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反骨の画家 河鍋暁斎
幕末の志士たちもすごいが、同じ江戸から明治への転換期に活躍した、この画家もすごい! 驚くのは作品の幅の広さ。狩野派仕込みのオーソドックスな仏画があるかと思えば、諧謔精神に満ちた戯画がある。おどろおどろしい幽霊画がある。愛らしい動物画もある。もちろん、たおやかな美人画も……。とにかくオールマイティ、しかもどの作品も完成度は並みじゃない。
ところが、この河鍋暁斎という絵師、何故か久しく忘れられていたのだ。海外では、常に北斎と並び称されてきたというのに! しかし、2008年、京都国立博物館で開催された大回顧展をきっかけに、ようやく再び脚光を浴びることになった。
本書では、上記展覧会の立役者である同志社大学教授・狩野博幸さんと、暁斎の曾孫にあたる河鍋暁斎記念美術館館長・河鍋楠美さんが、熱き思いをこめて、暁斎の多岐にわたる作品群と数奇なる生涯を紹介している。稀代の画家の尽きせぬ魅力を、とくとご堪能ください。

美人図は暁斎の十八番のひとつ。
着物の柄や小道具にもこだわった。
《文読む美人》
明治21年(1888)頃
絹本着色 125.0×48.0cm
河鍋暁斎記念美術館

河鍋暁斎記念美術館
河鍋家に伝わる3000余点の暁斎やその門人たちの下絵、
肉筆画、版画、工芸品などを収蔵している。
埼玉県蕨市南町4-36-4
Tel:048-441-9780
http://www2.ocn.ne.jp/~kkkb/

河鍋暁斎記念美術館
2010/07
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