
インドのほぼ南、スリランカの南西にあるモルディブ共和国は、インド洋上に浮かぶ穏やかな珊瑚礁の島々。合わせて1200ほどもある島々の多くは、5分か10分で一周できるほどの規模で、驚くほど小さい。海抜もせいぜい2メートル程度だから、総じてこぢんまりしている。山も、河も、谷も、ここには、まず、ない。平らな島を覆っているのは、珊瑚礁で出来た砂ばかりだ。
そんなちっちゃな島に、とっておきの洒落たコテージやレストラン、プールが用意されているから、空港からスピードボートに乗って島に降り立った私たちは、旅路の果てに小さな楽園にたどり着いたような錯覚に陥ってしまう。ここは地上の竜宮か?
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「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」 |
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「タージ・エキゾティカ」は、 |
今回、私たちが訪ねたのは、インドを代表するホテルグループTAJが経営する「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」と「タージ・エキゾティカ」という2つのリゾート。それぞれの概要は、本誌の記事(2010年5月号)を是非お読みいただくことにして。ここでは、ちょっとしたこぼれ話と、モルディブ最先端のリゾートの過ごし方をご紹介――。
コテージの一室からも、レストランからも、見えるものは海ばかり。でもこの海がゴージャス。時々刻々と色を変え、一日中眺めていても飽きることがない。まず、日の出とともに海が煌めくモーニング・グローリーの美しさ。その後も海面はエメラルドグリーン、サイダー色、コバルトブルーと変化し、総仕上げは優雅なサンセットだ。空には、時々、他のリゾート目指して水上飛行機が飛んでいく。滑走路などないから、空港から遠いリゾートへは、水上飛行機がゲストを運ぶ。
ちなみに、モーニング・グローリーは「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」がおすすめ、サンセットは「タージ・エキゾティカ」が美しい。
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「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」の |
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こちらは |
モルディブでは、どの施設でもダイビングなど南国リゾートならではのレジャーを楽しむことができるが、このリゾートでおすすめするのは、ひたすらモルディブ時間を味わう「何もしない休日」。朝日とともに起き、ゆっくりと朝食を食べて、浜辺でくつろぐもよし、プールサイドでのんびり読書するもよし。島のあちこちには、のんびり過ごせるようにハンモックが吊されている。
特にじっくり味わってもらいたいのは、食事。「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」にもタージ・エキゾティカ」にもヴァイキングはなく、料理は全てアラカルト。しかも、フレンチ、イタリアン、中華、アジアン、インド、和食など、あらゆる料理を選ぶことが出来る。食材はほとんど輸入だが、魚介は目の前のインド洋の幸だから、文句なくおいしい。モルディブの人びとはもともと魚が主食。島に家畜を飼うスペースがほとんどないこともあり、カツオやマグロは重要な食材で、モルディブカレーといえば、マグロ入りのフィッシュカレー。なまり節のようなカツオが乗せられたサラダもあって、とてもおいしい。日本人とみると、シェフは寿司や刺身、カルパッチョをすすめたがる。日本のスシは、モルディブでも人気料理なのだ。
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(左)モルディブの“スシ”。 |
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超高級ワインが居並ぶワインカーブ。 |
ワインを楽しむのもおすすめ。エキゾティカはワインカーブが充実しており、ロマネ・コンティ、ペトリュスなど、東京でもめったにお目にかかれない超一流ワインのボトルが並んでいて、眺めるだけでも楽しい。エキゾティカは、今や世界中のお金持ちが集まってくるモルディブ最高峰のリゾートとして知られており、ソムリエは、常にワインの品揃えに気を配っている。もちろん、リーズナブルなワインもある。モルディブ時間をたっぷり味わいながら、世界の一流都市にいるかのような食卓を楽しむ。これが最先端の南国リゾートの過ごしかたなのだ。
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海辺のカクテルもオシャレ。 |
ヴィヴァンタのスタッフはほとんどがインド系。おおらかで、ユーモアたっぷり。いつも上機嫌でゲストの相手をしてくれる。カップル以外にファミリーも多いヴィヴァンタならではのサービスだ。一方、エキゾティカは、世界各国からスタッフが集まっている、ロシア系、北欧系、中国系、ジャパニーズ……。ロシアの大金持ちや、インドのIT長者、中国の実業家や、時には有名なタレントもお忍びで訪れるのもエキゾティカならでは。
●モルディブのタージグループのエコ

「ヴィヴァンタ・バイ・タージ」(左)、「タージ・エキゾティカ」(右)が、
それぞれ独自に精製しているミネラルウオーター。ガラスボトルなので、リサイクル可能。
無料で提供される。スパークリングタイプもある。
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リネンの交換が不要な方は、この木を |
(by ゆみねこ)








