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【特集】怖い妻たち

新潮45 2017年9月号

(毎月18日発売)

880円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/08/18

発売日 2017/08/18
JANコード 4910049370971
価格 880円(税込)

【特集】怖い妻たち
◆「夫を追い詰める妻」の事件簿/高橋ユキ
◆平成になじめない[特別篇]
 松居一代だけじゃない芸能界の暴走妻/島村洋子
◆夫婦の現代病「帰宅恐怖症」/小林美智子
◆なぜ妻は夫にムカつくか/黒川伊保子
◆どこにでもいる「妄執妻」/岩波明

◆水面下で大争奪戦 「北朝鮮レアメタル利権」/タン・ロミ
〈対談〉全体主義を生み出す危険な「小池現象」
 藤井聡 × 竹村和久
◆二十年前の未来小説・堺屋太一『平成三十年』を読む/岡田浩之
◆デリヘル内で法律相談「風テラス」をめぐる人々/里中高志
【特集】語ると危ない社会への「劇薬」
◆北と共催なら平昌五輪はボイコットせよ/さかもと未明
◆女性皇族のお相手には外国王室を/村上政俊
◆成人した子どもと同居の親は所得税二倍/出口治明
◆日本のテレビは2年間ドラマ制作をやめよ/デーブ・スペクター
◆シングルマザーをウリにするな/杉田水脈
◆そろそろ捨てたらどうか、スマートフォン/勢古浩爾
◆いじめ対策はロシア人に学べ/北野幸伯

◆早実・清宮幸太郎「最後の夏」全打席/中島雄人
◆映画『関ヶ原』公開スペシャル対談
 天下分け目を決した「10代の決断」
 原田眞人 × 東出昌大

◆シリーズ 無名兵士の墓標/笹幸恵
 〈7〉密林に架線を張った技術集団「通信兵」
◆私の独学ことはじめ(後篇)/福田和也
◆九州は豪雨が降っても「おつきあい」と「気遣い」/小田嶋隆
◆〈対談〉フィクションとノンフィクションはぐるぐる巡回している
 佐藤優 × 宮部みゆき
《好評連載》
◆100歳の肖像/歌代幸子
 〈3〉精神科医 高橋幸枝

◆こんにちの「田舎選挙」/常井健一
 〈5〉和歌山県東牟婁郡北山村長選
 村議会存続へ「日本第2位」過疎の村の「処世術」

◆明日も汽車の中で眠る/下川裕治
 〈8〉大陸横断カナディアン号 果てなき荒野の旅

◆トリロー 三木鶏郎と昭和「冗談」史/泉麻人
 〈4〉CMソング第1号誕生

◆一発屋芸人列伝/髭男爵 山田ルイ53世
 〈7〉ハローケイスケ
【歴史巨編!】  プリニウス 第42回/ヤマザキマリ+とり・みき
【第6回】近未来の危機を描く迫真のシミュレーション小説
 Δ(デルタ)/杉山隆男
◆形影譚/河谷史夫
 〈4〉中江丑吉と鈴江言一
◆めくるめくパワースポット/高橋秀実
 〈9〉空を見上げればUFOがいる?
◆ドキュメント|のらねこ風俗嬢/インベカヲリ★
 〈9〉貯めたお金の使い道
◆だからあれほど言ったのに/適菜収
 〈16〉安倍政権の本質はカルトみたいなもの
◆昭和史の人間学/保阪正康
 〈17〉微笑の習慣
◆江藤淳は甦える/平山周吉
 〈26〉埴谷雄高との訣れ、「天皇」小説の季節
◆日本のビョーキ/里見清一
 〈53〉信じてちょうだい
◆水戸学の世界地図/片山杜秀
 〈26〉ロシアの影
◆反・幸福論/佐伯啓思
 〈77〉「死ぬこと」と「死を考えること」
【達人対談】生き抜けば勝ち 雑草の戦略
雑草の達人 稲垣栄洋 vs. ビートたけし
◆[表紙イラスト]グレース・ケリー/信濃八太郎
◆[扉]表紙のひと グレース・ケリー

◆TOKYO2017
 武蔵小山(写真 広瀬達郎)

◆時代の標本 松田コレクションの世界
 〈9〉羽田空港開港 空の旅の興奮

◆明日も汽車の中で眠る
 〈8〉大陸横断カナディアン号 果てなき荒野の旅

◆[巻頭随筆]風が時間を/徳岡孝夫

◆謎解きナンバリング/佐藤健太郎
 〈9〉“識別記号”を超えた背番号

◆スポーツ指導者たちの「人を育てる」流儀/黒井克行
 〈15〉石浦外喜義の「雑草魂」

◆プライベート・プレスの物語/山田真吾
 〈9〉幻の堀辰雄“特製本”の行方

■Review■
・BOOK
・CINEMA
・EXHIBITION
・TV Peeper|村上和彦
・INTERVIEW|河合雅司
掌のうた
・短歌|選・解説 三枝昂之
・俳句|選・解説 小澤實

最新号PICK UP

【特集】怖い妻たち

豊田真由子議員の罵倒は強烈だった。松居一代の捨身の暴露にはあまりのまがまがしさに言葉を失った。彼女たちだけではない、このところ暴走妻がやけにニュースを賑やかしている。スキャンダルでも犯罪でも、彼女たちはもはや夫に引けを取らない。帰宅恐怖症の夫が現れるのも宜なるかな、だ。ではいったい妻たちは何を求め、どこへ向おうとしているのか。壊れゆく妻たちの研究。

〈対談〉全体主義を生み出す危険な「小池現象」
 藤井聡 × 竹村和久

都民ファースト、安倍自民、政権交代時の民主党。全く異なる政党を同じ人々が支持してきた。なぜ劇場型政治に左右されるのか、その人間心理を解き明かす。

【特集】語ると危ない社会への「劇薬」

モノを言うのがずいぶん窮屈になった。政治家への「失言狩り」はもはや難癖のレベルではないのか。良識や社会的立場を気にして本質的病因から目をそらし、語られるベきが語られない。ゆえにさまざまな問題はよけいに深刻化する一方である。ならば、あえてそこに切り込む必要があるだろう。ここに危険で挑発的で建設的な暴論7本をお届けする所以である。

この号の誌面

編集長から

暴走妻の時代

 豊田真由子議員の罵声は強烈だった。女優松居一代の捨身の暴露のまがまがしさには言葉を失った。彼女たちだけではない。このところやけに暴走する妻たちがニュースを賑やかす。もはやひとつの社会現象といってもいいだろう。安倍政権は「すべての女性が輝く社会づくり」を進めるが、6月に発表された重点方針2017の一番目は「あらゆる分野における女性の活躍」。ちょっとしたブラックジョークである。
 今月はその「怖い妻たち」を特集した。実際の殺人事件から芸能界の暴走妻騒ぎ、いま広がっているという妻が怖くて家に帰れない夫の「帰宅恐怖症」などなど、危ない妻の実態をさまざまにレポートした。
 特集はもうひとつあって「語ると危ない社会への『劇薬』」。いわゆる暴論特集である。「北と共催なら平昌五輪はボイコットせよ」「女性皇族のお相手には外国王室を」「成人した子どもと同居の親は所得税二倍」など、挑発的な提言が並ぶ。

新潮45編集長 若杉良作(「波」2017年9月号より)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞