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瀬戸内でアートな目を鍛えよう

今年の夏、いちばん注目を浴びている瀬戸内の旅。瀬戸内国際芸術祭は10月31日まで開催中です。みなさん、ぜひこの機会に瀬戸内へ足を伸ばしてみてください。

誌面では紹介できなかったこぼれ話、掲載できなかった写真をいくつかご紹介いたします。
瀬戸内の島々へ出るには高松港、宇野港などが便利。

今回の取材では主に高松港を利用しました。

今回の取材では主に高松港を利用しました。
ではいざ!


まずは現代美術のメッカとして有名な直島へ。

まずは現代美術のメッカとして有名な直島へ。
宮浦港では、草間彌生のカボチャと、
建築家チームSANAAのベンチが迎えてくれます。


この港のそばにあるのが、「007『赤い刺青の男』記念館」。
この港のそばにあるのが、「007『赤い刺青の男』記念館」。007シリーズの小説の中で直島が舞台となっている作品を映画化しよう! 直島でロケしよう! というムーブメントのひとつで、町の有志が運営している施設です。恐る恐る中に入ってみると、007関連資料がどっさり並んでいました。奥のテレビに流れている映像には、なんと、福武總一郎さんがご本人役で登場! 直島の浜辺で草間作品をバックに語るシーンもあります。かなり笑えるので、くれぐれもお見逃しなく。

銭湯では「ラムネ」ならぬ「ラブネ」も買えます。

この島ではやはり、大竹伸朗さんが手がけた
銭湯「I湯」にかならず入りたい。
銭湯では「ラムネ」ならぬ「ラブネ」も買えます。

ところで、日本の地方で開催されるアート祭の効用のひとつに、作家作品を見ているうちに、いままで見慣れた気になっていた風景に新しい「美」を発見する、ということがあります。

たとえばどんなものかというと……。

どうです?この独特の輝き。
犬島では、浅瀬から顔を出す動物の背中のような石たち、古い消火栓、精錬所の精錬過程で発生する鉱滓からつくられたカラミ煉瓦(右)。どうです? この独特の輝き。

現役灯台はもちろん、蜘蛛の巣さえアートに見えてしまった。

男木島では、
明治時代から使われている
現役灯台はもちろん、
蜘蛛の巣さえ
アートに見えてしまった。


女木島、鬼の洞窟出口の上には、柱状節理というものが見られます。

女木島、鬼の洞窟出口の上には、
柱状節理というものが見られます。
これは500年前の火山の噴火でできた
五角形の玄武岩の石柱。
まるで牛蒡が束になっているみたい。


豊島では、錆びた鉄の柵さえインスタレーション作品のよう。

豊島では、錆びた鉄の柵さえ
インスタレーション作品のよう。


小豆島の豊福亮さんの作品(左)を取材している時は、造船所の道具や廃材もアート作品に見えてきました。
小豆島の豊福亮さんの作品(左)を取材している時は、造船所の道具や廃材もアート作品に見えてきました。

中山の歌舞伎舞台のそばの狛犬くんの、前のめりポーズも、なんとも印象的。

中山の歌舞伎舞台のそばの狛犬くんの、
前のめりポーズも、なんとも印象的。


こんなふうになにげない風景に美やユーモアを見出す目が肥えてくればきっと、旅から戻っても日常生活が違って見えてきます。これぞ旅の偉大なる力。あなたの目だけがとらえられる美しいもの、おもしろいものを、ぜひぜひ旅の過程で探してみてください。

(by こぐま)


◆「瀬戸内国際芸術祭」のお兄さん版、「越後妻有 大地の祭り2010夏」(新潟県十日町・津南町)も8月1日~31日(2010年)まで開催。ガイド付きツアーバスも便利です。

2010年08月03日   遊ぶ
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