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【永久保存版 宮部みゆき作家生活30周年記念大特集】
【小説特集 奇妙な果実】

小説新潮 2017年6月号

(毎月22日発売)

特別定価1,030円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/05/22

発売日 2017/05/22
JANコード 4910047010671
価格 特別定価1,030円(税込)
■まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
[宮部みゆき作家生活30周年記念超ロングインタビューより]

■目次
【永久保存版 宮部みゆき作家生活30周年記念大特集】

1987年のデビュー以来、エンターテインメント文芸の第一線をひた走り、ミステリーからSF、ホラー、時代小説と、多様なジャンルに挑み続ける稀代の物語作家の魅力を再発見する、保存版バラエティ大特集


巻頭二大企画

新潮社写真部お蔵出し!
ベストショットアルバム
――二十代の初々しい肖像から、取材先での意外な素顔まで

連載小説挿絵ギャラリー
30年の伴走者たち
――連載を鮮やかに彩った挿絵画家八氏の忘れがたい名場面集

超ロングインタビュー
立ち止まって振り返る30年の道のり
――生き生きとした言葉で作家生活と作品を語り尽くした、四時間を超える画期的オーラル・ヒストリー。世紀をまたぐ二部構成。《二十世紀編》《二十一世紀編》

単行本未収録作品発掘
――不幸にも現在読めない作品を、この際一気に掘り起し。小説、対談、エッセイ――幻の逸品の数々をお楽しみ下さい

〈小説〉
泣き虫のドラゴン
殺しのあった家
お年玉小説 あなた

〈対談〉
佐々木 譲×宮部みゆき
「キングはホラーの帝王」

〈エッセイ〉
「文庫の海に漕ぎだして」
「異常気象のわたし」
「なんでもありの船の旅」

各界からの「祝電披露」
――実業界、学会、映画界、そして海外からも心温まるメッセージが

出口治明 中谷美紀  成島 出 半藤一利 ビョン・ヨンジュ 山本博文

特別描き下ろしまんが
いしいひさいち 「ソロモンの仮説」
――宮部みゆきが小説を書いてなかったら――禁断のタラレバまんが

作家生活&全作品年表 作成=新保博久
――創作活動を時系列に沿って完全網羅した眺めて楽しい決定版資料

読者プレゼントのお知らせ
宮部みゆきさんの作家生活30周年を記念して、抽選で5名の方に宮部みゆきさん直筆サイン入り『この世の春』(上下巻、8月刊行予定)をプレゼント!
[→]詳細は本誌83ページまたはこちらから

【小説特集 奇妙な果実】

もっと不思議な話を聞きたい、思い切り奇妙な話が読みたいあなたに――


◆秋吉理香子/双生児の鏡
――アナベラになりたい。華やかな双子の姉の人生を妬んだドナは

小田雅久仁/髪禍
――宗教団体の儀式にサクラで参加した私。そこで目にしたものは

白河三兎/お静かに、ノマドが聞いています
――年下との恋に悩む女子高生の私。デート中に変な男が寄ってきた

梶尾真治/祈る男
――従兄のぼやきをきっかけに、私の人生の意味は大きく変わり――

【新連載】
西村京太郎/広島電鉄殺人事件
――路面電車で有名な、広島電鉄を特集する「月刊鉄道新時代」。
取材中、広電の若い運転士が、速度違反を起こしたことを知り

【短期集中掲載】
松井今朝子/べっちょない 第一部
――生れた家ゆえに、そして時代ゆえに、数奇な人生を歩む少女の物語

【連載第二回】
◆武田砂鉄/ポジティブ・ファシズム
――人の無意識に入り込んでくる「ポジティブ」、その急先鋒たる「広告」

【特選読み切り小説】
井上荒野/ペルー
――弱いことは不幸と信じるルエカ。だからクラスを支配するのだ

◆木皿 泉/ゆび
――終末期患者の望みを何でも叶えてくれる風変わりな病院があるという

◆中澤日菜子/無限(後編)
――突然、息子の死の真相を知らされた玄は、混乱の中である決断をする

原田ひ香/元女優
――おっぱいマンションに住む未亡人の宗子。彼女にはある秘密があった

本城雅人/疲弊部隊
――検察のスクープ記事を掲載した翌朝、キャップに特捜部出禁の通知が

小説新潮作家名鑑

◆中澤日菜子
――父から譲り受けた一品、十年続ける趣味。気鋭の小説家に密着

【バラエティコラム】
〈もういちど会いたい〉 こだま
〈思い出の手料理〉 丸山ゴンザレス
〈いつか住みたい街〉 渡辺 豪

【連載コラム】
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助/〈医療・介護〉杉江松恋/〈ホラー・ミステリ〉 村上貴史

【好評連載小説】
乾 緑郎/杉山検校
奥田英朗/霧の向こう
窪 美澄/トリニティ
小島慶子/陽だまりの宴
今野 敏/棲月 隠蔽捜査7
瀬尾まいこ/夏がぼくを走らせる  最終回
千早 茜/硝子のコルセット
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
早見和真/ザ・ロイヤルファミリー
薬丸 岳/刑事弁護人
山本一力/船旗を替えよ!
山本文緒/自転しながら公転する

【連載エッセイ・マンガ】
阿刀田高/漱石を知っていますか
Oka-Chang/へそのお
佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
西きょうじ/そもそも
群 ようこ/じじばばのるつぼ
森見登美彦/ならのほそ道
矢部太郎大家さんと僕 最終回

第三十六回「新田次郎文学賞」決定発表
「日本ファンタジーノベル大賞2017」募集要項
次号予告/表紙画家のつぶやき

この号の誌面

編集長から

30年目のお詫び

 小誌と宮部みゆきさんとのお付き合いは、第二回日本推理サスペンス大賞の受賞作『魔術はささやく』の抄録を掲載したことに始まります。以来、『ソロモンの偽証』を始め、幾多の傑作をお預かりしてきましたが、個人的に忘れがたいのが、担当した紀行エッセイ『平成お徒歩日記』です。時代小説に縁の深い各地の取材と言えば聞こえはよろしいが、実態は真夏真冬に長距離を遠慮会釈なく歩かせるというハードなもので、いくら宮部さんが健脚の三十代だったとはいえ、今なら「若手作家地獄の特訓」などとコンプライアンス問題に発展しかねないわけで、冷や汗を流す次第です。
 そんな宮部さんは、今年が作家生活30周年。贖罪の気持ちも込めて、保存版記念大特集を企画しました。四時間超のロングインタビュー、幻の小説など単行本未収録作品、いしいひさいち氏の描き下ろしまんがなど、小誌としても過去に例のないスケールです。稀代の物語作家の魅力を再発見して下さい。

小説新潮編集長 江木裕計

最終回 矢部太郎「大家さんと僕」

大家さんが入院して3ヶ月。
ある日、庭に作業着姿の人が沢山あらわれて……まさか立ち退き? 感動の最終回!

Image

■矢部太郎さんのひとこと

大家さんはお笑いにはあまり興味がないようで、テレビもNHK以外はたまにクイズ番組をご覧になるくらいだそうです。好きな芸能人を聞いたところ「一番好きなのはロザン宇治原さん」と仰っていました。ちなみに「二番目は辰巳琢郎さん」だそうで、大家さんは京都大学出身のインテリ芸能人がお好きみたいでした。僕とはだいぶ違うタイプです……。
宇治原さんは吉本の先輩なんですとお話しすると「宇治原さんは何人?」と質問されました。ロザン宇治原さんの「ロザン」というコンビ名の部分をホラン千秋さんのホランみたいに捉えられているみたいでした。


■読者の声

クスッと笑えて 心がほっこりします。大家さんと僕の間に流れる時間がゆっくりしていていいですね。是非本にしてください。(50代・女性)

最高! 笑わせよう! 和ませよう! 等の上から目線は感じられず。しかし、読み終えると 一人でニヤリ! なんだかホンノリしている自分がいます。(60代・男性)

◎これまでの「大家さんと僕」はこちらからご覧いただけます。

次号予告

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞