新潮選書 |
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進化考古学の大冒険
モノよりもココロにこだわる、考古学の最前線。
考古学、という言葉から何を連想するでしょうか。こつこつと遺跡を掘りおこし、地層の年代を推定したり土器の文様を分類したりと、なんだか地味で辛気くさい学問だと思い込んでいるひとが案外多いのではないでしょうか。でも、この本を読むと、そんなイメージは払拭されるにちがいありません。
たしかに考古学はモノにこだわる学問ですが、その最新理論ともいうべき「進化考古学」は、ココロにこだわる。遺物(モノ)の分析をとおしてヒトの心のありようを解き明かし、さらには、数百万年にわたるヒトの「心の進化」を跡づけようとするのです。
地球に生きるヒトの心身の基本設計はどう定まったのか? わたしたちの祖先は縄文時代になぜ土器に美を求め、農耕とともに戦争を始め、紀元後に巨大な古墳を造ろうとしたのか? そして文字の衝撃をどう受けとめたのか? 著者は、旧石器時代から古墳時代までを七つの主題によって時代順に取りあげ、ヒトの心の進化と日本人の原像までを問い直していきます。「野心的な名著」(佐倉統・東大大学院情報学環教授)の誕生です。
2009/12




