旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


龍馬と弥太郎

いつ見ても、この人は、かっこいいです。坂本龍馬。

いつ見ても、この人は、かっこいいです。
坂本龍馬。
もちろん、高知県人で知らない人はいない名前です。


●坂本龍馬
高知県には、明治から昭和初期にかけて教科書にでてくるような偉人が多くいます。板垣退助、中江兆民、幸徳秋水、井上雄幸、岩崎弥太郎などなど……皆さん、本当に大変な偉業の持ち主なのですが、ご存知ですか? この中には同時代に龍馬の人柄・思想に触れて自らの偉業を成し遂げられた方が多いことも確かです。
さて、この銅像ですが、大正の末期、当時の青年たちの声かけによって昭和3年に建立されました。青年たちの声に呼応するように、当時25歳の若き秩父宮からも寄付金が届けられたそうです。
若くして亡くなったから人気も高いのだという人もいますが、全国でもほとんど例をみない身分制度のある土佐(「坂本龍馬 男の行動学」宮地佐一郎著)から歴史の中央に躍り出るという離れ業を成し遂げたこともさることながら、視線がいつも未来を見ていたというところが魅力なのかもしれません。この有名な銅像も、太平洋のはるか遠くを望むように立っています。

太平洋の荒波が打ち寄せる桂浜の海岸。

太平洋の荒波が打ち寄せる桂浜の海岸。龍馬像は、この浜の上に“強烈な塩害”に耐えて立っています。昭和58年に修復、平成11年には大規模な修復強化がされました。
これらの費用は、その時代その時代の青年たちの寄付金によるものです。時を越えてなお、「青年の魂を揺さぶる」龍馬です。


ここで、Questionです。なにか気付きませんか?
昭和58年に“修復”ということは、太平洋戦争時に、この銅像は軍に供出されなかったということなのです。「海軍の父」だからとも言われていますが、やはり当時の青年たちの“魂の人”だったからかもしれません。

高知名物「アイスクリン」。

高知名物「アイスクリン」。
シャーベットとアイスクリームの中間のような薄クリーム色の冷菓です。高知に行くと必ず食べてしまいます。夏には道端でよく売っているので、お試しあれ。この赤白のパラソルが目印です。桂浜でも売っていました。もちろん食べました♪


桂浜にある「坂本龍馬記念館」

桂浜にある「高知県立坂本龍馬記念館」には、龍馬の暗殺された近江屋の一室が再現されています。
ちなみに、龍馬の誕生日は11月15日。亡くなったのも11月15日です。
「龍馬はその日、風邪気味やったき、こうやって座って暖をとっちょったがよ。向かい側には、中岡慎太郎がおって……」と、再現しながら土佐弁で説明してくれたのは、記念館建立の立役者“昭和の青年”橋本さん。龍馬の格好をして寄付金を募り、10年かけて集めました。「はじめたのは40歳、できたがは50を過ぎちょった(笑)。けんど、目的達成までは、その格好はやめんと決めちょった」できた時には90cmも伸びていた長髪の断髪式が新聞記事になったほどの有名人です。


ご存知、龍馬の有名な「日本を今一度せんたくいたし申候」と書かれた手紙(複製)。

ご存知、龍馬の有名な「日本を今一度せんたくいたし申候」と書かれた手紙(複製)。悪筆といわれている龍馬の字ですが、いかがですか?“ニッポン”とルビをふっているところにご注目ください。


龍馬は筆まめな人です。「何も別に申し上げる事なし」と冒頭で書いておきながら、その後延々1m近く書いているなんていう手紙や、姉の乙女さんに気に入ってもらおうと、お龍さんのことを一生懸命にいろいろ書いていたり、新婚旅行の様子(この手紙も有名ですね)を細かく書いたり、まるでドキュメントをみるようです。龍馬という人や時代の雰囲気がとても伝わってきます。複製も含めて一堂にみられるのがこの記念館の楽しいところです。

海援隊の旗がこちら。

龍馬の脱藩が許され、「亀山社中」は土佐藩が引き継いで「土佐海援隊」と改名。龍馬は隊長になります。その海援隊の旗がこちら。龍馬亡き後この旗は、海援隊の経理担当・岩崎弥太郎が興した三菱財閥系の「日本郵船」社旗となって世界の海を駆け巡ることになります。


●岩崎弥太郎(三菱財閥の創始者)

「安芸」に、弥太郎の生家はあります。

高知空港から車で40分ほど室戸岬方向に向かったところにある「安芸」に、弥太郎の生家はあります。相当小さいのではと思っていたのですが……、家は右手の萱葺きの家です。この敷地は、51歳の若さで逝った弥太郎の跡を継いだ弟弥之助によって1000坪もの広さになっています。


さすが武士の家、お庭がありました。

さすが武士の家、お庭がありました。で、実は、この石に注目です。さすが神童、こちらは弥太郎少年が描いた日本地図。石の配置が日本になっているのがわかりますか?木の右の石が四国?


ということで、安芸の町にはこんな公園がありました。

ということで、安芸の町にはこんな公園がありました。銅像は立派になった弥太郎。日本地図を見下ろしています。


弥太郎生家の入口では、なんともおしゃれなお店が! 現在開催中の「土佐・龍馬であい博」(~2011/1/10)期間中営業のカフェとショップです。

ショップには、この地で獲れるナスやルッコラやトマトなどのお野菜、加工品のジュースなどが。
カフェの和スイーツは、安芸の和菓子屋さんのもの。素朴で上品で洗練された甘さ ショップには、この地で獲れるナスやルッコラやトマトなどのお野菜、加工品のジュースなどが。トマト、本当に美味しいですよ!

最近の安芸の名物は、「釜あげちりめん丼」。

最近の安芸の名物は、「釜あげちりめん丼」。町のホテル、食事処、道の駅、喫茶店など10数店舗でメニューにしています。お店によってバリエーションが違うので、何杯でも食べられますよ。入ったお店のメニューにあったら是非!


●中岡慎太郎(龍馬の盟友)

龍馬が海援隊なら、中岡慎太郎は陸援隊隊長。

龍馬が海援隊なら、中岡慎太郎は陸援隊隊長。龍馬最期のときに、ともに暗殺された盟友です。慎太郎は二日間生きていて、龍馬暗殺時の様子を詳しく語っています。
さて、みてください、四方、山・山・山!の北川村。この山に囲まれた村で庄屋の息子だった慎太郎が次第に目覚めていく過程もドラマチックです。
賢そうな銅像です。


立派な「中岡慎太郎館」が建てられています。

立派な「中岡慎太郎館」が建てられています。


北川村は、ゆずの産地。

北川村は、ゆずの産地。ゆず酢を使ったこんな田舎寿司もお土産で売られています。手前から昆布巻き、卵巻き、のり巻き。赤いのはミョウガのお寿司など。「ごっくん馬路村」で有名な馬路村も、安芸・北川村に近いエリアにあります。


◆桂浜のご紹介は〔旅なび~最新号こぼれ話~「高知の桂浜水族館」〕もどうぞ。
◆安芸の町のご紹介は〔旅カレンダー「はちみつのお酒『ミード』ってどんなお酒?」、〔旅なび~最新号こぼれ話~「高知の動物園」〕もどうぞ。
◆旅なび~最新号こぼれ話~「こんなビジネスホテルに泊まりたい」〕もどうぞ。



【偉業をたどる展覧会】
今月のイベントカレンダーを見てみると、偉業を成し遂げた人、偉業に向かって走り続る人々の回顧も含むイベントが多いのに気付きます。そのたおやかに進む道をなぞってみたくなりました。

開催中~2010/5/30 ミナ ペルホネンの展覧会(金沢21世紀美術館/石川県)
開催中~2010/6/20 特別展「江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品」(三井記念美術館/東京都)
開催中~2010/6/20 平城遷都1300年記念「大遣唐使展」(奈良国立博物館/奈良県)
開催中~2010/6/20 「フセイン・チャラヤン ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅」(東京都現代美術館/東京都)
開催中~2010/9/30 モナコ海洋博物館100周年記念「ダミアン・ハースト展」(モナコ)
開催中~2010/10/3 マーラー生誕150周年記念「グスタフ・マーラーとウィーン展」(オーストリア演劇博物館/ウィーン)
開催中~2011/1/10 土佐・龍馬であい博(JR高知駅南口他/高知県)
開催中 ルーラルホテルに泊まりながら聖地サンティアゴへプチ巡礼(スペイン)
開催中 ザ・ワールド・オブ・ビアトリクス・ポター・アトラクション(湖水地方/UK)
開催中 龍馬の生まれたまち歩き~土佐っ歩(龍馬の生まれたまち記念館/高知県)
2010/4/21~5/10 ゴーゴーミッフィー展(松屋銀座/東京都)
2010/4/24~6/20 平城遷都1300年記念 春季特別展「大唐皇帝陵」(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館/奈良県)
2010/4/24~6/6 「龍馬伝」日本を今一度せんたくいたし申候(江戸東京博物館/東京都)
2010/4/28~5/4 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2010(東京国際フォーラムほか/東京都)
2010/4/28~6/21 20世紀を代表する陶芸家「ルーシー・リー展」(国立新美術館/東京都)
2010/4/29~5/5 ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010~ショパン,ジェネラシオン1810~ (金沢市アートホールほか/石川県)
2010/4/29~5/8 ジャンヌ・ダルク祭(オルレアン/フランス)
2010/4/29~5/16 ショパン 生誕200年記念上映 映画「別れの曲」(東京都写真美術館ホール/東京都)
2010/4/29~5/30 国芳の木曽街道六十九次(平木浮世絵美術館/東京都)
2010/5/15~10/3 オーバーアマガウ「キリスト受難劇」(ドイツ)
2010/5/19~5/31 ついに日本にやってくる「マイケル・ジャクソン遺品展」(六本木ヒルズumu(東京都)

2010年04月20日   おすすめ情報
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