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編集者のことば 一冊一冊の本に、生まれたきっかけや制作にまつわるエピソードがあり、編集に携わった担当者の思いがこもっています。そんな「裏方からのひとこと」、よろしければご一読を―。

江戸のおトイレ

知られざる庶民の“排泄文化”を、古川柳と珍しい絵図によって明らかにする。


 最近のトイレは、水洗は当たり前。ウォシュレット機能や消臭機能が付いていたりしていて至れり尽くせりです。汲み取り式便所の存在すら知らない子供もいるようです。でも、今も昔の人とやることは同じ。では、江戸時代の人々は、どのようなトイレで、どんな風に済ませていたのでしょうか。たとえば、長屋住まいの庶民の厠(かわや)は、「惣後架(そうごうか)」と呼ばれる男女兼用の共同トイレが一般的でした。老若男女を問わず、家庭外不特定的多数が使用するトイレですから、さまざまなドラマが起こります。

●惣雪隠(そうぜっちん)に開帳の拝み穴
それが用心深い女に見つかって、
●不慮な怪我惣雪隠で目を突かれ
……いやはや、いつの時代にも出歯亀はいるようですね。併せて、下の絵図も見て頂くと、当時の雰囲気がおわかりになれると思います。それでは、江戸のおトイレにようこそ。
江戸のおトイレ

2002/11
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