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発行:2005/11/25
128ページ 定価:1,365円
ISBN:4-10-602138-2
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牛舌型のクッキー「牛舌酥(グーチーソー)」はシンプルな旨さ。宜蘭の老舗店「老元香」にて。撮影=平野久美子

台湾人の大好物、豚三枚肉の煮しめ。弁当にも必ず入っている定番のおかずだ。撮影=平野久美子

柔らかく煮たピーナッツがたっぷり入った「豆花(タオフェイ)」は、日本でも人気上昇中。撮影=平野星良
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【編集者のことば】
2004年12月某日、当時、台北に滞在中だった本書の著者・平野久美子さんを訪ねて台北へ。
午後8時過ぎ、平野さんと、彼女の友人でお茶の製造販売業を営む湯さんご夫妻の案内で市街を巡りました。季節はずれの台風がもたらした暴風と断続的な雨を避け、アーケードの下をずんずん歩くと、麺やらご飯やら肉やら、なんだかよくわからないものやら、さまざまな店が並んでいます。レストランというより、食堂、もしくは屋台感覚。あいにくの天候ながら、どこも結構にぎわっています。その夜は、一気に鶏肉飯、担仔麺(そぼろ肉のせ汁麺)、豆花、碗 (米汁の茶碗蒸し)を賞味(注:各皿は、かなり小ぶりです!)。幸い雨の止んだ翌朝は、地元民しか来ないという秘密めいた雑居ビル内の店で焼餠油條(小麦粉を油で揚げたものをはさんだパン)と豆漿(豆乳のスープ)の朝食。さらに市場で花寿司(巻き寿司)や黒輪(おでん)をつまみ、魚丸湯(つみれ入りスープ)をすすり、レトロな洋食店で台湾風オムライスを。おやつに芋頭麺包(芋アンパン)をかじって、夜は火鍋に挑戦……。たったの2日で食べたこと、食べたこと。それが軒並み「フォーチャァ(旨い)!」(しかも安い)。さすが、ローカルフードのヴァラエティではアジア随一ともいわれる台湾。短いながら、台湾の食の奥深さに触れることのできた旅でした。
さて、そんな台湾に“食べ惚れた”平野さんの渾身の作である本書では、あらゆる「フォーチャァ」を紹介しつつ、この豊かな食文化を育んだ台湾の重層的な歴史背景にも迫っています。ぜひ、皆さまにも「フォーチャァ」を体験していただきたいと思います。
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| 目次 |
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米で作った伝統菓子「紅龜 (アンクーグェイ)」。人生の節目や季節の祭日ごとにお供えする。撮影=佐藤慎吾

豚肉の煮しめとキャベツなどをはさんだ台湾式バーガー「割包(クァパオ)」。撮影=平野久美子

麺類には戦後、大陸から伝わったものが多い。牛肉を食べる習慣がなかった台湾に味覚革命を起こした牛肉麺。撮影=平野久美子

台北の人気茶館「徳也茶喫」のお茶を使ったオードブル。まだ試作段階だが、そのうちメニューに登場するだろう。撮影=平野久美子
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食べ惚れて、台湾
序章
麗しの島、フォーチャァの系譜
第一章
第一章 現代台湾が生んだ新伝統食
山菜ブーム、台湾茶、 餐、魯麺、人参鶏肉湯、etc…
第二章
郷愁を誘う伝統の味
魯肉飯、肉鬆、排骨湯、米苔目、潤餠、炸蝦巻、
魚丸湯、胡椒餠、etc…
第三章
日本食との融合
蓬莱米、花寿司、黒輪、醤油、甜不辣、紅豆餠、芋頭麺包、etc…
第四章
戦後の新移民が伝えた味
蓬莱米、花寿司、黒輪、醤油、甜不辣、紅豆餠、芋頭麺包、etc…
第三章
日本食との融合
麺、焼餠油條、豆漿、火鍋、臭豆腐、大餠、広東香腸、etc…
我が家で再現するフォーチャァ
台湾の歴史を振り返る
本文協力店、掲載店一覧+主な参考資料一覧
column
ミネラル冷泉と無添加おやつ
信仰深いグルメが守る伝統菓子
アイスクリーム春巻
小麦食普及の舞台裏
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