旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


SL人吉と鉄道博物館

SL人吉
九州の熊本から人吉を経由して鹿児島に至る「肥薩線」は、今年(2009年)開通100周年を迎えます。それを記念して、4月25日(土)から、熊本駅と人吉駅の間で、「SL人吉」が運行しています。「SL人吉」の機関車は、1922年に作られたもの。1975年に現役を引退し、その後は、1988年から2005年まで牽引機として活躍。今回、二度目の復活を果たしたのでした。

先日、試乗会が開催され、ひと足お先に乗ってきました。童心にかえり、心から楽しんだ2時間半をご紹介します。SL列車の旅は、なんとも心沸き立つものがあります。GWや夏休みに、ひと味違う旅が経験できること間違いなしですよ。
*2009/11/29までの期間中、金・土・日・祝日・夏休みに運行します。
詳しくは⇒SL人吉―100年レイル肥薩線の旅―「運行情報」

●熊本駅に、堂々の入線

真夏のような日差しが射すSL日和。「SL人吉」は、まるで作られたばかりのようなピカピカの姿で、熊本駅のホームに堂々と入線しました。存在感ある「SL人吉」の機関車。集まった報道陣も、気合いを入れて一斉に撮影開始!

真夏のような日差しが射すSL日和。「SL人吉」は、まるで作られたばかりのようなピカピカの姿で、熊本駅のホームに堂々と入線しました。存在感ある「SL人吉」の機関車。集まった報道陣も、気合いを入れて一斉に撮影開始!


JR九州の乗務員さんが、きめ細やかなサービスをしてくれます。出発に備える機関士さんの、きびきびとした動作もかっこいい!
JR九州の乗務員さんが、きめ細やかなサービスをしてくれます。出発に備える機関士さんの、きびきびとした動作もかっこいい!

客車内に入ると、まるで高級ホテルの客室のような上質なインテリアに驚かされます。天然木をふんだんに使った温もりあるデザイン。座席は布張りと革張りの2パターン。座り心地も抜群です。
客車内に入ると、まるで高級ホテルの客室のような上質なインテリアに驚かされます。天然木をふんだんに使った温もりあるデザイン。座席は布張りと革張りの2パターン。座り心地も抜群です。

この客車を設計した水戸岡鋭治さんは、九州新幹線「つばめ」をはじめ、JR九州の数多くの車両を設計している方。優れた鉄道デザインに贈られるブルネル賞など、たくさんの賞を受けている世界的な名デザイナーです。(「旅」2008年12月号の南九州特集にもご登場いただきました)「デザインは公共のため」と話す水戸岡さん。水戸岡さんが設計した客車に乗ると、よいデザインが心を豊かにしてくれることを実感できます。
この客車を設計した水戸岡鋭治さんは、九州新幹線「つばめ」をはじめ、JR九州の数多くの車両を設計している方。優れた鉄道デザインに贈られるブルネル賞など、たくさんの賞を受けている世界的な名デザイナーです。(「旅」2008年12月号の南九州特集にもご登場いただきました)「デザインは公共のため」と話す水戸岡さん。水戸岡さんが設計した客車に乗ると、よいデザインが心を豊かにしてくれることを実感できます。

●9時41分、定刻どおりに熊本駅を出発進行!

早速、車内を歩き回ってみます。客車は全3両編成。1両目の展望ラウンジからは田園や街並みのパノラマが広がります。

早速、車内を歩き回ってみます。客車は全3両編成。1両目の展望ラウンジからは田園や街並みのパノラマが広がります。




2両目にあるビュッフェでは、地元の特産品を販売していました。

2両目にあるビュッフェでは、地元の特産品を販売していました。


最後尾3号車の展望ラウンジは絶景! 移りゆく景色をいつまでも眺めていたくなります。

最後尾3号車の展望ラウンジは絶景! 移りゆく景色をいつまでも眺めていたくなります。


途中停車した駅では、地元の男の子が記念撮影。

途中停車した駅では、地元の男の子が記念撮影。



熊本駅を出て約1時間走ると、八代駅に停車します。ここから終点の人吉までが、本日のハイライト。日本三急流、球磨川沿いを走るこの区間は、全国でもっとも美しい車窓のひとつと言われています。

心が洗われる、球磨川の清涼な流れと新緑の山々。
心が洗われる、球磨川の清涼な流れと新緑の山々。




白石駅では3分停車。古い駅舎には機関車の煙がよく似合います。
白石駅では3分停車。古い駅舎には機関車の煙がよく似合います。



途中、一勝地駅では10分停車。地元の人が販売する焼酎や果物などの特産品を急いで購入! そして、12時13分、定刻どおり終点の人吉駅に到着です。
SLの存在感に圧倒され、童心にかえって心躍る楽しい時間も、あっという間に終点。心から楽しめた2時間32分でした!!
(by M太郎)

*下りは熊本駅発9時41分、上りは人吉駅発14時39分の1日1往復。
*熊本~人吉に乗車の場合、大人¥2,570(乗車券+指定券)。切符は、運行日1ヶ月前の朝10時から予約と販売が開始されますので、お早めに。



●鉄道博物館の「時刻表」コレクション展
鉄道つながりで……。大宮にある「鉄道博物館」、一度は行ってみなきゃと思っていたのですが、今回、念願かなって、行ってきました。「JTB時刻表」が4月20日発売号で、通算1000号の発行とのこと。その記念のコレクション展が開催されているのです。

大宮駅からニューシャトルに乗って1駅目が「鉄道博物館駅」。

大宮駅からニューシャトルに乗って1駅目が「鉄道博物館駅」。


カラフルなニューシャトルの車体。

カラフルなニューシャトルの車体。平日の午前中でも、「鉄博」の会館時間に合わせて家族連れなどの鉄道ファンで、シャトルは結構満員です。あなどるなかれ!


改札口から博物館の入口までは、時刻表のタイルの床やSL機関車などの出迎えが
改札口から博物館の入口までは、時刻表のタイルの床やSL機関車などの出迎えが。

1階には実物車両展示。中央のC57形式蒸気機関車のほか、国鉄(現・JR)初の寝台車両や特急車両も。実物なので、迫力満点です。

1階には実物車両展示。中央のC57形式蒸気機関車のほか、国鉄(現・JR)初の寝台車両や特急車両も。実物なので、迫力満点です。


俳優の半田健人さん
さて、この日は「JTB時刻表」の1000号目の発売日。最近「鉄男」くんキャラをカミングアウトしている俳優の半田健人さんと、ここ「鉄博」の学芸員さん、「JTB時刻表」の14代目編集長の3人のトークショーもありました。半田さんは「時刻表が好き。妄想旅行ができます」とのこと。時刻表大好きの私としては、思わず「コンプリート!」(半田さんの主演ドラマ「仮面ライダー555」を見ていた方ならお分かりですよね?)と呟いたものです。時間という点が線になっていく、それが時刻表。PCや携帯の列車の時刻検索では味わえない楽しさが時刻表にはありますものね

ずらり並んだ、1000号分の表紙。
ずらり並んだ、1000号分の表紙。
なつかしい「おだんご鼻」の新幹線は
表紙の常連モデル。
~コレクション展より~


上の写真で半田さんが持っているのが、その1000号です。大正14年(1925)の「汽車時間表」から始まって、平成21年(2009)までの、通算1000号目。84年もの長きに渡って、よくぞ続いたものです。「時間通りに列車が動くからこそ、時刻表がいままで続いたのでは?」と14代目編集長。「戦時中のほうが、列車は正確に走っていたらしい。戦後はインフラが駄目になっていたし、石炭の入手が困難だったこともあり、ちゃんと走っていなかったといわれている」と学芸員さん。戦時中もちゃんと時刻表が出版されていたのにも驚かされます。とはいえ、紙1枚という時刻表になったこともあるのだそうです。

……などなど、時刻表にまつわる話は尽きません。最後に、時刻表はどのようにして出来上がると思いますか? 各運輸会社の支社から送られてきた紙のデータを時刻表に落とし込んでいくのですが、このデータは「各支社」のもの――つまり、例えば東京⇒九州のA駅への時刻表を作るとします。東京―九州間を区切っている支社の数が10支社あるとすると、少なくとも10通りの時刻があるわけですよね。そのデータをせっせとつなぎ合わせて東京⇒九州A駅まで、1本につながっている時刻表に作りあげていくのです。ものすごく大変な作業ですよね……全国津々浦々を網羅するのですから。しかも毎月!!
これこそ、究極の「点と線」だと思いませんか?
1000号、ホントにホントにおめでとうございます!
(by Cocco)

*鉄道博物館コレクション「時刻表展」~2009/8/31まで。鉄道博物館所蔵の約7,000点の時刻表類の資料から130点を展示。(コレクション展は無料。鉄博入館料のみ。)
*お弁当発売中! その名も「1000号はっこう弁當」。おかずはすべて発酵食品を使っている、冗談のようなネーミングですが、おいしいお弁当(¥1,000)。東京・上野・大宮・新宿・品川の各駅、もちろん「鉄博」でも販売しています。

1000号はっこう弁當

2009年04月28日   おすすめ情報
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