奄美大島(鹿児島県)は、屋久島と沖縄のほぼ中央位置にある南の島。飛行機だと、東京から約2時間半の直行便が1日1往復、鹿児島空港からは約1時間で6往復ほど出ています。
ミュージシャンの
元(はじめ)ちとせさんの歌声に驚かされ、奄美を知ったという人もあるのでは? 最近では2009年の皆既日食でも有名な地です。同じ南の島でも、沖縄とはまたひと味違った、島時間がゆったり流れる魅力の島です。
今回は、この島の力に癒され、才能を発揮した画家をご紹介します。
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空港のすぐそばに、白くて大きな丸い屋根が見えたら、そこが「 |
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絵がお見せできないので、絵葉書ですみません。 |
田中一村は、栃木県生まれの不遇の天才画家。昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、奄美大島に移り住みました。大島紬の工場などで働き、衣食住を切り詰める生活の中で奄美を描き続けたのだそうです。昭和52年(1977)、69歳でその生涯を終えました。奄美の森や林の中に分け入ると、一村も目にしたであろう、南独特のこんな光景が見られます。

霧のかかった森の中で見つけた椰子の芽(左)。パイナップルのようなアダンの実。鳥の大好物。

(左)人家の庭先にバナナがなっています。塀の上には「水事貝」と呼ばれる貝が、火事や水難といった“魔”から守る魔よけとして置かれています。各家の軒先に吊るされているのをよく見かけます。
(中)青いパパイヤの実。黄色く熟してしまうと鳥に食べられてしまうので、人々は青いうちに食べます。炒めたり、サラダにしたり、お漬物にしたり。奄美では大事な食材です。(右)ちょっと珍しいもの発見。パパイヤの花です。なんだか、田中一村の絵にも出てきそうなお花です。
●奄美のご飯は優しい味
奄美の味を体験するには、まずはこちらでお試ししてみませんか。奄美パーク内の「たかくら」さんです。あまりに優しい味に、一気に箸が進みます。南の島ということで、考えていたような味を見事に裏切られて、幸せな第一食となりました。東京から直行便で来ると、お昼に丁度いいですよ。
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「たかくら膳」(\1,575)。ここに、青さと塩豚のお吸い物が付きます。塩豚の塩加減と青さの繊細な食感がよくなじんで、とっても美味。この優しさって、台湾料理と似ているような。。。 |
(左上)モズクの天ぷら、ハリセンボンの唐揚げ、カワエビの唐揚げなど。(中上)飛貝煮、青さ炒りだし巻き卵、青チビキ(魚)焼。(右上)冬瓜と鶏ひき肉の煮物。(左下)はんだま(水前寺菜)入りちらし寿司、パパイヤの漬物、イギス(ヒトエグサ)の味噌漬け。(右下)ヤイトカツオのタタキ、そで烏賊の刺身。
【田中一村の展覧会が開催されます】
◆「開館15周年記念 特別展 田中一村 新たなる全貌」
2010/8/21~9/26 (
千葉市美術館/千葉県)



