私たち夫婦が暮らす鎌倉の家は、
約80年前の古民家を増改築したものです。
朽ち果てるしかなかった家が、
建築家、造園士さん、大工さん、
大勢の人の手によって息を吹き返しました。
建築家の波多さんは、
いまはもうたいせつな友人のひとり。
造園の大橋さんも
見違えるほど美しくなった庭を
四季を通じてみてくれています。
そして、きょうのお話は
大工の棟梁。 |
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石渡棟梁ご夫妻です。
鎌倉駅から車で10分ほどの
観光客はあまり訪れない静かな地区。
棟梁の家は、竹林と裏山に囲まれた
たいへん豊かな自然の中にあります。
この日は楽しみにしていた
栗拾いに呼んでいただきました。 |
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裏山の大きな栗の木が、
庭にぼたぼたといがを落としています。
去年もいただいたときに
その甘みにびっくりしたのですが、
天然の山栗って
味が濃くて本当においしいんですよ。
それともここのは
とくべついいのかな。 |
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私たちが来るから昨日は拾わなかった、
と棟梁が笑ってましたが、
そのおかげか
それほど時間をかけなくても
笊はたちまちいっぱいになりました。 |
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食堂では奥さんが
栗おこわを用意してくれていました。
おいしくてついおかわり。
お味噌も自家製。
年に2回、ふたりで作るそうです。
こちらでは井戸の湧水を
水道にひいて使っています。
なのでお味噌汁もお茶も
まろやか。
やっぱり浄水器とは全然違います。 |
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お風呂はいまだに薪です。
棟梁の話によると、
「薪で焚いた風呂に入ると、
いつまでもぽかぽかして湯ざめがしない」
のだそうです。
お湯も清らかな湧水ですから
最高の贅沢ですよね。 |
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棟梁は生粋の鎌倉人。
昔の鎌倉の町並みについて
いろいろ聞くのも楽しいです。
田んぼの中ののどかな1本道の写真。
ここはいま立派なバス通りです。
川端康成や里見とんといった
鎌倉の文人たちが住んでいた家のことも
話してくれました。
大工仕事であちこちのお屋敷に
出入りしているので
彼が見聞きしていたことは
とても興味深かったです。 |
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いまの風潮にのっているわけではなく、
ずっと昔から変わらずに
ひとつの暮らしを貫いている人たち。
ロハスとか、
ナチュラルライフなんて言葉は
まったく考えてもいない当たり前の生活。
もっと地方の田舎ならともかく、
鎌倉でこれを続けているということに
まず意味があると思うのです。 |
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おみやげに、
奥さんがいつものように
パンを持たせてくれました。
毎朝焼くご自慢の食パンです。
それから自家製の梅干し、
もちろんたくさんの栗も。 |
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あいかわらず、
ヤンの寝ぞうは自由奔放です。 |
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いい夢なんでしょうか。 |
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さて、また出張がありまして、
次回のブログはお休みです。