式年遷宮(しきねんせんぐう)とは、なにやら耳慣れない言葉ですよね。伊勢神宮は20年に一度、決められた年(式年)に社殿を新しくして御神体を遷(うつ)します。これを「式年遷宮」というのです……なんて、偉そうに言っていますが、実は旅子も、今回この平成25(2013)年の第62回式年遷宮にあたっての展覧会「
伊勢神宮と神々の美術」をきっかけに、初めて知ったのですが(笑)。それにしても20年×62回……。ものすごくライブ感のある歴史ではないですか?!
一度は「お伊勢まいり」をしてみたかったので、思わず伊勢までいってきました♪
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さて、こちらは三重県の名所としても名高い二見浦の「夫婦岩」。 |
●外宮(げくう)から参拝。これが礼儀!
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朝7時過ぎに、神様たちにお食事をさしあげる“おまつり”「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」があるというので、特別に見学させていただきました。早朝だというのに、境内には、チリはもちろん、葉っぱ1枚も落ちていません。きれいにお掃除されています! |
このおまつりは1500年もの間、毎日朝夕欠かさずおこなわれているのだとか! 誰も一切口を開くことなく、静寂のなかで、きびきびと「大御饌祭」は進んでいきます。以前、ご神体に息がかかるのは失礼なのだということを聞いたことがあります。仏様も同様だとか。そういうことなのでしょうか。。ザックザックという玉砂利を踏む音だけがリズミカルに聞こえるだけです。もちろん見せていただいている私たちもおしゃべりは厳禁。左の写真に写っている建物(忌火屋殿)でお食事が作られます。朝餉の煙も立ち昇っていますね。そうしてお櫃に入れられて受け渡され(中央写真)、御正殿に運ばれます(右写真)。

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こちらは火をおこす道具です。横にあるのは杉の葉。 |
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御正殿正面。参拝はこちらから。 |
●内宮へ。
内宮へは、よく知られている宇治橋を渡って入ります。外宮からは電車で2駅。バスでも20分くらいはかかります。橋の全長は101.8m、幅8.42m。本当に壮麗な美しい橋です。が……、残念なことに、この宇治橋も20年に一度の架け替えの途中でした。2009年11月3日に新しくなり、橋の渡始式が行われます。

この鳥居の柱は外宮の棟持柱が再利用されていて、橋の向こうの鳥居は内宮のそれが使われているそうです。そうしてまた20年経って取り替えの後は、近隣の神社の鳥居となるそうです。エコですねえ。こういうお話を聞くと、なんだかホッとしませんか?
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内宮の鳥居をくぐって、まずは右手に進みます。 |
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清流、五十鈴川の御手洗場(みたらし)。 |

神楽殿(左写真)もいままでみたことのないくらいに大きいです! 自然をつかさどるあらゆる神様が祀られていて、結構若い人の手を合わせている姿も見かけます。右の写真の左隣の空き地は、遷宮の際、今度はそちらに建てられるための空き地。すべての宮にこうした空き地が隣接しています!
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伊勢神宮の生態系は、独特のものがあるのかも。 |
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内宮の中を流れる五十鈴川にかかる橋。この橋を渡ったところは別宮になっていて、昔、お坊さんは、そこまでしかこられなかったそうです。西行の歌はここ(橋の向こう側の袂)で詠まれたとか。 |
そして正宮へ。写真でお見せできないのが残念ですが、内宮の内部に入っていくにつれ、西行ではありませんが、清冽な空気に満たされ、かたじけない思いに満たされた気がします。
●もっと知りたくて「神宮徴古館」へ。
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この徴古館には、すばらしい御神宝の数々が収められています。今回の特別展「伊勢神宮と神々の美術」では、そうした御神宝と出会えるかと思うと、ちょっと興奮します♪ 櫛の箱や、太刀とその装飾の組平緒など、えも言われぬ色合いや技に魅了されますよ♥ |
遷宮ということは、収められている「御神宝」と呼ばれる品物も新たに製作されます。明治以前は、神様に捧げたものだから、人の目に触れさせないで焼いたり土に埋めたりしていたそう。製作者の名前は一切公表されていないのです。が、実は日本を代表する国宝級の方々の製作なのです! ということで、明治以降は保管することにしたのだそうです。
……でも、こうした伝統技術を継承するのは、とても大変なことなのだそうですね。戦国時代には、100年もの間途切れたのだそうですが、復興するのは、ほんとうに大変だったようです。萱をふく技術も、宮の建築技術も、御神宝の技術も、20年という区切りなら、絶やさず受け継がれるのかもしれません。そういうことに思いを馳せながら御覧になると、またもっと楽しめるかもしれませんね。
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100年の長い戦国時代の間、遷宮が途絶えたことを残念がって、全国から浄財を集めて1541年に宇治橋を架け替え、1563年には外宮の造替を実現させた尼僧「慶光院清順上人」! |
●そして、おたのしみは、こちら♥
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お参りの後は、おはらい横丁・おかげ横丁へ♪ |
(by 旅子)
◆第62回式年遷宮記念 特別展「
伊勢神宮と神々の美術」
2009/7/14(火)~9/6(日)
東京国立博物館 平成館
*伊勢名物の「赤福」も販売されています♥











