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薬種問屋の北隣にある菓子屋・三春屋の跡取り息子です。若だんなよりひとつ年上ですが、ぼっちゃんにとってはかけがえのない親友なのでしょう。50過ぎの父親の跡を継ぐべく菓子作りの修業中ですが、さっぱりうまくなりません。とくにあんこを作るのが苦手で、栄吉さんの作るまんじゅうは「美味しくない」を通り越して限りなく「まずい」に近いような気がします。栄吉さんを思いやる若だんなはともかく、私たちは栄吉さんのおまんじゅうは買う気になりません……。三つ違いの妹、お春ちゃんは若だんなにほのかな恋心を抱いているようです。 |




離れの寝床で退屈をもてあます若だんなに江戸で起こっている様々な事件を語ってくれる岡っ引きです。名は清七とおっしゃいますが、通町界隈を縄張りにしており、日限地蔵の近くに住んでいることから、「日限の親分」と呼ばれています。縫い物で家計を助けていた妻のおさきさんが寝付いてしまってから、日本橋界隈の大店が差し上げる袖の下が大きな収入源となっているらしく、長崎屋にもちょくちょくお顔をお出しになります。 |

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なぜだか鳴家が見える5歳の女の子。江戸広小路で迷子になっていたところを若だんなに助けられました。深川にある大きな材木問屋、中屋の娘です。 |




於りんの叔父である正三郎の許嫁。両親を早くに亡くして、祖父母が営む紅白粉問屋、一色屋に引き取られました。素顔が想像できないほどの厚化粧を施しており奇異な印象を受けますが、とても真っ当な心根の優しい女性です。 |

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