旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


京都への路(2)(西国巡礼33所11番へ)

●森はたのしい。。?

手作りの道標

人生、いろんなことが起こるものですね。ただ道を尋ねただけが、ちょっとした勘違いから、今、私は未知の山里を歩いているのです。しかも、それなりにハードです。原始の自然との遭遇も、まあ、それなりに(笑)。ここは、12番の岩間寺と11番の上醍醐との間の古道です。


手作りの道標に導かれつつ、どんどん歩きましょう♪ テーマ音楽は“歩こ~♪歩こ~♪わたしは元気ィ~”(「隣りのトトロ」)です。人里にはいると、遠くの人の姿にも声にも、なんだかとってもホッとします ここはお花を栽培している里のようです。途中、ドクダミを摘んでいるおばあさんに、道を尋ねました。「私らの足ならねぇ、上醍醐まで90分くらいやったかねぇ。もっと早くいけるよ。頑張ってね」とのこと。上醍醐とは、醍醐寺の山上のことで、11番札所はここにあるのです。豊臣秀吉の醍醐の花見で有名な場所は、下醍醐と呼ばれる山下の地域近くにあります。さて、ちなみに、おばあさんは、このドクダミを干してお茶にするのだとか。「夏には、ええんよ♪」らしいです。

民家を横目でみながら道を登ると、クローバーの群生が。

青空屋台の八百屋さんを左にみて、小さな橋を渡ると、「上醍醐入口」の道標が見つかります。民家を横目でみながら道を登ると、クローバーの群生が その右側に、かすかに道と分かる線がみえますか? ここをこれから登っていきます。空にはひばりがピーピー♪ピピピッ♪ エールを送ってくれているのでしょう。


古道に入るとすぐに、杉林。

古道に入るとすぐに、杉林。ここは国有林なのでよく整備されています。軽いトレッキングには、いいかもしれませんね。


モリアオガエルの卵?

山道のあちこちに銀紙に包んだ丸いものが落ちています。よーくみると、泡です! もちろん丸い形だけではなく、結構大きなものなど、さまざまです。左下のようにハートになったものも これは、もしや、モリアオガエルの卵?


足元にピョコンと飛び出してきたケロちゃん。「さようでございますよ~♪」といっているかのようです。が、さて真偽のほどは……。友人のカエル大好き女子に問い合わせると、体型の幅が細いのでモリアオガエルかも? ただ、モリアオガエルは池の上にある樹上に卵を産むのに、これは土の上だし……先日、奥多摩でみてきたけれど、泡がもうすこしネットリした感じの(時間がたったワタアメみたいな)質感だったとのこと。こちらは泡が少し大きくて粗め。彼女が分からなければ、もう専門家の方にお聞きするしかないので、今後の課題にしますね。

今までとは全く違う大きな杉の木に出会いました。

カエルの卵の写真に夢中になっていたせいで、随分のんびりしてしまいました。90分ほど経ったところで、今までとは全く違う大きな杉の木に出会いました。樹齢700~800年は経っていそうです。しかもこんな山奥なのに、石垣もしっかり組まれています。やはりここは、ただの山ではないんですね。


……ということは、道は間違っていないということ?と自問自答していたら、なんと、人の声が 地元の山登りの会の方々が降りてくるのと遭遇できました! ホント、うれしい~♪ この90分あまりは、S・キングの「トム・ゴードンに恋した少女」を実体験していたのですから。(もちろん、こちらは元少女ですが。。。)

ほどなく到着した、ほぼ山頂近くの石仏さん。

ほどなく到着した、ほぼ山頂近くの石仏さん。
ほどなく到着した、ほぼ山頂近くの石仏さん。とてもいいお顔でした 写真を撮らせてもらったお礼に、すこしお掃除をしてからまた出発。


●世界遺産の山頂、上醍醐。ついに到着!

12番の岩間寺から、歩きつづけて約4時間。ついに上醍醐に着きました! 左の赤印が岩間寺、右の赤印が上醍醐の開山堂。

12番の岩間寺から、歩きつづけて約4時間。ついに上醍醐に着きました! 左の赤印が岩間寺、右の赤印が上醍醐の開山堂。


開山堂の階段の右にお地蔵様がみえます。

お地蔵様のアップ。
開山堂の階段の右にお地蔵様がみえます。(右)お地蔵様のアップ。


ひと山すべて世界文化遺産の「醍醐寺」。その山頂に建立されている「開山堂」です。国の重要文化財です。建築様式も複雑で、もう、すごい存在感。きちんとお掃除もされていて、お地蔵様も、大事にお祀りされている感じがありますね。ちなみにお地蔵様の“よだれかけ”の意味ですが、賽の河原で、親よりも先に逝った人の魂をお釈迦様に掬い取ってもらうために、お乳の匂いがするものを目印(匂いがしるし)にしているのだと、あるお寺で教えていただいたことがあります。また、赤は不浄のものを寄せつけないためとも伺っています。たしかに、巡礼路でこのお地蔵様の赤い色を目にすると、励まされる気がするのは、そういう意味があったからなのですね。。

「五大堂」。五大明王をお祀りするお堂です。

上の地図の中央辺りにある「五大堂」。五大明王をお祀りするお堂です。修験者の山でもあったので、そういう男っぽい力強さがひしひし、めらめら伝わってくる内部です。喝!が入る感じです。拝見できて、よかったです!! 疲れも吹っ飛びました。


醍醐寺の名の由来となった湧き水「醍醐水」。

正面は醍醐寺の名の由来となった湧き水「醍醐水」。下醍醐から上がってきた旅人にも、私のように逆からの旅人にも等しく有難い甘露なお水です。


実は、11番の札所「上醍醐 准胝堂」は、2008年の8月に落雷で消失してしまっています。この写真の正面の醍醐水の上方にあったのだそうです。本当に残念なことです。子育て、子宝などを祈りに来る人々も多いです。この西国巡礼は、「観音巡礼」。上醍醐・登山口の女人堂で観音様を安置しているので、札所巡りの参拝、納経、朱印などは、そこで受けていただけます。

●さて、帰るとしましょう。帰りも難易度★★★★
西国観音巡礼の最大の難所といわれるだけのことはあります。
さて、下醍醐からこの上醍醐までは約1時間の上りです。なので、私は、当然下りです♪ でも、世界遺産をナメてはいけません! 延々、延々の下りです。ほとんど1時間かけて降りることとなりました。西国観音巡礼の最大の難所といわれるだけのことはあります。でも、行き交う人は多くて、このお寺の人気のほどを伺わせられました。

この滝が見えたら、出口はすぐ!!

この滝が見えたら、出口はすぐ!!(これから上がる旅人は御覚悟を!) この近くで豊臣秀吉が醍醐の花見を催したのだそうです。この巡礼では、どこに行っても秀吉という人物の何がしかに出会います。
ここも、衰退しかけていたお寺を醍醐の花見というイベントによって、また興隆してきたという事実。秀吉、恐るべしです。(藤沢周平さんの「密謀」(新潮文庫)にでてくる秀吉、面白いですよ


これからの旅人の皆さんは、大変ですが、でも、行っただけのことはある!と思いますよ。

ゴール♪ やっと都会に戻ってきました♪ 右手にささっている棒は、上りのお助け棒。これからの旅人の皆さんは、大変ですが、でも、行っただけのことはある!と思いますよ。


●下醍醐だけでも見所いっぱい
ちょっとユニークなお顔の西大門の仁王様。中央は醍醐寺の五重塔。
ちょっとユニークなお顔の西大門の仁王様。仏像のお顔ですが、人間と同じで、ひとつとして同じものがないというのも、面白いですよね。中央は醍醐寺の五重塔。優美です。


●京の都は初夏のよそおい

鴨川沿いをぷらぷらと散歩してみます。

やっと京の都にでました なんだか人恋しくなって、鴨川沿いをぷらぷらと散歩してみます。鴨川名物・鷺(?)。変な体勢ですが、この後、目にも留まらぬはやさで、川の魚を捕まえました! 街中でも、ワイルドはどこにでもある?!


季節柄、床がでています。土手のむこうから、コンコンチキチキ♪のお囃子の音が。祇園祭のお稽古かしら?と近づくと、どうも、観光催事のようです。一軒のお店の床でお客さんがこのお囃子鑑賞会。土手の反対側から、私もご相伴に預かりました♪

(by Cocco)

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■7月、京都の街は、祇園祭りでにぎわいます。
■今年(09年)の秋まで、33の札所で秘仏の公開が順次されています。6月、7月に公開しているお寺のリストを掲載していますので、是非ご覧ください
7番:岡寺 ~2009/7/31
8番:長谷寺 ~2009/7/31
11番:上醍醐 ~2009/11/30
など。
⇒こちらからもチェックできます。 西国三十三所巡礼の旅

2009年06月30日   おすすめ情報
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