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蕪村 放浪する「文人」

蕪村というと現在では俳人として名高いといっていいと思いますが、明治の頃までは画家としての知名度の方がはるかに高かったようです。当時の京都の文化人名鑑というべき「平安人物志」の安永四年(一七七五)版では、画家の部で蕪村は、円山応挙、伊藤若冲、池大雅に続く四番手として掲載されています。応挙、大雅といえば日本美術史の巨人、若冲は今や人気絶頂の画家であることは皆さん、御存知の通りです。蕪村の書もなかなかセンスのいい文字で惹かれる方も多いところですから、本書で江戸ルネサンス最大の総合芸術家としたゆえんです。

2009/11

[特別対談]中谷美紀×赤木明登
「つくること、演じること」
 中谷美紀+赤木明登
「波」2011年7月号より

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