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原発を致命的に拗らせた元凶 国難に混乱で対処した指導者 「菅直人総理」という度し難き人災

週刊新潮 2011年6月2日号

(木曜日発売)

356円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/05/26

発売日 2011/05/26
JANコード 4910203110610
定価 356円(税込)

原発を致命的に拗らせた元凶 国難に混乱で対処した指導者
「菅直人総理」という度し難き人災
▼初めは手柄だったのに「海水注水停止」の嘘とペテン
▼自分は安全視察でも「SPEEDI」隠しで飯舘村を見殺し
▼無責任体質が生んだ「無意味会議」乱立で機動力は皆無
▼中韓首脳に見透かされた中身空虚なパフォーマンスの日々
▼それでも「滅びの神輿」を担ぎ続ける保身の政治家四人衆

被災民が泣いている!
義援金1300億円を届けぬ「日本赤十字」の怠慢
――困窮する被災者に、今、義援金を届けたい……。そんな思いをよそに、全国 から集められた義援金の大半は、未だ銀行の金庫に静かに眠っている。東電を凌ぐ巨大組織「日本赤十字」のあまりに硬直的な無為無策。

虚実の「放射能狂騒曲」
▼専門家も驚いたオオカミ少年の「セシウムの雨」報道
▼海の家は戦々恐々!? 初夏の海水浴どこまでいけば安全か?
▼溶けた炉心が余震で割れたら「水蒸気爆発」が起きるか
▼冷却作業を妨害する汚染水9万トン処理費用に9兆円
▼梅雨になれば「福島原発」に降る300ミリの雨の行き先

ドサクサに「民主党」が企む“亡国法案”に気をつけろ

【ワイド】儚き夢の請求書
(1)歌手生活50年でも「加山雄三」がスキー場を閉鎖する理由
(2)認知症「南田洋子」を世間に晒した「長門裕之」その後の余生
(3)「孫正義」がぶち上げた「メガソーラー」で損もまた良し
(4)3カ月で23キロダイエットという「清原和博」は更生したのか
(5)「小泉進次郎」も目が点! 「横粂代議士」民主党離党届で弾いた算盤
(6)奨励会で戦う女流名人「里見香奈」に男社会の職場イジメ
(7)ついにロッキードから逃げられなかった「佐藤孝行」寂しき晩節
(8)公募社長に合格した「元外務省エリート」が人に言えない脛の傷

一面で大誤報も!
亀裂が走った読売新聞「ナベツネ」帝国
――世界一の部数を誇る読売新聞社のあまりに唐突な社長交代騒動。その裏には、八十路も半ば越えて尚、引退の二文字を知らぬ「渡辺恒雄」主筆の意向があった。プロ野球開幕日問題で判断を誤り、東電社長人事では一面で大誤報という赤っ恥。「ナベツネ帝国」に何が起きているか。

■■■ コラム ■■■
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
団塊から歴女まで「日本史教科書」再読ドリル/小島 毅
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
明治めちゃくちゃ物語/野口武彦
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
セレブゴシップ天国ときどき地獄/関 陽子
気になる一手/中原 誠・小川誠子
私の週間食卓日記/高橋直樹
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース

■■■ 小 説 ■■■
村上海賊の娘/和田 竜
途方もなく霧は流れる/唯川 恵
けさくしゃ/畠中 恵

黒い報告書/日高恒太朗

▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵万智) ▼掲示板
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘

■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/ビジネス
▼マイオンリー 目黒祐樹
▼ガイド/アーツ
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 大森 望
▼エンターテインメント/インシデント/オーバーシーズ
▼スポーツ
▼スクリーン 北川れい子
▼タウン

■■■ グラビア ■■■
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・おちょクリック!
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一歩先行くもてなしの宿

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉

「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
 それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
 50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
 何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
 また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
 最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
 世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。