革命のリベリオン 神永学 Manabu Kaminaga

革命のリベリオン 第Ⅰ部 いつわりの世界 神永学

定価:767円 ISBN:
978-4-10-180003-5

革命のリベリオン ―第Ⅰ部 いつわりの世界― 神永学
革命のリベリオン 第II部 叛逆の狼煙

定価:724円 ISBN:
978-4-10-180036-3

革命のリベリオン ―第II部 叛逆の狼煙― 神永学

神永学デビュー10周年記念、温めてきた壮大な物語。

神永学デビュー10周年記念、 温めてきた壮大な物語。 新シリーズ第Ⅰ部開幕!

津波に襲われ、崩壊の危機に瀕した首都・東京。国家存続すら危ぶまれたピンチを救ったのは若き天才科学者たちだった。しかし、彼らの科学技術は復興後には、解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会を生み出してしまう。
最下層階級の少年コウは、ある日、黄金の瞳をした少女イヴに危機を救われ、謎の男イザナギの許(もと)へと導かれる。イザナギやイヴの目的はなんなのか……。(第I部)

教養と武術を身に着け貴公子へと生まれ変わったコウは、昼はエリート学園の生徒、夜は腐敗した権力者とテロリスト双方を裁く“仮面の男”として暗躍する。一方、イザナギは米国帰りの実業家として社交界に姿を現した。政府に改竄前のDNAデータ公表を迫るテロ集団の計画を察知した彼らは、人型機動兵器“リベリオン”を駆り、ついに起ちあがる。
人間の可能性を信じる叛逆者たちの壮大な革命の物語、第II部突入!

トピックス情報

2015.06.24 革命のリベリオン プロモーションビデオ

2015.09.01 革命のリベリオン TVCM

登場人物紹介

  • コウ
    ■コウ

    最下層階級の少年。両親はおらず、妹・ユウナと二人暮らし。貧困層の住む町“旧市街”で、危険な仕事も厭わず妹を守るために働く。

  • ミラ
    ■ミラ

    上流階級の少女。富裕層だけが住める街“フロートアイランド”の中でも、影響力の強い市宮家の娘。

  • イザナギ
    ■イザナギ

    謎の男。右腕、左脚だけ義手・義足。現行体制の欺瞞を覆す“光”をもたらそうとしている。

  • イヴ
    ■イヴ

    黄金の瞳を持つ少女。イザナギを慕い、行動を共にしている。イザナギ同様、謎に包まれている。

  • クリス
    ■クリス

    警察組織のテロ対策班の隊長。低いDNAランクながら、隊長にまで上り詰めた野心家。

■“持てる者”たち

フロートアイランドの上流階級の中でもトップクラスの存在。政財界の中枢に関わり、現行体制を作り上げ、運用している存在。

▽市宮潤一郎

全国民のDNAデータの鑑定、管理監督をするイチミヤコーポレーションの経営者。

▽三島龍平

アンダーグラウンドの世界で力を持つ男。“持てる者”たちの闇仕事を引き受ける存在。

第I部人物相関図

キーワード

20XX年――東京、壊滅す! / 忌むべき「DNA解析システム」 / 富裕層の楽園「フロートアイランド」 / 虚飾の楼閣「セントラルタワー」 / スラムとなった「旧東京二十三区」 / 闇社会の「テロリスト」 / 謎の黒幕「フォックス」 / 「コウ」と「ミラ」/影と光と / 「叛逆者」たち / 「欺瞞」の真実 / 「希望の光」と呼ばれた少年 / 「草薙 巧」 / 旧東京に舞い降りた「白い仮面の男」 / 最先端の「人型機動兵器」

20XX年――東京、壊滅す!

すべては二十五年前。首都圏を襲った大地震と大津波によって、東京は壊滅。死者300万人もの被害が生じた。国家存続すら危ぶまれた未曾有の事態から始まった――。

忌むべき「DNA解析システム」

ネオ・シークエンサーは、天才科学者・草薙巧が作りだした、特性を明確にして適材適所の人員配置を行うためのDNA解析システム。目的は、震災からの早期復興だった。しかし、数値化されたDNAデータはいつしか順位づけされるようになってしまい、進路や生き方までも決めつけるDNA格差社会を生み出す元凶となってしまった。

富裕層の楽園「フロートアイランド」

人工海上都市。DNAランクの高い、富裕層たちだけが住まう場所。東京湾上にあり、地震や津波などの災害時には柱によって被害の及ばなさい高さへと押し上げられる。奇しくも先の大震災で亡くなった人数と同じ300万人が今や住んでいる。

虚飾の楼閣「セントラルタワー」

フロートアイランドの中心に位置する高層建造物。ネオ・シークエンサーのデータを解析、管理、保存するイチミヤコーポレーションがある場所。タワーに近いほど住む者のDNAランクや収入も高く、離れるほど低くなっていく。富と権力の象徴。

スラムとなった「旧東京二十三区」

旧世代のころの首都。先の大地震と大津波の教訓から、湾岸に高さ四十メートル以上の防波堤が張り巡らされた囲いの「向こう」側にある。復興はフロートアイランド建設へ移行してしまったため、旧区は復興半ばで放り出され、廃墟やスラム化したまま、DNA低ランク層が住むエリアとなった。

闇社会の「テロリスト」

富裕層たちの闇の仕事を引き受け、アンダーグラウンドの世界を取り仕切る者たちがいる。彼らは、DNAランクも低く、ハーフやクオーターなども多い。政府転覆の機会を狙っている。

謎の黒幕「フォックス」

警察だけでなく闇の組織やテロリストたちからも一目置かれ、恐れられる謎のテロリスト。類まれなハッキング能力を持ち、顔も名前も明かさず、テロの計画を授ける形で犯罪を実行している黒幕。その正体は、トップクラスの富裕層であるメディア王の息子。亡き母の願っていた「歪みのない社会」実現のため、今の社会を破壊してしまおうと考えている。

「コウ」と「ミラ」/影と光と

DNA最低ランクの少年・コウ。病弱な妹・ユウナとふたりでスラム街で暮らす。妹の治療費欲しさに、危険な荷物運びの仕事を引き受けてしまい、テロの容疑者となる。
DNA最高ランクの少女・ミラ。フロートアイランドの支配者であるイチミヤコーポレーション社長・市宮潤一郎の一人娘。何不自由ない生活を送りながらも、DNA差別が横行する現状社会に疑問と不満を感じている。テロ容疑をかけられ逃げ込んできたコウを助ける。

「叛逆者」たち

白い長髪、鋼鉄の義手義足を持つ謎の男・イザナギが率いる一団。黄金の瞳を持つ少女・イヴと、人懐こく陽気な青年・一馬は警察に追われていたコウを救い、イザナギの許へ導く。イザナギによって、現状のDNAランクが欺瞞に満ちた虚偽データであることがコウに明かされる。

「欺瞞」の真実

DNAデータは富裕層に都合が良いように改竄されたものであった。旧世代からの支配層がそのまま高いDNAランクとなるよう、市宮が便宜を図っていた。同時に市宮らの都合によって、邪魔になった人間のDNAランクを低く書き換え、フロートアイランドから抹殺するなども行われていた。

「希望の光」と呼ばれた少年

イザナギが行おうとする「革命」は武力による破壊ではなく、希望を示すことで民衆の意識を変えることを目的としたものだった。破壊して奪ったものはまたいつしか破壊され奪われる。コウを「希望の光」に仕立て上げ、革命を成そうするイザナギ。妹を喪ったコウは、彼らとともに革命に身を投じる。

「草薙 巧」

ネオ・シークエンサーを作り上げた天才科学者。しかしシステムの運用開始後、国家転覆のテロを企て、稀代の犯罪者となる。そんな忌まわしい名前を名乗る転校生がフロートアイランドの富裕層の子女が通う学園へ突然現れる。テロ容疑で死亡した最低ランクの少年・コウの生まれ変わった姿である。

旧東京に舞い降りた「白い仮面の男」

警察とテロリストたちのいたちごっこが続く中、突然現れた謎の存在。真っ白なコートをまとい、白い仮面で顔を隠している。高度な科学技術を凝らした数々の装備をしていて、テロを阻止し、警察をも撃退する、正体も目的も不明。決して殺人は行わないポリシーを持つ。

最先端の「人型機動兵器」

イザナギたちが用いる最新兵器。体長4メートルほどの直立二足歩行が可能な「ロボット」。有人操縦を必要とする代わりに、機動性に優れ、あらゆる場面で臨機応変な戦闘が可能となっている。赤いボディで、イヴの機体が「ネフィリム」。白いボディで、巧の機体が、「リベリオン」。

プロフィール

神永学(カミナガ・マナブ)

1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒。2004年『心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。エンタテインメント性の高いストーリーと、スピード感のある映像的な文章で圧倒的な支持を集め、小説のほかに舞台脚本も手がける。「心霊探偵 八雲」シリーズをはじめ、「天命探偵」シリーズや「怪盗探偵 山猫」シリーズ、『コンダクター』、『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』、『イノセントブルー 記憶の旅人』、『殺生伝 疾風の少年』、『浮雲心霊奇譚』がある。デビュー10周年の今年、長年あたためてきた「巌窟王」をモチーフとした本作『革命のリベリオン』を新シリーズとして刊行開始。

  • 神永学オフィシャルサイト
  • 神永学 10周年記念特別サイト
土林誠(ツチバヤシ・マコト)
TSUCHIBAYASHI CHARACTER DESIGN & ILLUSTRATOR

1971年大阪府生まれ。キャラクターデザイナー、イラストレーター。1996年、(株)CAPCOM で「バイオハザード」クリーチャーデザイン、「Devil May Cry」キャラクターデザインを担当。独立後、大人気ゲーム(c)CAPCOM「戦国BASARA」のキャラクターデザインを担当。ほかにも代表的な仕事例としては、東宝映画「十三人の刺客」タツノコプロ ASSASSINS 13 PROJECT キャラクターデザイン、(株)ファット・カンパニー/土林誠キャラクターデザインで「新選組トレーディングフィギュア」のキャラクターデザインと監修、吉川英治著「三国志」(星海社)のイラスト執筆を担当するなど活躍は多岐にわたる。