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別府でアートに浸かるの巻

編集部の新人ミワワです。5月号のアート欄でご紹介した大分県の別府で開催中の「現代芸術フェスティバル2009 『混浴温泉世界』」に、こぐまセンパイと行ってきました!

油屋熊八銅像

別府駅に降り立った私達を出迎えてくれたのは、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のフレーズを残した観光地・別府の立役者、油屋熊八銅像。
銅像の後ろには、ボコボコと湧き出る温泉を囲むモニュメントが。
「はやく温泉にはいりたーい!!」

言わずと知れた湯の町・別府は今、とっても面白いことになっています。国内外様々なところから集まったアート作品が街のいたるところに隠れているのです!

●路地裏に、別府の歴史アリ。
プログラム(1) 【アートゲート・クルーズ】

なんだか興奮のアートに惹かれて、展示場所を示した公式マップを片手に、さっそく別府市街をうろうろ。別府の街は碁盤の目のようで、地図さえあればわりと歩きやすいはずなのに、作品を探すうちにいつの間にか小路にそれ、私たちは同じ道を行ったり来たり。街全体が巨大迷路のように思えてきます。……でも、これがとっても楽しいんです! なぜか温泉に入りたい気持ちもそっちのけ。別府の路地裏には、昭和の温泉街ならではの趣きがそのまま残っています。

別府の路地裏には、昭和の温泉街ならではの趣きがそのまま残っています。

ミ 「わっ! 見てくださいよー。昔の看板のデザインって、うったえてくるものがあるなぁ。」
コ 「あたしたちにとっては古い感じが全くしないね。」


お目当てのアート作品は、古民家のなか、ビルの壁、商店街のシャッター、神社と、思わぬところに。ともすれば、うっかり見落としてしまいそう。

あのインリン・オブ・ジョイトイさんの作品を発見!

コ 「あった! ここ、ここ!!」
人がやっとひとり通ることができるくらいの脇道に、
あのインリン・オブ・ジョイトイさんの作品を発見!
随分前に閉じられたバー。しかし扉を開けると……。


かつて「エロテロリスト」として活動し、今は別府に流れ着いて店を開いている・・・という設定の
ひとりの女の内面世界が。ボランティアスタッフさんの説明によれば、別府には、かつてわけがあってこの土地に流れ着いた女性達が営んだ通称・「お茶漬け屋さん」が沢山あったそう。(お茶漬け屋さんに、ほかにもなんぞ意味があるのかしらん??? すでに思考の迷路にはまっているのでしょうか?)

この街のたのしみかたが少し変わりました。

この作品を見たあとは、
この街のたのしみかたが少し変わりました。


今回のフェスティバルの総合ディレクター・芹沢高志さんにお話を伺うことができました。「もちろんアートを観るために歩くのだけど、路地裏を彷徨ううちに知らなかった別府の素顔がみえてくる。」とのこと。(ふむふむ。)別府に行かれるならば、是非フェスティバル開催中に アートを通じて語られる「ならではの物語」を感じながら、歩いてみてください。別府は、路地裏がおすすめですよ。

イケメン揃いの芹沢さんとアーティストの皆さん。

イケメン揃いの芹沢さんとアーティストの皆さん。
これからも、面白いことを考えてくださいね。
ありがとうございました!


プログラム(2) 【わくわく混浴アパートメント】

若手アーティストたちの創造の現場?!

若手アーティストたちの創造の現場?!

古い下宿アパート三棟に、国内のいたるところより集まった若手アーティストたちが共同生活をしながら、思い思いに作品の制作を進行中。滞在期間はまったく自由。100人以上のアーティストが入れかわり立ちかわりここを訪れているそうです。平面、立体、映像、作るものはバラバラでも、「俺、これからちょっと風呂はいってくるから!」なんて互いに声を掛け合う彼らの姿は、とっても楽しそう。
わくわく混浴アパートメント』ブログも是非ご覧ください。 

●アーティストは、踊る。
【タワーナイト】

フェスティバル開催中、毎週土曜の夜に行われているクラブ系イベントに潜入。

フェスティバル開催中、毎週土曜の夜に
行われているクラブ系イベントに潜入。
「わくわく・・・」のアパートメントを抜け出してきた
アーティストたちが、輪になって踊ってました!
傍らではライブペインティングも開催されています。


【ベップダンス「オープン・ルーム~別府市中央公民館をめぐるダンスジャーニー~」】

ダンスイベントの終了後のひとコマ。

80年の歴史をもつ趣きのある公民館で開催されたダンスイベントの終了後のひとコマ。


国内外の振付家・ダンサーと地元の一般の参加者がひとつになって、会議室、講堂、畳部屋、そして調理室までをも使って、創作ダンスを披露。自称・オヤジのダンスに笑い、子供達の表情にほっこりし、プロの演出に目をみはり……。ダンス経験のない人が参加しているとは思えない、充実のプログラムでした。
〔次回の公演〕
6月14日(日) 会場:別府市中央公民館
1日2回公演(〔1〕14時~ 〔2〕17時~):前売¥1,000、当日¥1,500


●休憩はカフェで・・・はなくて、温泉で。それが別府スタイル。
アート探索で疲れた足を癒してくれるのは、なんといっても、温泉。別府市街では3分も歩けばすぐにまた次の温泉が見つかります。あちこちに立ちのぼる湯けむりで人気の鉄輪(かんなわ)では、地獄巡りを体験。わたしたちのおすすめは、こちら

【1】竹瓦温泉(別府市街) 別府市元町16-23(TEL:0977-23-1585)

唐破風造りの建物で有名な明治12年創設の温泉。

唐破風造りの建物で有名な明治12年創設の温泉。
本誌1月号でも取材をさせていただきました。
ここはお湯がびっくりするくらい熱いです。
でも入浴後の爽快感はクセになりそう。
(入浴料はなんと100円!)

「熱いから、気ぃつけ~。」と、地元のおばちゃんが親切に声をかけてくれます。ゆうゆうと湯に浸かっているおばちゃん。
コ 「5分も入ってられないかもー。」(湯の中で縮こまる)
ミ 「平気! 平気!」(と足を入れ)、 「熱ッツ!!!!!!(涙)」(飛び出す)

【2】べっぷ野上本館 ~刻の湯・光壽泉~(別府市街) 別府市北浜1-12-1(TEL:0977-22-1334)

完全予約制の貸しきり湯。東郷青児のモザイクタイルは、かつて別府の温泉によく使われていたそう。

完全予約制の貸しきり湯。
東郷青児のモザイクタイルは、
かつて別府の温泉によく使われていたそう。
乙女風呂 乙女風呂


【3】駅前高等温泉(別府市街) 別府市駅前町13-14(TEL:0977-21-0541)

大正13年に建てられた洋風レトロな建物。

大正13年に建てられた洋風レトロな建物。
交番みたいですが、泊まれるんです!


【4】別府海浜砂湯 別府市上人ヶ浜町9(TEL:0977-66-5737)

別府名物、砂風呂

別府名物、砂風呂です。
砂湯に入るときに着る浴衣は
現地で用意してくれるから
タオル一枚あればOK!

あっという間に汗が。でも顔にあたる海風が、とっても気持ちがいいです~ 「あの~、もったいないけど、そろそろ足のところだけ崩してもいいかなぁ?」こういうときに辛抱のたりない(と自分でも言っている)こぐまセンパイ。「もうすこし我慢しなきゃダメだよ~」と係りのおばさんのあきれ顔。

砂風呂、終了~。

砂風呂、終了~。全身砂だらけ!!
いっぱい汗もでて、お肌つるつる。
美人になったかなぁ。
昨夜のお酒が抜けたことは、たしか!だけど。。。


【5】ひょうたん温泉(鉄輪) 別府市鉄輪159-2

鉄輪にある大正11年創業の名泉。

鉄輪にある大正11年創業の名泉。
3メートルの高さから湯が落ちる滝湯が名物。

滝湯に打たれながら、修行のポーズなんかしてはしゃぐ私。横目でみながら他人のふりのこぐまセンパイ。ちなみに、入浴後にここで食べた「地獄蒸し」の野菜や魚介類が美味でした!

【6】地獄巡り(鉄輪)
最後に、別府の主役・鉄輪でめぐる温泉見学を♪
左から、白池地獄、鬼石坊主地獄、血の池地獄。

左から、白池地獄、鬼石坊主地獄(名前の由来は、ボコボコと湧き出る温泉が坊主頭に似てるから)、血の池地獄。

海地獄。ここで茹でられた玉子は、いつまでたっても温かいままでした。

海地獄。ここで茹でられた玉子は、いつまでたっても温かいままでした。


●別府はB級グルメの宝庫!
美味しいと言われるのはフグ・関アジ・関サバだけど、別府はB級グルメも美味しいものが揃っています。そして驚いたのは、お店の人たちの人の良さ! どこもお店のみなさんがとても親切です。

【1】湖月 別府市北浜1-9-4 (TEL:0977-21-0226)

湖月

メニューは餃子とビールだけ。
しかし陽が落ちて間もない時間だというのに、
路地裏の小さなお店の前にはしっかりと列が。
パリッとした薄皮を破れば肉汁がじゅわっ。
しつこくない味なのに、とってもジューシー。
コ 「やばいよー。これから‘はしご’するのに、
どんどんお腹に入っていっちゃう~。」


【2】味の高麗房 別府市元町5-8 (TEL:0977-26-0454)

味の高麗房

「別府のおいしいもん、教えよか?」
湖月で隣に並んでいた地元のお兄さんが、
真っ先に教えてくれた韓国料理屋。
確かに、美味しい!
店内には過去に来店した芸能人の写真がびっしり。
中には今回のイベントに出品していたインリンさんのお写真も。
気さくなオーナーのご夫婦が、別府の歴史についてもレクチャーしてくれました。


【3】みなみ丸 合歓(ねむ) 別府市北浜1-11-20 (TEL:0977-21-2328)

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お店のご主人が毎朝船を出して釣ってくるという
関アジ、関サバの刺身の味の濃さといったら!
おすすめは「マテ貝」の酒蒸し。
キュッキュッとした歯ごたえがたまらない。
カウンターの並びに、流し歴50年という「ぶんちゃん」を発見!
夜の別府に響くアコーディオンの音色が、
はじめてなのに、どこか懐かしかったです。

別府の重文(重要文化人物)ぶんちゃんにも是非会ってきてくださいね ぶんちゃん、また来るね!!

(by みわわ)


混浴温泉世界 ~別府現代芸術フェスティバル2009~】 2009/6/14(日)まで。
会場=大分県別府市内各所(中心市街地、鉄輪地区、別府国際観光港 他)

2009年06月02日   遊ぶ
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