旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


太宰治の青森

●津軽文人懐石の会
2009年は太宰治生誕100周年ということで、青森がひそかに盛り上がりを見せている模様。この会は、太宰治をはじめ、棟方志功、高橋竹山、寺山修二、淡谷のり子といった青森出身の各界人が好んで食べた料理を実際に食べてみてください……という魅力的なものでした。では、どんな郷土料理が出たか、その一部を紹介します。

まず太宰治は真鱈が好きだったようです。まずいただいたのは真鱈子の津軽漬け(真鱈の卵にするめや昆布を入れ、しょう油、酒、みりんで味付けしたもの)。さらに真鱈の昆布〆。鱈を生で食べるのは、鱈で有名な青森ならでは。ほかにも若オイ昆布のおにぎり(若くてやわらかい昆布を海苔のように巻いたおにぎり)、杏の紫蘇の葉くるみなどをいただきました。

そして棟方志功が好きだったのは「けの汁」。津軽の郷土料理としては、比較的有名なほうかもしれません。大根、豆腐、山菜など、さまざまな素材が入ったお味噌汁です。かつて津軽地方では小正月に、無病息災を祈って食されました。

手前は「真鱈の昆布〆」、奥は「けの汁」。

手前は「真鱈の昆布〆」、奥は「けの汁」。


右奥は太宰が好んだ「若オイ昆布のおにぎり」、左奥は三浦哲郎が好んだ「軍艦巻きヤリイカ乗せ」。中央は赤飯。

右奥は太宰が好んだ「若オイ昆布のおにぎり」、左奥は三浦哲郎が好んだ「軍艦巻きヤリイカ乗せ」。中央は赤飯。青森の赤飯は甘いのであった。


高橋竹山が好んだ「じゃっぱ汁」。

高橋竹山が好んだ「じゃっぱ汁」。こちらは白子まで入っていました。津軽では、真鱈は冬のごちそうだったそうです。青森駅のほど近くに「甚太古」という郷土料理がいただける店があるのですが、さらに贅沢なことにキンキのじゃっぱ汁があります。また竹山の弟子の津軽三味線を聴くことができます。


津軽地方を訪れる機会があるならば、ぜひ郷土の味に触れてみましょう。ちなみに4月下旬(開花時期によって微妙に異なりますが)から開催される弘前城さくらまつりは見事です。あれほどの桜は、ほかではなかなか見られません。(by 編Y)


●都市生活に似合う青森の手仕事
旅先のお土産屋さんでは地元の人の手仕事に出会えて、つい嬉しくて買ってしまいます。
が、いざ日々の生活で使おうとすると、サイズが大きすぎる! 色が派手! などいろんな支障が出てくる…。そんな体験にこころあたりはありませんか?

先日、東京・小石川のスペースたかもりで開かれた「美しい日本の手仕事/青森から」へ出かけました。
オーナーの高森寛子さんはこの10年、青森に通い、さまざまな手仕事に携わる人々との親交を深めつつ、あくまで「使い手」の立場から、現代の生活に生かせる手仕事についてのアドバイスを続けてきた人。

今展は、いわばその集大成的な展覧会で、青森の作り手たちが大勢参加。グラフィック・デザイナーの柏木江里子さんもそのディレクションに携わっていらっしゃいます。都市生活にもなじみそうなものがたくさんありました。

一例を紹介すると、あけび籐+裂織とこぎん刺しのバッグ(グループおりづる)、津軽のうるし玉+裂織(津軽伝統工芸士会+いしいゆみこ)、南部裂織のショルダーバッグと手提げ(南部裂織保存会+柏木江里子)。

(右)津軽のうるし玉。(左)こぎん刺しとあけびの小物入れ。

(右)津軽のうるし玉は自分で紐やチェーンに通してアクセサリーにできます。
(左)こぎん刺しとあけびの小物入れ。これぐらいのシックな色だと使いやすい。


(左)裂織とうるし玉のネックレス。(右)南部裂織のバッグ。

(左)裂織とうるし玉のネックレス。存在感はじゅうぶんですが、物理的に軽いのが嬉しい。
(右)南部裂織のバッグ。デザインが洗練されているから、やぼったくならない。


軽くて便利なうるしの「ちょっと掛け」。

軽くて便利なうるしの「ちょっと掛け」。塗りによって価格はさまざまですがだいたい10~20万円ほどです。


そして、今回の展覧会用の新作ではありませんが、私がこころ惹かれたのは、うるし塗りの「ちょっと掛け」。お玄関で靴を履くときなどに、ちょっと腰掛けることのできるポータブルな椅子です。

さまざまな土地で出会うとても質の高い手仕事、それらを現代の生活にどう結びつけてゆくかという大きな課題は、私たちのような編集者の仕事でもあるなあと自戒をこめて実感しました。

帰り際に、南部裂織保存会のお母さんが「とにかく青森はいいところだから一度来てください。織物も体験できますよ。それに十和田市現代美術館もとってもおもしろいの!」と声をかけてくださいました。去年開館した斬新な現代美術館、地元の人にどのように受け取られているんだろうとちょっと危惧していただけに、明るいお母さんの柔軟な感性に、ほっとしました。春になったら青森の機を織りにゆくぞー! (by 小熊)

スペースたかもり
東京都文京区小石川5-3-15-302
Tel/fax:03-3817-0654
*「美しい日本の手仕事/青森から」展は2月9~14日の会期をもって終了しましたが、気になる商品についてはお問合せください。

南部裂織保存会
青森県十和田市大字伝法寺字平窪37-21
Tel/fax:0176-20-8700
関連WEBサイト

十和田市現代美術館
関連WEBサイト


●「サザエザエのUFOキャッチー」

サザエのUFOキャッチー

「キャッチャー」じゃなくて、よくみたら、「キャッチー」でした~! 小泊の道の駅「こどまり」で見つけた、サザエの殻が景品のUFOキャッチャー。サザエの殻?! 何のために? しかも、にぎやかしのイカくんが微妙に邪魔して難易度高し。

1回¥500。サザエの殻1個で、生サザエ1個と。または、赤サザエ5個と取替えてくれます。奥の生簀に本物の景品は眠っているのでした。(安心した~。)
イカを釣ってもなにももらえません。


●津軽海峡夕景色

津軽海峡夕景色

「こーんなきれいな夕日はめったに無いよ!」と地元の人もびっくりしていた、
津軽海峡夕景色!
かもめが飛び、小船が浮かび、向こうには函館半島が横たわる。
足元の水はすんでいて、小さな魚の群れがわらわらと泳いでいた。
波と風の音が心地よく、あまりのうつくしさに、涙が出そうになった (by Amy)

2009年03月17日   おすすめ情報
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