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ヴェネツィアの昼と夜

カメラマンのSです。「今回も雨だったのか?」とお聞きになりたいと思いますが、その答えは……、是非、誌面をご覧ください。(2010年7月号です。)
今回の「旅なび」は、撮影の合間やオフ時間の町の光景をご紹介します。

●ヴァポレット
私たちが日常使うバスのように、水の都ヴェネツィアにも同じように水上バス“ヴァポレット”がある。これを使って向こう岸の街に渡る。観光客も地元住民もみんなが利用するので、いつも満杯。乗ろうとしたヴァポレットをみて、一瞬「これに乗れるの?」って不安になるくらい。荷物だけでも満杯状態なのだ。
ヴァポレットの乗員は基本2人のよう。運転手と、バス停の名前を知らせてロープで船を固定する乗組員と。
乗るたびに関心してしまうのが、この2人の呼吸。船はロープ1本だけでバス亭(船着場のことです)に固定されるのだが、その手際がスマートでかっこいい。
まず船がゆっくりバス停に近づく、乗組員がロープで輪っかを作って対岸の鉄棒に投げ入れる、運転手は船をバックさせてロープを締め上げバス停と密着させる。
毎回のことであるが、つい見入ってしまう。

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取材の最終日、いつもと違って乗務員が若くてかっこいい。ハキハキした声にも張りがあるし、キビキビ働いていた。これは女性読者、並びに編集女子たちのためにビデオ撮影しなくては! ……と思い、録画したので見てください。
何度でも再生してくださいね。イタリアのイケメン君です。

●夜のヴェネツィア、ほろ酔い散歩
その日その日の締めの乾杯ビール、ヴェネチアでは“プロセッコ”が僕を待っている。

朝からの街撮影も太陽が隠れると必然的に終わりになる。いつも丁度「休みたい」ってころに日が暮れてくれるから不思議。そしてその日その日の締めの乾杯ビール、ヴェネチアでは“プロセッコ”が僕を待っている。プロセッコは、イタリアのスパークリングワイン。口当たりの軽いお酒です。(で も、意外とアルコール度は高い。)

今回コーディネートでお世話になった持丸さんは昼間の仕事も完璧でしたが、夜のちょっと一杯のBARチョイスも素晴らしかった。

僕は、撮影が何日も続く出張で晩飯をたら腹食べてしまうと、次の日からどうも体が重く感じる。でも、いつもレストランに入ると、肉やパスタを“頼まなきゃ悪いかな”って思って注文してしまう。それではまずい。でも酒は飲みたい。飲まなきゃ一日が終わらない気がする。

ところが今回、コーディネーターの持丸さんが僕の悩みを見事に解決してくれた。スーパーコーディネーターだ。毎晩、味が重ならないように、あるときは立ち飲みのバルでワインを片手にヴェネチア風コロッケを齧ったり、あるときは運河が見えるテーブル席で酸っぱ旨い魚料理とポテトサラダとカリカリのパンにワインだったりと。
ほとんどが地元のおっちゃんたちが家路に着く途中に寄るような店で、その普通さが一番嬉しかった。おっちゃん4人が近所のスーパーのビニール袋をさげて飲んでいた光景には、いずこも同じだなあと笑った。

誌面には絶対使われないだろうなと思いつつ、夜の街を撮影しながら歩く。
そのあとほろ酔いかげんで我々も家路に。誌面には絶対使われないだろうなと思いつつ、夜の街を撮影しながら歩く。


路地に浮かぶ月を撮ったり、まだ遊んでる子供たちを撮ったり。
カメラを超高感度に設定して息を止めて撮る。路地に浮かぶ月を撮ったり、まだ遊んでる子供たちを撮ったり。

9時を過ぎると道を歩く観光客はほとんどいないので、ゆったり街を感じながら歩ける。しかしヴェネチアは迷路の集まりみたいな街なので、迷子にならないように何度も方向を確認しながら。

迷路のようなヴェネツィア。

迷路のようなヴェネツィア。
迷子にならずに、無事ベッドに帰還。


(by カメラマンS。今回もまた山道で記録的な大雨に遭遇。何ページか分かりますか?)

2010年06月01日   遊ぶ
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