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アンのゆりかご―村岡花子の生涯―

村岡恵理/著

825円(税込)

発売日:2011/08/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

モンゴメリから、そして村岡花子からもらったものは大きい。――梨木香歩
『赤毛のアン』誕生秘話と波乱万丈の生涯。孫娘が描く、心温まる評伝。

カナダ人宣教師から友情の証として贈られた一冊の本。それが『赤毛のアン』と村岡花子の運命の出会いだった。多くの人に明日への希望がわく物語を届けたい──。その想いを胸に、空襲のときは風呂敷に原書と原稿を包んで逃げた。情熱に満ちた生涯を孫娘が描く、心温まる評伝。

  • テレビ化
    花子とアン 総集編(2024年1月放映)
  • テレビ化
    連続テレビ小説『花子とアン』(2014年3月放送)
目次
プロローグ 戦火の中で『赤毛のアン』を訳す
昭和20年(1945)4月13日、太平洋戦争が終結する4ヶ月前
第1章 ミッション・スクールの寄宿舎へ
明治26~36年(1893~1903、誕生~10歳)
第2章 英米文学との出会い
明治37~40年(1904~07、11~14歳)
第3章 「腹心の友」の導き
明治41~大正2年(1908~13、15~20歳)
第4章 大人も子供も楽しめる本を
大正3~6年(1914~17、21~24歳)
第5章 魂の住家(すみか)
大正7~10年(1918~21、25~28歳)
第6章 悲しみを越えて
大正11~昭和2年(1922~27、29~34歳)
第7章 婦人参政権を求めて
昭和3~13年(1928~38、35~45歳)
第8章 戦時に立てた友情の証
昭和14~20年(1939~45、46~52歳)
第9章 『赤毛のアン』ついに刊行
昭和21~27年(1946~52、53~59歳)
第10章 愛(いと)おしい人々、そして本
昭和28~43年(1953~68、60~75歳)
エピローグ 『赤毛のアン』記念館に、祖母の書斎は残る
アン誕生100周年、花子没後40年の平成20年(2008)4月13日
文庫版あとがき

注釈
村岡花子関連年表
主要参考文献
Special Thanks

「曲り角のさきにあるもの」を信じる 梨木香歩

書誌情報

読み仮名 アンノユリカゴムラオカハナコノショウガイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 440ページ
ISBN 978-4-10-135721-8
C-CODE 0195
整理番号 む-16-1
ジャンル ノンフィクション
定価 825円
電子書籍 価格 825円
電子書籍 配信開始日 2014/04/04

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著者プロフィール

村岡恵理

ムラオカ・エリ

1967(昭和42)年生れ。成城大学文芸学部卒業。祖母・村岡花子の書斎を「赤毛のアン記念館 村岡花子文庫」として保存し、その著作物や蔵書、資料を、翻訳家の姉・村岡美枝と共に研究している。また『赤毛のアン』の著者、L.M.モンゴメリの子孫やプリンス・エドワード島州政府と交流を続け、日本とカナダの友好関係促進につとめる。

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