ホーム > Web日本鉄道旅行地図帳 BLOG 悠悠自鉄 > 関東 > 3年連続新線開業なし
3年連続新線開業なし

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 皆様、お正月休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は年末杉崎行恭さんにお付き合いして、総武本線銚子四街道間の駅を撮影してきました。天気も良く、年末のひととき駅を楽しんできました。またそれとは別に東急田園都市線全駅の撮影も試みました。以前住んでいたたまプラーザ駅の変貌ぶりに仰天しました。近日中にこのブログで触れたいと思います。

 さて今日6日が弊社の仕事始めです。新年最初のお題は「新線開業」です。JR私鉄完乗状態を続けている身としては、新線開業情報は見逃せませんが、このところその新線開業がありません。私の知らないところで、まさかひっそりと開業していたということはないと思いますが、念のため調べて見ました。
 参考にしたのは、「日本鉄道旅行地図帳」刊行以来のお付き合いをしている「駅旅ゆけむり研究室」です。今や鉄道アイコンでは有名なサイトですが、楽しいイラストだけではありません。駅の改廃情報をとてもわかりやすく簡潔にまとめているページがあります。
 このページで過去数年間の新線開業を見てみると、平成23年3月の九州新幹線博多~新八代間と名古屋市営地下鉄桜通線鳴子北~徳重間以来、新線開業がありません。昨年も一昨年も新線開業がなかったのですね。
 それで今年はというと、やはりありません。明治5年に鉄道が開業して以来、3年間も新線開業がないというのは、残念ながら鉄道が衰退期に入っているということかもしれません。
 新駅の開業予定も2つしかないようです。3月に富山地鉄市内線、10月にひたちなか海浜鉄道で予定されています。廃止は津軽海峡線の3駅と江差線の9駅です。新線開業も少なければ、廃線も少なくなりました。4月には三陸鉄道が完全復旧する予定ですが、これはあくまでも「復旧」です。
 となると来年(平成27年)の3月に予定されている北陸新幹線まで新線開業はないということになります。宮脇俊三さんは新線開業が待ちきれずに、開業時刻表を自作されて、本にまとめておられましたが、その気持ちが最近になってわかるような気がしてきました。予定が発表されているのに一向に開業せず、自分は年齢を重ねるばかり、やむなく時刻表自作へ。
 新線開業でなくてもいいので、待ち遠しい鉄道イベントがあればいいのにと正月休みに何度となく思いました。
 本年も駄文にお付き合い下さい。

追伸
「さとたか」さん、ユーカリが丘の写真には驚きました。何かの間違いかと思いました。いつの間にか高級ホテルができたんですね。「特急ビヤダル」さんが投稿された駅のイメージしかありませんでした。
 「慶應義塾大学鉄道研究会」さん、井の頭線全駅撮影、ありがとうございました。あの神泉のトンネルについては、小野田滋さんの『東京鉄道遺産』をお薦めします。まだ読んでいなかったら、ですが。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年01月06日   東京 / 関東

PAGE TOP