ホーム > 新潮新書 > 編集者のことば > テレビでは言えないこと

新潮新書

編集者のことば 著者はもちろん、担当者にとっても手がけた本は我が子のように思えるものです。親バカだと思われるでしょうが、編集者の一冊の本にかける思いを読んでやってください。

テレビでは言えないこと

テレビの大罪

和田秀樹

 しごく常識的な、当たり前のことがテレビでは言わせてもらえない、と著者は言います。その「当たり前のこと」とは、データに基づく客観的な判断や、まともな大人なら口にするであろう率直な疑問です。たとえば、テレビでは一件の少年犯罪が起きると、すぐ「少年による重大事件が増えている」と言います(統計上は増えていません)。また、テレビは事件や事故の被害者を一方的に持ち上げますが、被害者は無謬であるという視点だけで、次なる被害を防げるものでしょうか。
 こうした「当たり前のこと」はテレビ以外のメディア、たとえばラジオや新聞、雑誌ならば伝えることができます。さらに、紙幅を費やした書籍であればなおのこと。「当たり前のこと」を言おうとしすぎるために、最近ではテレビの出演依頼が減ったという著者。今だから言える本音を、精神科医、教育関係者、そして二人の娘を持つ父親として吐露した本書は、良識ある大人であれば溜飲が下がること間違いなしの一冊です。

2010/08
新潮新書とは?
今月の新刊
近刊情報
今月の編集長便り
編集者のことば
書店POP

新潮新書カテゴリ




人間を考える


歴史を知る


世界がわかる


日本を読む


目からウロコ


文化を愉しむ


生活に役立つ


ビジネスのヒント


新潮新書メールマガジン

新潮新書から探す



発売日順に見る



すべてのジャンルを見る



RSS 新潮新書の新刊情報


メールマガジン

ベストセラーランキング
おすすめの一冊
映画・テレビ・舞台化作品

コロッケ『母さんの「あおいくま」』

糸井重里 ほぼ日刊イトイ新聞『できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと―』

塩野七生『十字軍物語3』

カレンダーと手帳 2012