉』等。



水上勉 ミズカミ・ツトム

(1919-2004)福井県生れ。少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。



三浦哲郎 ミウラ・テツオ

(1931-2010)1931(昭和6)年、青森県八戸市生れ。日本芸術院会員。早稲田大学を中退し、郷里で中学教師になるが、1953年に再入学。仏文科卒。1955年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。主著に『拳銃と十五の短篇』(野間文芸賞)、『少年讃歌』(日本文学大賞)、『白夜を旅する人々』(大佛次郎賞)、『短篇集モザイクI みちづれ』(伊藤整文学賞)等。また短篇「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞。2010(平成22)年8月29日没。



大江健三郎 オオエ・ケンザブロウ

1935(昭和10)年、愛媛県生れ。東京大学仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、1958年「飼育」で芥川賞を受賞。以後、常に現代文学の最先端に位置して作品を発表する。1994(平成6)年、ノーベル文学賞受賞。主な作品に『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『新しい人よ眼ざめよ』『懐かしい年への手紙』『人生の親戚』『燃えあがる緑の木』『取り替え子(チェンジリング)』『美しいアナベル・リイ』『水死』等がある。



竹西寛子 タケニシ・ヒロコ





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