旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


一乗谷朝倉氏遺跡

この寂しい雪原が500年ほど前には、日本国で3本の指に入るほどの大きな都市だったなんて、信じられる人がいるでしょうか?この寂しい雪原が500年ほど前には、日本国で3本の指に入るほどの大きな都市だったなんて、信じられる人がいるでしょうか? 「1番が京、2番が堺、3番が一乗谷、4番が小田原だったんですよ」と、とても愛ある案内をしてくださる保存協会の岸田会長は熱く語ります。ここは、福井県の石川県寄りに位置する「一乗谷」と呼ばれる土地。“谷”と名がつくだけあって、2つの山に挟まれた大きな谷です。この土地に約100年の間、中世から戦国にかけて朝倉氏が城を築き、町を形成していました。
朝倉家の100年の物語は、人間って、おかしいなあといった面白さを絵に描いたような歴史じゃないかと思います。今回一乗谷を訪ねるに当たって、司馬遼太郎さんの「街道をゆく―(18)越前の諸道」(朝日文庫)を再読し、織田信長関係の本も読んできましたが、あんなこんなな人間ドラマが、この目の前の雪原の周りで起こっていたのかと、今までのお城めぐりとは違う感慨があります。以前、浅井長政の小谷城や、石田三成の佐和山城の跡に登って感じたものと少し似たザワザワっとした興奮を感じる遺跡です。(小谷城・佐和山城の記事は ⇒こちら
中世に幕を降ろしたといわれる織田信長は1571年に比叡山の焼き討ちを行い、その後、なんとも早いスピードで様々な前時代を壊すような戦いをしてきたのですが、1573年、ついにこの一乗谷も同じ運命に陥ります。最後の戦いは「刀根坂の戦い」。20000の兵を引き連れて挑んだ戦いは「17名で戻ってきたんです。立て直しもできませんでした」と岸田会長。そして谷に火が放たれ、中世の時代の華やかさを誇った大都市は、あっという間に消失してしまったのでした。比叡山の焼き討ちを知っている住民たちは、一斉にこの地から逃げ出して、だれひとり戻ってこなかったとか!
……そして400年以上経った現在。発掘調査によって、焼けたときのままと思われる手付かずの遺跡が私たちの目の前に出現しているのです。それが、この「一乗谷朝倉氏遺跡跡」です。

白いのは、霰のような雪。

福井の冬は、お天気が変わりやすい。
白いのは、霰のような雪。
5分も経たないうちに、さしている傘が重くなります。
この風景、どこか見覚えありませんか?
そう、2月(2010年)にソフトバンクのCM
流れていた、白戸家「北国」篇の舞台です。
白い犬(お父さん)のふるさとは、ここ一乗谷です。


ここは“復原町並”。

ここは“復原町並”。
通りは“遠見遮断方式”という、敵が攻めてきた時に、敵からは見えにくく、味方はよく見通せるという道のつくり。
戦いの時代の知恵が随所に見られます。
途中の武士の屋敷では、厠の扉が後ろで前は外(!)という様式にびっくり。
すかさず岸田会長が「この当時は、いつ敵が襲ってくるかもしれないから絶対に後ろは見せなかったんだよ!」
(なるほど!)


すっかり晴れ上がりました。

すっかり晴れ上がりました。この門をくぐると山になっていて、そこが朝倉氏の館だったそうです。
この門は、朝倉氏が滅びた後に出来たものです。 このお庭には、春には美しい「糸ざくら」が花開くそうです。岸田会長曰く、
「戦国武将は“下がる”といった言葉は使わない」。
「糸ざくら」とは、「しだれ桜」のこと。美しい言葉です。


こちらはお庭のひとつ。

こちらはお庭のひとつ。
このお庭のどのくらいが埋もれていたと思います? 写真の右、大きな石の矢印くらいまで埋もれて
いたそうで、発掘されるまで、村の人々は、
これは誰かのお墓だと思って拝んでいたとのこと。
一乗谷は「400年の眠りから覚めた」といっても
言い過ぎではないかもしれませんね。


左手に館、右は先ほどの町並。

左手に館、右は先ほどの町並。
蛇足ながら、
ソフトバンクのCMで、少女と出会うシーンは
このあたりだと思います。
“時を振り返る“という隠された意味が、
含まれているのかも?


●足利義昭を3日3晩もてなした「朝倉膳」
朝倉氏は、足利の最後の将軍足利義昭まで、もてなしています。そのくらい裕福で、権力(このときの義昭に権力と呼べるものがあったかどうかは別にして)が寄ってきたということなのでしょう。それにしても、この将軍、1年ほどもこちらに逗留していたそうです。この人の策略的行動は、歴史の表にもたくさん出てくるので、そちらにお任せするとして。
こちらに「朝倉膳」というお料理を出してくれる場所があるので、ご紹介します。
美味しいですよ! 左下のご飯は、黒豆ご飯です。戦国武将たちはお豆の形が崩れるのを「腹が割れる」といって嫌ったそうです。なので、お豆はゆっくり慎重に炒ってから炊くのだそうです。

地のものを時間をかけて丁寧に調理したお膳。

地のものを時間をかけて丁寧に調理したお膳。本日は、全13品(¥2500)。
素材の質がいいので、じっくりかみしめて食べると、この写真の分だけでも満腹。ほかに、この地方独特の呉汁やおそば、山菜の天ぷらも付いています。
足利義昭の元服の祝い膳は、3日3晩続き、出されたお膳は、なんと、17膳だったとか!


その伝承料理のお膳をいただけます。
地元のお母さんたちが、丁寧に作ってくださっています。
こちらは、そのボランティアのリーダー、今年年女の
「朝倉さん」です。とてもいい笑顔とお話に座が和みます。

今年年女の「朝倉さん」です。とてもいい笑顔とお話に座が和みます。


今メンバーは8人。こんな笑顔の方々が作ってくれています。交流館も、どこかのお屋敷のよう。
今メンバーは8人。こんな笑顔の方々が作ってくれています。交流館も、どこかのお屋敷のよう。
◆「朝倉膳」は、1週間前から予約受付。(10人から)
問:一乗ふるさと交流館



【壮大な歴史を肌で感じるおすすめイベント&展覧会】
開催中~2010/3/14 「THE ハプスブルク」展(京都国立博物館)
開催中~2010/3/21毎日曜 高瀬川、木屋町界隈と坂本龍馬〔観光ガイドさんと歩く歴史ウォーク〕(京都)
開催中~2010/3/28 ウォレスコレクション特別展「シーッ(Shhh…)、それは秘密」(ロンドン)
開催中~2010/3/30 象彦の意匠展Ⅰ~春の図案・置目~(京都)
開催中~2010/4/4 特別展 尾張徳川家の雛まつり(徳川美術館/名古屋)
開催中~2010/4/4 三井家のおひなさま(三井記念美術館/東京都日本橋)
開催中~2010/4/11 チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展(江戸東京博物館/両国)
開催中~2010/5/16 アンディ・ウォーホル―自動車 (アルベルティーナ美術館/ウィーン)
開催中~2010/6/13 イタリアバロック絵画最大の巨匠カラヴァッジョ没後400年「カラヴァッジョ展」(スクデリア・デル・クイリナーレ美術館/ローマ)
開催中~2011/1/10 土佐・龍馬であい博(高知)
開催中~ 龍馬の生まれたまち歩き~土佐っ歩(高知)
2010/3/4、8、12、19、22、29など ブルーバッジガイドの木島タイヴァース由美子さんが案内するウォーキングツアー(コッツウォルズほか/UK)
2010/2/27~3/28の土日祝 熊野古道地蔵茶屋と鼻白の滝と川舟くだり 早春ウォーキング(田長谷編)(熊野川)
2010/2/28~4/3 湊町酒田の傘福(酒田/山形県)
2010/3/11~10/3 「グスタフ・マーラーとウィーン」展 (オーストリア演劇博物館/ウィーン)
2010/3/13 ハドリアヌスの城壁のライトアップイベント(UK)
2010/3/16 バリ島の静寂の日 ニュピ(バリ島)
2010/3/20~3/21 龍馬ハネムーンウォークin霧島(鹿児島県)
2010/3/20~4/5 ウィーン市内のイースター市(ウィーン)
2010/3/20~7/4 キルト1700年~2010年(ヴィクトリア&アルバートミュージアム/ロンドン)

詳しくは、下記のイベントスケジュールをご参照ください。
開催中~2月28日のイベントスケジュール(2010/2/19現在)
3月1日~3月20日のイベントスケジュール(2010/2/19現在)


●福井県アンテナショップ(青山/東京都)
東京でも“おいしい福井”が体感できます。

「ふくい南青山291」

東京の南青山にある、「ふくい南青山291」。
入口では勝山にある恐竜博物館からの使者らしき
恐竜博士がお出迎え。


●「ふくい南青山291」の売れ筋ベスト5は?

「ふくい南青山291」の売れ筋ベスト5

「ふくい南青山291」の売れ筋ベスト5
【旅なび~最新号こぼれ話~】
温かみを感じる塗りのお箸」もどうぞ。


「ふくい南青山291」の売れ筋ベスト5


◆福井のご紹介は、旅カレンダー「越前ガニと日本海」もどうぞ。

2010年03月09日   おすすめ情報
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