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パリに行くなら第一日曜日に

5月号の「紙もの市」の記事、楽しんでいただけたでしょうか?5月号の「紙もの市」の記事(2010年「ロンドン」特集号P152~153)、楽しんでいただけたでしょうか?
この市、ほんとに楽しくて、あっと間に時間が経ってしまい、夕飯を一緒に食べようと約束していた友人に何度も時間を遅らせてもらうよう電話をしてしまいました。誌面に載せているものはみな、お土産にもなりそうな手軽なお値段のもの。1~30ユーロぐらいでしたが、本格的な古地図などウン十万円級のものもたくさんありました。

この紙の市のことを教えてくださったのは、茅場町で古書店を経営している「森岡書店」の森岡督行さん。書店では東欧の洋書など、素敵な古本をたくさん扱っています。

その森岡さんが「パリの紙の市に買いつけに行きたいなあ」とつぶやいていらっしゃったのをしばしば聞いていた私は、抜けがけしてしまったというわけです。パリでは紙ものに限らず、骨董市や現代美術の市など、さまざまな催し物がしょっちゅう行われています。そんな市の情報が載っているサイトをひとつご紹介しておきます。
http://www.joel-garcia-organisation.fr/accueil.html

ところで、パリでは作家の原田マハさんと一緒に美術館巡りを楽しみました。マハさんは次回作の取材のため、3月末までパリに滞在中。最初はルーブルのそばのアパルトマンに住まい、それからピカソ美術館そばのアパルトマンへ移住されました。

私がパリに到着したのは2月5日、金曜日。翌日マハさんとランチをしたときに「明日は第一日曜日! パリの国立美術館が無料の日だよ。朝から美術館巡りしよう!」とお誘いいただきました。
2月7日、日曜日。気合の入った私たちはまず、オランジュリー美術館の開館時間前に入口に集合(というか、マハさんのほうがずっと早くいらしていて、列の前のほうに招き入れていただきました)。入口が開くと同時にモネの睡蓮の部屋へ直行。天井からやわらかい外光が落ちるように設計されたこの楕円形の展示室、いつもとても混んでいるのですが、珍しく静けさの中で巨匠晩年の大作を堪能しました。次は橋を渡って左岸のオルセー美術館へ! 現在大規模な改修工事中のため、見られる場所は限られていましたが、それでもさすがの泰西名画オンパレード。

つい、こんな写真を撮ってしまいました。

ところで、かつての駅を改修したこの美術館、中央部にさまざまな彫刻が展示されていますが、その表情がなんとも可笑しくて、つい、こんな写真を撮ってしまいました。(一番上のクマの写真もオルセーで。)


お次はジャン・ヌーベル設計のユニークな建物で知られるケ・ブランリー美術館。アフリカ、オセアニア、アメリカ、アジアの民族美術を展示するこの美術館は家族連れでにぎわっておりました。

こちらはアンゴラ共和国のヴィリ族がつかっていた呪術用の人像。

こちらはアンゴラ共和国のヴィリ族がつかっていた呪術用の人像。アフリカ版わら人形とでも言いますか。ちょっと怖い。


この日は最後にポンピドゥー・センターの「エル(彼女たち)」展で、ニキ・ド・サンファルや草間彌生など、女性アーティストたちのパワーに圧倒されっぱなし。くたくたになって帰途に着きました。やはり1日4件はよくばりすぎか。

滞在していたアパートメントホテルそば、クリュニー中世美術館は、一角獣と貴婦人のタペストリーで有名な美術館。ここはいつ行ってもおだやかな気持ちになれます。

街の喧騒が嘘のように静かな展示室。

街の喧騒が嘘のように静かな展示室。


中世の造形ってなんだかみんな、とぼけていて愛らしい。

中世の造形って
なんだかみんな、
とぼけていて愛らしい。


もう終わってしまいましたが、グラン・パレではクリスチャン・ボルタンスキーのインスタレーション展をやっていて、これが圧巻。
もう終わってしまいましたが、グラン・パレではクリスチャン・ボルタンスキーのインスタレーション展をやっていて、これが圧巻。

膨大な数の古着が展示され、山積みにされ、それを巨大なクレーンがつかみあげては空中で放します。

膨大な数の古着が展示され、山積みにされ、それを巨大なクレーンがつかみあげては空中で放します。


パリ万博のためにつくられた鉄とガラスの建物。

ユーフォーキャッチャーを思わせなくもないけれど、この意味ありげな動きのほか、会場には心臓音がドク、ドク、と鳴り響いておりました。パリ万博のためにつくられた鉄とガラスの建物。この空間にここまでぴったりな作品もなかなかないでしょう。天井が高いのでどうしても底冷えはしましたが。


ボルタンスキーさんの作品はこの夏、瀬戸内国際芸術祭2010にも出品される予定です。

(by こぐま)

2010年03月23日   遊ぶ
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