〈三島由紀夫賞受賞第一作〉前田司郎「逆に14歳」(190枚)
新潮 2009年10月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2009/09/07 |
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JANコード | 4910049011096 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
・親切な福姫(ポッキ)さん/パク・ワンソ
・唐辛子姉妹/高樹のぶ子
・「恨」という劇薬=韓国SIA/高樹のぶ子
・俺俺(三)/星野智幸
・還れぬ家(七)/佐伯一麦
・幸福の森(二十二)/加賀乙彦
・コミさんのこと/奥本大三郎
・書道の時間/春日武彦
・「介護民俗学」から/六車由実
言葉と絵、響き合う自由/磯崎憲一郎+横尾忠則
もう一つの日本――カレン・テイ・ヤマシタ『サークルKサイクルズ』
・宮崎かすみ『百年後に漱石を読む』/上野俊哉
・平野啓一郎『ドーン』/苅部 直
・諏訪哲史『ロンバルディア遠景』/鶴岡真弓
・橋本 治『巡礼』/仲俣暁生
・限界小説研究会編『社会は存在しない セカイ系文化論』/福嶋亮大
・屋根裏プラハ(三)/田中長徳
・随想(十)/蓮實重彦
・残夢整理(十)/多田富雄
・母性のディストピア――ポスト戦後の想像力(十二)/宇野常寛
・高畠素之の亡霊(二十一)/佐藤 優
・明治の表象空間(三十八)/松浦寿輝
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。