旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


松本とそば

●クラフトフェアまつもと2009
5/30~31日、「クラフトフェアまつもと2009」に行ってきました♪ 前号「韓国・ソウル」号(6月号)でクラフトフェアも特集しているので、今回、松本駅の“MI・DO・RI”内にある改造社さんという本屋さんでバックナンバー販売イベントをさせていただいたのです。休憩時間には、駆け足でクラフトフェアの会場を覗いてきました。めちゃめちゃ楽しいフェア! このクラフトフェアの発足メンバーである木工デザイナーの三谷龍二さんもブースにいらっしゃいましたよ。そして、なんと読者の方々が「『旅』をみて松本にきたの」と、フェアの帰りに寄ってくださったり、「三谷さんのブースに行ったけど、もうすっかり売り切れてて。。」と報告しにきてくださったり。みなさん、有難うございました 私たちもお話できて、とても楽しかったです!

クラフトフェアまつもと2009
松本のクラフトフェアは、今回で25周年。大事に大事に続けてこられたのがとてもよく分かる、グレードの高い作品ぞろいです。各ブースのディスプレイも見逃せない面白さ。地面や芝生を上手く使ってのディスプレイや公園内のベンチを使ったり。ホント、素敵に凝ってるんです ガラス工芸から、布、織物、陶芸、食器、木工テーブル、籠、アクリルや金属の小物、、アクセサリー、糸などなど。。。右上の(ロバのパン屋さんみたいな)移動古書店も! 入口近くの講堂内の信州大学の展示も頑張ってました。

あがたの森公園

会場の“あがたの森公園”は、名門・旧制松本高校の跡地。大正時代の洋風建築が趣のあるままに保存されています。この落ち着いた雰囲気もフェアを居心地のいいものにしているのかもしれません。


かなり気持ちいいです。
公園内で持参のランチをのんびり食べながら、まる1日ゆっくりみて回る人も。お客さんは地元の人はもちろん、木曽や名古屋、関西、東京からとさまざま。ほのぼのした空気感は、家族連れの人々が多いせいかも。公園の奥では右写真のように山を背景に散策♪ これは、かなり気持ちいいです


目片千恵 硝子展

クラフトフェアの思い出に覗いてみることに。

会場で、あまりの色のきれいさに足をとめたガラス作品の作家さんの個展のチラシをいただいてきました。(トップの左上写真。)クラフトフェアの思い出に覗いてみることに

■日時:2009/6/27(土)~7/9(木)12:00-19:00 
*7/4(土)はお休み。最終日は17:00まで 
■会場:トライギャラリーおちゃのみず
東京都千代田区神田駿河台3-5  Tel:03-3291-5811


●そば・そば・そば!
「松本に行ったら、おそば!」。“ほしよりこ”さんのイラストエッセイ「山とそば」(小社刊行の雑誌「yom yom(ヨムヨム)」vol.10、2009/3月刊掲載)に触発されて“そばづくし”を決め込み、販売イベントの2日前の夜に松本入りしました。(翌日の朝一番から“そばづくし”するためなんですけどね
松本駅は、駅前からして、なんとおそば屋さんの多いこと! でも今回は、松本初心者ですので、そば好き“ほしよりこ”さんを忠実に踏襲するつもりなんです。もちろん宿泊は「松本ホテル花月」。思った以上に居心地がいいです。“お一人様の旅”でも初めてさんでも、親戚の家に来たような安心感に包まれるような感覚とでもいいましょうか。。。♪
かなり気持ちいいです。
ホテル花月の正面。階段を上がって正面扉を開けます。この改まったレトロ感、嫌いじゃないなぁ 右写真はロビー。

そろそろ21時。夜も更けています。早速1食目のおそばといきたいものです。松本そばの1食目ですので、美味しいおそばを期待し。ホテルのそばでどこかないかなぁと、ぷらぷらするうち目に入ってきた「吉邦(きっぽう)」に。実は、お店の周りを3回ほど往復するという怪しい入り方をしてしまいました。(苦笑)

“そばの薄焼き”、馬肉ロースト。“もりそば”。

松本では“そばの薄焼き”というメニューをよく見かけます。そば粉の厚いクレープのようなもの。これに辛味噌をつけて食します。昨日〆たものだから、ちょっと焼いたほうが旨いよ♪とすすめられた馬肉ローストと。ウマッ お酒は、もちろん「焼酎のそば湯割り」。
そばをいただきます♪ 今回のテーマは、“もりそば”。これ1本で行こうと決めているので、吉邦おすすめの鴨つけそば、土鍋そば、サラダそばには目もくれず。


翌朝。おそばから始める予定が、香ばしい香りに引き寄せられて、うっかり“花月モーニング”を食べてしまいました。そういえば、ほしさんも「山とそば」で何度もここでモーニングをしたとありましたっけ。なんか居心地いいんですよねぇ、ココ♪
ホテルの右隣には、松本で最も古いといわれるそば処「小林」や、パン屋、居酒屋の並ぶおいしそうな横丁も♪ 
さて、古地図によると、このホテルの位置はお城の外堀りの内側、大名屋敷のあった町らしいのです。ということはお城も近い?ということで、運動のため、国宝・松本城へ。お城の天守閣から望む山々は、みどり色というよりは、清々しい青い山脈! 山が呼んでいる!!と思うのは私だけではないでしょう。次回は絶対、ここから山にいかなきゃ♪です。
お城公園の中にある「松本市立博物館」では、クラフトフェアにあわせて「松本民芸館」の創館者=丸山太郎、生誕100年の特別展が開催されていました。螺鈿や卵殻細工の作品は私がいうのもおこがましいのですが、「純粋な力」「純粋な確信」とでもいうのでしょうか、素晴らしいです。特に卵殻細工の工芸品の力強さに見入られました!
そろそろ「野麦」の開店時間です。お城から歩いて中町へ。10分もかからない距離です。野麦では、今後の予定も考えて“半分”というメニューを注文。この地では、どのお店も盛りが多くて、半分でも一人前な感じなのです。極細のおそばにびっくり。おネギの刻みが、とにかく美しいです! 

源智の井戸

「松本は、水が旨いんですよ!」と、昨夜のお店のお客さんに教えられた井戸のひとつ「源智の井戸」に。やわらかくて、なんだか甘い気がします。400年も前から飲まれている信濃の国No.1といわれた湧き水なのだそうです。目の前で数人の方々がポリタンクにお水を入れてもって帰ってました。もちろん私もペットボトルに

井戸の近くのおそばやさんでも、もり1枚。太目のおそばだったせいか、少しお腹が膨れてきました。さて、この井戸の裏手には、「松本押し絵」のお店があると手元の地図にあります。江戸川乱歩の小説「押し絵と旅する男」を読んでから、「押し絵」というちょっと不思議な言葉に惹かれています。その「ベラミ人形店」には、古いものもあるそうなので、是非みせていただこうと、向かったのでした。

●松本押し絵
“松本押し絵
松本押し絵は江戸時代から武家の妻女の手仕事として栄えたとのこと。そのせいか、そこはかとなく、お顔が上品です。人形の顔を描くのは、どの種の人形においても実はなかなか難しいのです。お話を伺ったベラミの三村和子さん(写真右上)は、人形製作一筋にウン十年。「自分がでるんですね。疲れていては描けません。穏やかな気持ちでね、向かいます」とのこと。ご自身もお人形さんのようですね 後ろのケースの中には、古い押し絵の展示が。左下の写真は、84才の方の鈴木春信の浮世絵を模した作品。5~6年かけて作られたそうです。「春信は上品で可愛いんです。でもね、ほら、見て。指が細いでしょう。この繊細さが苦労するんですの(笑)」と和子さん。
ベラミ人形店では、衰退した松本押し絵の復刻にも努めています。右下写真は、手前の押し絵の分解図。古いものは、より複雑な分解図になるわけです。


この日は、押し絵教室の日でもあったらしく、奥から楽しそうな声が聞こえていました。遠くは水戸や名古屋から習いに来ている方もいるのだとか!

●またまた、おそば♪
少しお腹に余裕が出てきたので、民芸館への道筋にある「開田そば 田舎屋」へ。民芸館のひとつ手前の「惣社」バス停を降りるとすぐです。

“馬のもつ煮”、そば。

メニューに、珍しい“馬のもつ煮”を発見♪ 早速注文!(写真左上)。次回は油揚げのメニューも頼んでみようかな


開田は木曾の高地。「そばは、粉」といわれますが、(そういえばパンも同じことをいわれますね)開田のそば粉も一目置かれているようですね。本日3食目のおそばなのに、満足満足 しかも最後にでてくる“そば湯”が、とろ~りとしていて美味しいんです 「変な話ですが、そば湯が美味しいんですけどー」というと、ナント、新たにそば粉を溶かしてだしているのだそうです!! お代わりをすすめられましたが、「もったいない、もったいない。これで充分です♪」と最初の分を完呑。
ところで田舎家さんのご夫婦も、クラフトフェアは毎年楽しみで、お昼の営業が終わると、二人で飛んでいくのだそうです。お店で売っているお皿などもいい感じなのは、そういう流れなんでしょうか。。。

田舎家さんをでて、ゆっくり歩き、10分ほどで「松本民芸館」へ。小さな田んぼの向こう側に両手を広げて迎え入れてくれるような門が見えてきます。博物館で見た丸山太郎氏の展覧会ポスターで使われていた卵殻細工の盆も展示されています。

門をくぐると自然林のお庭。道案内の石碑に導かれて建物へ。(写真右上)これが丸山太郎作の卵殻の工芸品。ダイナミック! 風が吹き抜ける1階で木の椅子の感触をたしかめて。

門をくぐると自然林のお庭。道案内の石碑に導かれて建物へ。(写真右上)これが丸山太郎作の卵殻の工芸品。ダイナミック! 風が吹き抜ける1階で木の椅子の感触をたしかめて


玄関に飾ってあった10人のお地蔵様。

玄関に飾ってあった10人のお地蔵様。近所の方が、前に飾っている葉っぱとどんぐりのオブジェを作ってくれたのだとか。受付の方も気さくで、全体にアットホームな民芸館。いい時間がすごせます♪


市内へのバスは30分に1本です。ゆっくり歩いて中町の「ちきりや工芸店」さんに向かいます。初代は、この丸山太郎氏です。“工芸の松本”の歴史を知る終着点は、やはり中町のちきりやさんしかありません!
40分かけて中町まで。女鳥羽川沿いを歩いていたので、「女鳥羽そば」にばったり行き当たりました。ラッキー♪ すすめられて三重ねそばを。もうお腹に入らない。。。かも。。。小盛りにしとけばよかったです。。。次回は、こちらでは絶対にそばがきに挑戦してみたいと思います。           
おそばって、お酒を飲まなければ、あっという間にお店を出ることになりますよね。これって、結構、町歩きには気軽でいいかも。女鳥羽そばを風のように失礼して、横の道をふらふら~と入っていくと、出たところは中町の「ちきりや工芸店」! そう、女鳥羽そばとちきりやさんは、背中合わせだったんです。

ちきりやさん。

ちきりやさん。全国各地の陶器や小物が。
盛岡の釜定さんの鉄の栓抜きを発見!


この後は、明日の駅の本屋さんでの販売イベントの打ち合わせに急ぎ向かいます。そして……打ち合わせが終了し……小社営業担当の女子と昨夜の「吉邦」さんを再訪。吉邦さんおすすめの鴨つけそばを ここまでおそばを食べていても、なおかつ美味しかったです。
翌日のイベント日。お昼は、やはりおそば♪ なわて通りの「弁天」さんへ。副菜にとったなめこおろし、美味しかったー。
〔追記〕 
これだけ食べても、まだまだ食べたいおそば。今回集中していただいてきましたが、さまざまな味があるものですね。それは打つ方の個性なのでしょうか。つゆが違うのはもちろんですが、おそばの味そのものが違うということなのですね。一口目はつゆをつけないでいただいてみたりしましたが、つゆをつけても、後で戻ってくる風味?ほんとに違うんですね。ちょっと楽しくなりました。「三城」さんは、フェアの関係で予約がいっぱい、伺えず残念でした。次回はここからかも

(by 旅子)

2009年06月09日   おすすめ情報
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