山本周五郎賞



第七回山本周五郎賞




受賞作品


『一九三四年冬―乱歩』 久世光彦

集英社



候補作品


狗神 坂東眞砂子 角川書店
一九三四年冬―乱歩 久世光彦 集英社
帰郷 海老沢泰久 文藝春秋
彷徨える帝 安部龍太郎 新潮社

選考委員


阿刀田高 アトウダ・タカシ

1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『イソップを知っていますか』など著書多数。



井上ひさし イノウエ・ヒサシ

(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。



逢坂剛 オウサカ・ゴウ

1943(昭和18)年、東京生れ。中央大学法学部卒。1966年博報堂に入社。1980年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1987年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1997(平成9)年6月に博報堂を退職、作家業に専念する。他に『百舌の叫ぶ夜』『重蔵始末』『相棒に気をつけろ』『相棒に手を出すな』等多数の作品がある。



長部日出雄 オサベ・ヒデオ

1934(昭和9)年、青森県生れ。新聞社勤務を経て、TV番組の構成、ルポルタージュ、映画評論の執筆等に携わる。1973年『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』で直木賞、1980年『鬼が来た 棟方志功伝』で芸術選奨、1987年『見知らぬ戦場』で新田次郎文学賞を受賞。おもな著書に『密使 支倉常長』、太宰治を描いた『辻音楽師の唄』『桜桃とキリスト』、『反時代的教養主義のすすめ』などがある。



山田太一 ヤマダ・タイチ

1934(昭和9)年、東京・浅草生れ。大学卒業後、松竹大船撮影所演出部に入り、木下恵介のもとで助監督を務める。1965年独立、テレビドラマの脚本家となり、「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」を始め、多くの名作を手掛ける。一方、作家としても活躍、『飛ぶ夢をしばらく見ない』(1985年)『異人たちとの夏』(1988年、山本周五郎賞)『恋の姿勢で』(1995年)などの作品がある。舞台脚本の分野でも、意欲作を次々に発表している。



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