橋本 治「リア家の人々」(480枚一挙掲載)
新潮 2010年4月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2010/03/06 |
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JANコード | 4910049010402 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
・仔犬/ラージェンドラ・ヤーダヴ
・ニーム/高樹のぶ子
・どこから見るか=インドSIA/高樹のぶ子
・空に梯子(三)/角田光代
・マザーズ(四)/金原ひとみ
・フィルムノワール/黒色影片(四)/矢作俊彦
・慈雨の音(八)/宮本 輝
・還れぬ家(十三)/佐伯一麦
・ネバーランド(十四)/藤野千夜
・幸福の森(二十八)/加賀乙彦
サラエボの幼年時代――アレクサンダル・ヘモン『愛と困難』
・詩が歩いてゆく/管 啓次郎
・初恋を手術した日/村田沙耶香
・どんぶりなかのジュラ紀/藤野可織
・前田 塁『紙の本が亡びるとき?』/円城 塔
・桐野夏生『ナニカアル』/野崎 歓
・橋本 治『橋』/蜂飼 耳
・平出 隆『鳥を探しに』/日和聡子
・山崎ナオコーラ『この世は二人組ではできあがらない』/古谷利裕
・随想(十五)[連載完結]/蓮實重彦
・屋根裏プラハ(八)/田中長徳
・明治の表象空間(四十三)/松浦寿輝
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。