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◆青版と赤版

2003年4月発売時の『バカの壁』初版は3万部で、そのときのオビは青色でした。その後、増刷にあたってオビは赤色に変更となり、現在まで赤色のままです。もしもどこかで青オビ版を見つけたら、今では結構貴重なはずなのでお買いになってみてはいかがでしょうか。

◆日本版と韓国版

出版直後に中国、韓国、台湾などから翻訳出版の申し込みがたくさん来ました。すでに韓国では出版されています。日本版にはないイラストがふんだんに使われています。韓国語では「パボネピョッ」というタイトルです。「バカ」は「パボ」になるのだそうです。
(※写真が『バカの壁』韓国版です。)

◆著者秘蔵の「バカの壁」とは?

養老さんの自宅には実際の「バカの壁」の素材があります。昨年、氏はヨーロッパに旅行した際に「ウマ」と「シカ」の絵のタイルを購入したのです。まだ、このタイルで壁をリフォームするという話はないようです。
◆『死の壁』製作秘話

『バカの壁』も『死の壁』も、養老さんの語りをもとにまとめた本です。いずれも長時間のインタビューがもとになっています。インタビュー場所は主に養老さんのご自宅です。自然が豊かな場所にあるので、インタビューの最中には、外にリスがあらわれたりということもありました。また、あるインタビュー日は、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁直後だったために、途中から飲みながら、ということになったりもしました。当然のことながら、ワインが入ったあとの部分は、ほとんど全部使えないものでした。