1月20日からはじまる
長浜の盆梅展。今年のポスターは、樹齢400年(推定)の「不老」と名づけられた梅の古木(左写真)がモデルです。400年前に生まれたということは……1600年頃。ということは、関が原の合戦(1600年)の頃にこの梅は生まれたんですね。ひょっとすると、山のなかで合戦を間近に経験していたのかも? 石田三成や徳川家康を見ているのかもしれませんね。今回は、梅に歴史あり、もちろん、人にも歴史ありということで、歴史を感じさせる思いの詰まった展覧会を以下にご紹介してみました。
また、思いの詰まった歴史の代表格、「城」にスポットを当て、長浜周辺の2つの悲劇のお城の物語を最後にご紹介しましたので、お読みください。
〔関連記事:旅カレンダー「
新春は、長浜盆梅展から。」〕
【歴史を感じさせる、思いの詰まった展覧会】
ロンドンのナショナル・ポートレートギャラリーでの60年代の写真展やマイケル・ジャクソンの展覧会が醸し出す時代の濃厚さ。「THE ハプスブルク」展の膨大な歴史が物語る人間ドラマは、もう見逃せません。またハプスブルク家最後の皇妃エリザベートの「シシィ博物館」も興味尽きない歴史の物語を見せてくれるに違いありません。

◆開催中~2010/1/24 ビートルズからボウイまで(ナショナル・ポートレートギャラリー/UK)
◆開催中~2010/1/31 マイケル・ ジャクソン展(The 02 bubble/UK)
◆開催中~2010/2/15 ヘンドリック・アーフェルカンプ1585~1634作品展「The Little Ice Age」(アムステルダム国立博物館/オランダ)
◆開催中~2010/3/7(金日のみ) ハンプトン・コート宮殿のゴーストツアー(ロンドン/UK)
◆開催中~2010/3/22 木田安彦の世界 木版画[西国三十三所]/ガラス絵[日本の名刹](汐留ミュージアム/東京都)
◆開催中 伝説に包まれた皇妃エリザベートの「シシィ博物館」、新装オープン(ホーフブルク王宮/オーストリア)
◆2010/1/6~3/14 「THE ハプスブルク」展(京都国立博物館/京都府)
◆2010/1/9~2/14 朝鮮 虎展(高麗美術館/京都府)
◆2010/1/9、2/13、3/13、27も 「松江ゴーストツアー」―小泉八雲が再話した「怪談」ゆかりの地を訪ねて(松江/島根県)
◆2010/1/20~3/10 長浜盆梅展(長浜/滋賀県)
◆2010/1/20~3/31 稲取温泉 雛のつるし飾りまつり(東伊豆/静岡県)
【2つの悲劇のお城】
●石田三成の佐和山城はどこへ?
関が原の戦いの後、石田三成という城主とともに佐和山城の運命は一変します。攻め込まれ、女たちは城の側面の切り立った崖から飛び降り、三日三晩、阿鼻叫喚が絶えることがなかったと、城下に住む農家には伝えられていたそうです。こののち、徳川の重臣井伊家の手に渡るのですが……。
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今では、忘れ去られたかのような、道なき道になってしまっている佐和山城への入口。ガイドさんがいないと、とても無理。逆賊になってしまった武将の城の運命を感じます。お城のあった場所は、どうなっているのでしょう? |
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入口近くに、寄り添うように並んでいたお地蔵さま。人呼んで「石田地蔵」。お顔が識別できないくらいに時の流れを感じさせる石像です。近年、誰が置いたのかわからないまま、ここに集まったのだとか。逆賊のように言われていた石田三成が、今回の「天地人」(2009NHK 大河ドラマ)で汚名を晴らされたので、個人がこっそりしまっていたお地蔵さまを出してきたのかもと、ガイドさん。かわいいお花が生けられていました。 |

阿鼻叫喚の崖を横目に、30分以上かけて登ってきた佐和山城跡。ところが、一面、なーんにもありません。鎌倉時代からの由緒あるお城、信長も大事にしてきた拠点の城が、見事に「ない!」のです。
木々の隙間から見える小山の上にあるのは、井伊家の彦根城(写真右)です。佐和山城は陥落したあと、この彦根城建設のため、石垣と思われる岩ひとつを残して、見事にみんな持ち出されたのでした。究極のリユース、使いまわしです!! こうして石田三成の佐和山城は、まるで「なかった」かのような放置状態に。
ただ面白いことに、井伊家の何代目かに一人は、佐和山城の地図を作ったり、測量したりして、歴史検証する当主がいたそうです。それは「三成の祟りを恐れて?」という人も。石田地蔵が400年も経った今になってお祀りされていることも、徳川が石田三成に対していかに厳しく目を光らせていたのかが伺えるような出来事にも思えるのですが、いかがでしょう?
●浅井3姉妹の小谷城
織田信長の妹市が嫁いだのは、北近江の浅井長政。その浅井家三代の居城が、小谷城という山城です。ご存知のとおり、時の流れは、義兄信長による小谷城への攻撃。市は幼い3姉妹らとともに逃れ、夫長政は自刃して果てました。
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はるか向こうに、琵琶湖に浮かぶ |
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攻め落とされたお城の運命は、 |
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首をとられないために、 |

歴史探訪は、あまりの激動の事柄が多くて圧倒されてしまうことばかり。小谷城から程近い秘湯「
天然の湯 須賀谷温泉」でリラックス。ここは浅井長政も湯治に通ったという戦国武将ゆかりの温泉です。





