旅カレンダー

世界では、日本ではどんなイベントがあるの?
編集部が面白がりながら厳選したイベント(お祭、催事)や小さな旅をご紹介

そのなかからピックアップしたおすすめ情報(週1更新)も、お楽しみに

おすすめ情報

9月1日~9月20日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)

開催中~8月31日のイベントスケジュール(2010/8/20現在)


お遍路の道【1】(四国88ヵ所巡礼路)

国内の数ある巡礼路の中で最も有名で、最も親しまれているのが「四国八十八ヶ所めぐり」。 弘法大師空海(お大師さま)の開いた四国の88のお寺(霊場)をめぐります。弘法大師と二人旅という意味で「同行二人(どうぎょうににん)」という、なんとなく安心できる言葉が、この遍路(へんろ)旅の合言葉。
88ヵ寺を回ると、四国を一周するんですよ。ウォーキングコースとしても優れています。すべてを歩きでという人もいますが、もちろん車や自転車でも。思い立ったときが“そのとき”です。
春は巡礼ウォーキングにはぴったりの季節。心のお洗濯にいかがですか?

こんな親切な道標がいたるところに 貼られているので、安心して歩けます。

歩きで45日、1200kmの旅です。
道を迷ってしまわないかしら? という心配もごもっとも。
ですが、こんな親切な道標がいたるところに
貼られているので、安心して歩けます。
ほとんどが電柱やガードレールに貼られています。それを目当てに進みましょう。
http://www.omotenashi88.net


巡礼好きの旅子も、今回の四国お遍路は初心者です。「バンクーバー」特集号(2010年3月号)の定期購読者プレゼントでお世話になったホテル サンシャイン徳島の「歩き遍路お試し宿泊プラン」を利用して、1番から10番までの霊場(札所)に行ってきました。

1番霊場(札所)のある出発点、徳島県(阿波の国)は仏の心を起こす「発心の道場」、難所の多い高知県(土佐の国)は「修行の道場」、煩悩が断ち切れた頃に入る愛媛県(伊予の国)は「菩提(ぼだい)の道場」、煩悩が消滅する最後の国香川県(讃岐の国)は「涅槃(ねはん)の道場」と呼ばれています。

旅カレンダーでは、1番から10番までの霊場を2回にわたってご紹介します。
1回目の今回は、1番霊場と、「お遍路(へんろ)」をはじめる前に知っておくと便利なことを特集します。

●1番霊場「霊山寺」

うず潮で有名な鳴門にある1番霊場「霊山寺」。

うず潮で有名な鳴門にある1番霊場「霊山寺」。
立派な山門です。
最初はガイドさん(左)と一緒に行くのもいいかもしれません。
先達と呼ばれる88ヵ所を4回以上回った経験豊富なガイドさん。巡拝の手順やお参りの仕方、エチケットなどを教えていただけます。


山門は、お寺の玄関。

山門は、お寺の玄関。
山門前で一礼してはいります。
出てくる参拝者とぶつからないように
左側通行です。
出てくる人々も左側を歩いています。


参拝の前に、手を洗います。

参拝の前に、手を洗います。
柄杓に使う分のお水をすくい、
左手を洗います。
右手を洗います。
口をすすぎます。
最後に残ったお水で
柄杓の柄を洗います。


鐘は、お寺に入ったときに打ちます。帰りには打ちません。

鐘は、お寺に入ったときに打ちます。
帰りには打ちません。


金剛杖は、歩きの大切なパートナー。お大師さまだと思って一緒に歩きます。

金剛杖は、歩きの大切なパートナー。
お大師さまだと思って一緒に歩きます。
お堂には、杖を預けて入ります。
杖の持ち手の部分にはカバーをかけます。
お大師さまのお顔の部分なので、
直接に触れないようにと考えられています。
タオルなどを巻いている杖もよく見かけます。

◆トイレの中にも持って入りません。


ローソクやお線香に火をつけて本堂へ。貰い火はせず(その人の縁をもらうことになるので)、自分で点けた火で灯します。ローソクはご先祖様に明かりで自分が来たことを知らせるため、お線香は香りで知らせるといわれています。気に入ったものを最初に一箱用意しておくことをおすすめします。◆ライターなど、火を点ける道具もお忘れなく。

「納め札」に願うことを書いて納めます。

投げるのではなく、手渡すような気持ちで入れます。
「納め札」に願うことを書いて納めます。お賽銭の額は、気持ちのままに。投げるのではなく、手渡すような気持ちで入れます。お経を読んで「大師堂」へ。「大師堂」でも同様に。


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お経を読む(勤行)様子の一部です。こちらの動画でどうぞ

◆「四国八十八ヶ所めぐり」は、お寺のお堂と「大師堂」の2ヵ所に同じようにお参りするのが特徴です。

納経帳にご朱印をいただきました。達筆です。

納経帳にご朱印をいただきました。
達筆です。


納経帳には、お寺の絵が印刷されています。

納経帳には、お寺の絵が印刷されています。
ほかの巡礼地では、ご本尊の絵が描かれていたり、表紙もいろいろ。記念の思い出にもなります。
スタンプラリーの感覚で集める方もいれば、巡礼を重ねられて真っ赤になった方のもあります。


◆ご朱印に関しては、以下の記事もどうぞ。
やまとは国のまほろば
梅とパンダと熊野古道(西国33所巡礼1番、2番)

●巡礼スタイル

歩き遍路(左)とバイク遍路(右)スタイル。

歩き遍路(左)とバイク遍路(右)スタイル。
好きな格好でいいのですが、傘、白袈裟、杖は必須かと。
傘は日よけや雨傘代りに。
白袈裟は、参拝する正装のひとつ。
白袈裟に輪袈裟を首にかけて完璧です。
お遍路さんの格好になることによって沿道の地元の方々との“お接待”
という交流も生まれます。
四国遍路旅の優しさ、癒され感を
感じてみましょう。


●道標いろいろ

道標は、迷いやすいところに立てられています。
道標は、迷いやすいところに立てられています。左のような石の道標は、何度も回った先達さんの寄進によるものが多いです。この道標は、88回の時に寄進されたもののようですね。寄進者の「中務茂兵衛」という行者さんは、明治から大正にかけて遍路をされた方で、なんと、280回も回られたのだそうです。1周45日かかるとして280回ということは、12600日……35年もの巡礼ですか……。なにが茂兵衛さんをそうさせたのでしょうね……。巡礼中に茂兵衛さんに出会った人々は、あやかりたくて持ち物を貰いたがったとか。
右下の黒のマークはお大師さまの印です。この印も道しるべのひとつです。

●歩きの注意

金剛杖をつきながらの歩き遍路。

金剛杖をつきながらの歩き遍路。
ですが、橋の上では、杖はつきません。
弘法大師がある時、宿がなく橋の下で寝ていたということがありました。
今でも橋の下に寝ていると考えられていて杖のコツコツいう音をたてないようにしているのだとか。


●おすすめガイドブック

「四国遍路ひとり歩き同行二人(地図編)」。遍路歩きの、かなり強い味方です。

四国遍路ひとり歩き同行二人(地図編)」。
遍路歩きの、かなり強い味方です。


◆次回は2010/5/11に遍路旅2番~10番までご紹介。ツアーの美味しい&ヘルシーな夕食もご紹介します。(by 旅子)


【四国で開催されるイベントです。番外編として「龍馬伝」展もおすすめです。】

◆開催中~2010/5/30の土日祝 トロッコ列車「清流しまんと号」運転中(高知県)
◆開催中~2011/1/10 土佐・龍馬であい博(高知県)
◆開催中 龍馬の生まれたまち歩き~土佐っ歩(龍馬の生まれたまち記念館/高知県)
◆2010/4/27~6/6 「龍馬伝」展(江戸東京博物館/東京都)
◆2010/5/1~5/5 Tシャツアート展(砂浜美術館/高知県)
◆2010/5/3 肥土山農村歌舞伎(小豆島/香川県)
◆2010/5/3~5/5 仁淀川紙のこいのぼり(いの町/高知県)

2010年04月27日   おすすめ情報
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