刊行にあたって、後日談を掲載
一問一答
――1日をどう過ごしていますか?
 早く起きてウォーキングとかしたいのですが、暑さに負けて寝坊してます。「ゲゲゲの女房」を見て朝食をとり、午前中は風呂掃除とか家事をしています。午後は昼寝と読書をして、夕食の準備に時間を掛け、食後夜10時すぎには寝てしまいます。

――会社を辞めた今の率直な感想は?
 サボりすぎでしょう! 自堕落です。ダメな人間になりつつあります。

――退職していちばん変わったことは?
 家事とか自分のメンテナンスがいかに大仕事であるか、いまさら驚いてます。専業主婦は大変な仕事だと思います。

――野良犬生活の良いところは何でしょう?
 まだ立派な野良犬とは言えないので…偉そうなことは何も言えません。

――逆に野良犬生活の悪いところは?
 いくらでも自堕落になれるところは怖いですね。

――再就職はするのですか?
 仕事はしたいと思っています。それがどこかの会社に就職することになるかどうかは微妙です。

――今いちばん欲しいものは?(退職金の使い道は?)
 暑さに負けない強い身体と、痛まない腰です。あと、部屋が狭いので異次元空間とかレンタルできないものでしょうか。退職金は堅実に運用するつもりですがまだ何もしていません。

――何をしているときがいちばんリラックスできていますか?
 歴史の本を読んでるとき、Podcastで「TBSラジオ・ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」を聞きながら家事をしてるとき、です。

――最近オススメの映画は?
 ダニエル・クレイグ主演の007は面白いですね。これまで、寅さん、007、スターウォーズなどの大メジャーな連作は見てこなかったのですが、これは失敗でした。こういうのは海外ドラマと違ってDVD一気鑑賞とかでは追いつかない、長年の蓄積が必要なので。とりあえず最新作の007はこれから見続けようと思います。

――最近オススメの書籍は?
 野口武彦先生の歴史の本、というか史料に基づいた歴史小説は大好きです。大河ドラマ「龍馬伝」には4秒くらいしか映らない人とかいるじゃないですか。でも彼らにもそれまでの人生、その後の人生、歴史に果たした役割があるのだ、という感慨を持ちます。

――最近注目している人物は?
 福岡在のファシスト・外山恒一さんに終始注目しています。こんど「デルクイ」という反体制思想誌を出されるとのことで期待しています(彩流社から8月刊行予定)。

――尊敬する人物は?
 勤勉に働いておられる方を尊敬しています。早く社会復帰したいです。

――書籍化のオファーがあったときの率直な感想は?
「早いね。ホントに俺が最後まで書くと思ってるのかな? ま、声をかけるのはタダだもんな」てのが正直なところでした。

――新潮社の人間に初めて会った時どう思いましたか?
 若いのにタフそうでたくましい人たちだな、と。

――書籍化が決まったときの周囲(家族、友人、同僚)の反応は?
 同僚が「決まったの? どこから?」と訊いてきたときは「うん、新潮から」と答えてましたが、「ふうん」以上の反応はありませんでした。家族・友人にはとくに伝えてません。

――実際にゲラなどの作業をしてみて=著者の立場になってみて思ったことは?
 編集者がいっしょに働いてくれるというのは頼もしく、また楽です。「電子出版で自分で何もかもやれば印税7割」という話もありますが、それは労多くして功少なし、もとい、品質低し、になるのではないでしょうか。

――出版界を離れてみて今どんなことを考えていますか?
 出版社というところは、いるだけで情報がいろいろ集まる「情報の交差点」のような場所です。いまそこから離れてみると、山の中で暮らしているような寂寥感を覚えます。しかし、かつて接していた多くの情報が自分の人生にとって必要であったかというと、どうもそうではないかもしれない、という気もします。

――ずばり、どのくらい売れるでしょう!?
 年内に2回重版できるようがんばりたいところです。

――いちばん読んで欲しいところは?
 冒頭30ページです(このくらいの量を面白く読んでもらえれば慣性がつくので、なんとか最後まで読んでもらえるだろう、という編集理論? があるのです)。

――5年後の出版界に期待することは?
 いくらか縮小しててもいいから、なくならずに存続していてもらいたいです。とくに文学を担っている人々が5年後も元気でいられるよう。

――ぶっちゃけ、この会社なら転職したい! と思うのは?
 消費税を増税するより麻薬・覚醒剤を合法化して課税すべきだ、という考え方があります(あるんですよ!)。麻薬・覚醒剤専売公社が発足したら、ぜひそこで働きたいですね。需要右肩上がりだし! リストラもしないよきっと!

――生まれ変わっても出版社に勤めたいですか?
 その前に、人間に生まれ変われるかどうかが問題かと。

――最後にコメントを下さった方々へひと言お願いします
 ほんとにありがとうございました。書籍にコメントを収録させていただいた方々に献本させていただくのでご連絡先を教えてもらっているのですが、その際「実は同業者です」と言われる方が想像以上に多く、改めて感銘を受けています。僕はこういう形でお騒がせした挙げ句、業界を去りましたが、みなさんの仕事は続いてるわけで、そのみなさんへの思いはとてもひと言では表せません。